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中古車の現状販売の意味。お得?損?トラブルになる?

車を運転していると様々な中古車販売店を見かけるかと思います。

そして、中古車販売店の駐車場にはプライスボードの掲げられた中古車がずらりと並んでいますね。思わず価格を眺めてしまいますが、中には『20万円』『30万円』といった極端に安い車も。そして、それらの車をよくよく見ると『現状販売』や『現状渡し』という言葉が掲げられていたりします。

この現状販売とはどういった意味なのでしょうか?

 

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現状販売の意味

『現状販売』という言葉をそのまま解釈すると、『現状のままでの販売』という事になりますが、現状販売に含まれている意味はそれだけではありません。

現状販売に含まれている意味は、

「現状のままで販売します。そして、保証は一切ありません

現状のままで販売しますがいいですか?と謳っている以上、売ってから故障等のトラブルが起きても一切保証されないのです。

極端な例でいくと、買ってから数日後に車が動かなくなる事もあるかもしれませんが、現状販売と分かっていて買った以上、売り手側は一切修理してくれないのです。修理する場合は実否での修理となります(もしくは車両保険)。

 

現状販売は安い

現状販売には保証が一切ないというデメリットがありますが、価格が安いという大きなメリットもあります。

価格が安くなる理由は、

  • 整備費用をかけていない
  • 保証がない分

といった部分が挙げられます。保証を付ける場合は、トラブルが起きないようにより入念に整備されるので整備費用もかかりますし、保証がある分、今後かかる費用が想定されるのでその分も車体代に加える必要が出てくるのです。

現状販売は、これらの費用が掛からず安く抑える事が可能となるので、その分、販売価格を下げる事ができるのです。

 

現状販売となる車

では、なぜ現状販売の車があるのでしょうか?

車を売る立場になって考えてみると、

  1. 調子が悪いから買い替え
  2. 年式が古いので買い替え
  3. 走行距離が伸びたから買い替え
  4. 新しい車が欲しいから買い替え

これらの理由が挙げられます。

『4』以外の理由は、けして車がいい状態とは言えないうえ、大多数が1〜3の理由で車を手放します。

もちろん、1〜3の理由で手放した車に関しても整備をすれば乗り続ける事ができるでしょう。

しかし、年式や走行距離の進んだ車は、掛かった整備費用を上乗せした価格では売れない可能性が出てきてしまいます。

このような場合は、『現状販売』として店頭に並ぶ可能性が出てきてしまうのです。

 

現状販売は覚悟が必要

以上のような理由から、現状販売は通常の中古車よりリスクの高い中古車と判断できます。

  • 現状ということは何かしら万全でない部分がある(不安要素がある)
  • 保証がない

これらの事を理解したうえで、買わなくてはなりません。

中には、“買って数カ月後に壊れてトラブルになる”という事も少なくないようですが、いかなる事が起こっても売り手側は一切の責任を負ってくれないでしょう。これが、現状販売という事なのです

 

買うポイント

お金が多く用意できない場合など、現状販売の車から検討する事も少なくないでしょう。筆者自信、最初に買った車は現状販売でした。

デメリットを多く紹介しましたが、安く買えるのが大きなメリットであるという事は間違いありません。

現状販売の車もピンキリですので、程度の見極めをする事が大切です。

気になる車を見つけた場合、

「お金を支払うので保証を付けてもらえますか??」

と聞いてみて下さい。

この質問への対応は、

保証を付けれない⇒販売店の事情か、壊れるリスクが高いと判断した

保証が高い⇒高い部品が壊れるリスクが高い

保証が安い⇒比較的リスクが低い

こちらの3種類。対応の仕方によってリスクの度合いが伺えます。安い金額で保証を付けてくれる場合は、比較的、故障の可能性が少ない、もしくは高い部品が壊れる可能性が少ない車だという事が読み取れます。

この質問をしたからといって、必ずしも有償保証をつける必要はありません。ただ、少しでもリスクを減らす為には有効な手段となるでしょう。

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