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CVTはATより寿命が短い?結論、CVTの中古車でも問題ありません。

「CVTはATより寿命が短い」

こういった事を耳にした事があるかと思います。実際、商用車など多くの距離を走行する車には今でもほとんどの場合、MTもしくはATが採用されています。

実際に、CVTはATに比べて寿命が短いのでしょうか?

 

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CVTとATの違い

ATといえば自動的にギヤを変速してくれるのでアクセルのみの操作で加速をしてくれます。

CVTに関しても厳密にはAT(オートマ)の一部で操作性に関してはなんら変わりません。

CVTとATの最大の違いは、変速する瞬間が感じられるかどうか。ATに関しては、変速の瞬間に僅かなショックとエンジンの回転数の変化があります。一方、CVTは変速のショックや回転数の変化が一切なくスムーズに加速をしていきます。

ATに関しては歯車を使い力を伝え変速を行っていましたが、CVTは滑車のようなプーリーと呼ばれる部品とベルトなどを使い回転数を無段階に連続的に変更しているのです。

現在、コンパクトカーや軽自動車の8割以上がCVTとなっています。歯車でがっちり力を伝えるATに比べて摩擦力で力を伝えるCVTは大型エンジンには向いていないとされますが、現在開発が急速に進んでおり、段階的に大型エンジンを搭載した車にもCVTが増えるものと考えられています。

CVTが増えている最大の理由はやはり燃費の良さ。変速による回転数の変化がない分、無駄なく加速ができ10%前後の燃費向上に繋がるとされています。燃費の良さは大きなセールスポイントとなるので多くのユーザーがCVT車を好む傾向にあります。

 

CVTの寿命は?

では、本題の寿命に関してです。CVTはATに比べて寿命が短いとされますが、実際のところどうなのでしょうか?

かつて、スポーツ走行などをしていたCVTが壊れるという事が頻繁にありました。しかし、これらはCVTが開発されて間もない初期の頃の話しです。現在のCVTは、電磁クラッチをトルコンに変更するなど様々な場面で使えるように改良が進んでいます。

通常使いの耐久性に関しても飛躍的に向上してATに引けをとらないものとされています。

実際、商用車として売られているトヨタのプロボックスにも2014年からCVTが採用されました。これは、メーカー側の判断としてCVTでも壊れることなく長距離の使用に耐えられると判断しているからです。

CVTの寿命が短いというのはCVTが発売された初期の頃のイメージが今でも残っているからで、現行のCVTに関してはATとなんら変わらない耐久性を持っているものと考えて問題ありません。

 

中古車のCVTは買い?

「最近のCVTの質がいいという事は、中古でCVT仕様の古い車を買うのはダメ?」

と考えてしまいそうですが、中古車に関してもそこまで神経質になる必要はないでしょう。

スポーツ走行や商用車並に年間何万キロも走る場合は別ですが、一般的な使い方ではまず問題が起きる事はありません。

一般的な使い方であれば、おそらくエンジン系統の問題がでる前に他の部分に無理が生じて寿命を迎えるかと思います。

実際、私は、2003年式のCVT車に乗っていましたが、16万キロで乗り換えるまでエンジン系統のトラブルは1度もありませんでした。2003年式はCVTが発売され始めた初期の頃となります。その頃の車であっても一般的な使い方であれば早々問題は起きないのです。

おそらく、メンテナンスが行き届いていれば20万キロであっても問題なく乗れるでしょう。もちろん、個体差はあるので目安となりますが。

ただ、中古車を選ぶ時は走行距離の出来るだけ少ない車を選びましょう。CVTでもATでも走行距離が進んでいるほど負担がかかっている状態であるという事は間違いありません。

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