3ナンバーを1ナンバーに変更！税金・維持費はいくら安くなる？

前回は、5ナンバーを4ナンバーに変更する事によって税金を安くする方法を紹介しましたが今回は3ナンバーを1ナンバーにする方法について。

車を所有すると様々な経費がかかってしまいますね。家計にも大きな負担となってしまいます。

特に3ナンバーはエンジンの排気量が大きい事が多く自動車税の額がバカにならない金額となってしまうでしょう。そんな時に3ナンバーの乗用車登録から1ナンバーの貨物車登録に変更すると大きな税金対策となるのです。

しかし、全ての車種において貨物車変更ができるわけではありません。

今回は、貨物車に変更する具体的なメリットや変更方法についてまとめます。

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1ナンバーへの構造変更の条件

乗用車から貨物車扱いに変更しなくてはならないので、多くの車では『どういった事に使いやすい車か』という構造そのものを変更しなくてはなりません。

以上の5点です。いずれも5ナンバーを4ナンバーに変更した時と同じ条件となっています。

ややハードルの高い印象ですね。ただ、簡単な仕様変更によって貨物車登録できる場合は、変更作業以上のメリットがあるでしょう。

それでは、最も重要となる維持費の違いについてです。

それぞれの維持費を比較

それぞれの項目を1年分の支払額で比較します。（最も多いとされるランクル100の場合）

自動車税

【3ナンバー】

88,000円

【1ナンバー】

16,000円

差額：1ナンバーの方が72,000円安い。

重量税

【3ナンバー】

20,500円

【1ナンバー】

12,300円

差額：1ナンバーの方が8,200円安い。

自賠責保険

【3ナンバー】

13,920円

【1ナンバー】

24,040円

差額：3ナンバーの方が10,120円安い。

検査印紙代

【3ナンバー】

900円

【1ナンバー】

1,800円

差額：3ナンバーの方が900円安い。

123,320−54,140＝69,180円

そして、貨物車登録にすると新車時で2年、その後は1年に1回、車検を通す必要があります。その為、目安として1年に2万円ほど検査費用が多くかかるでしょう。

この2万円を引くと、

69,180−20,000＝49,180円

車検の検査費用を考慮に入れても毎年49,180円ほど維持費が安くなるという計算に。

1ナンバーにするデメリット

金銭的メリットの大きい貨物車への変更ですが、デメリットも多くあります。

高速代金が高い

3ナンバーは普通車という扱いで高速を走れますが、1ナンバーになると中型車という扱いになり料金が高くなります。

目安としては普通車の2割増し程になるでしょう。

2列目がリクライニングしない

貨物車にする場合は、荷台の空間をしっかり作る必要があるので3列目は取り外す必要があります。

さらに、乗車スペースも限られた範囲となるので2列目に関してもリクライニング機能が使えない構造変更をしなくてはなりません。

1ナンバーに変更するのも手間やお金のかかる作業となり、3ナンバーに戻すのも手間やお金のかかる作業となってしまうのです。

車検が多い

先程も触れましたが、新車時で2年、その後は1年に1回車検を受ける必要があるので3ナンバーのほぼ倍のペースで車検を必要とします。

1ナンバーへの変更はプロに依頼

3列目を取り外す作業や、2列目を固定する作業など様々な変更を必要とするので素人作業ではなかなか出来ない事も多いでしょう。

お店によってはこういった事を積極的に行っているお店もありますので、そういったお店に依頼する事をおすすめします。

また、ランクル100では1ナンバー登録が頻繁に行われてきましたが、ランクル200は構造上1ナンバー登録が少ないとされています。しかし、全くないわけではなく、構造変更の仕方次第で貨物車登録が可能です。そういった事を扱っている業者をインターネット等で検索してみて下さい。お近くのお店で行っていると改造もしやすくなりますね。

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