コラム

軽自動車にディーゼルエンジンが搭載されていた?今後の予定は?

2016/09/12

最近、自動車市場では『ディーゼルエンジン』を搭載した車が注目されています。代表格はマツダのCX-5でしょうか。これまでの『排気が汚い』というイメージを覆し、ロングヒットとなっています。

しかし、軽自動車にディーゼルエンジンを搭載するという話はなかなか聞かれませんよね。これだけディーゼルが注目されているのは『燃費』や『パワー』など様々なメリットがあるからです。

すでに、燃費が37km/lにまで伸びている軽自動車にディーゼルエンジンを搭載したら燃費やパワーなどあらゆる面で最高のユーティリティ性能を備える事になると思うのですが、なぜ、軽自動車には搭載されないのでしょうか?理由を探ってみます。

 

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ルール上は販売できる

根本的に軽自動車にディーゼルはOKなの?という疑問を持っている人も多いかと思います。

実際、軽自動車はボディサイズやエンジンの排気量などが厳密に決められていますので、『ガソリン車限定』というルールがあってもおかしくありません。

しかし、そのようなルールは決められておらず660ccという排気量の規格さえクリアできれば販売する事が可能です。

それでも、現在、ディーゼルを軽自動車に搭載していないのには『理由』があるのですが、かつては販売されていた軽ディーゼル車も存在しました。

 

唯一の軽ディーゼル車

1960年前後、今から55年ほど前に『ポニー』という名前の軽トラックがヤンマーから販売されていました。ポニーにはディーゼルエンジンが搭載され、軽自動車の歴史上、唯一の軽ディーゼル車とされています。

ディーゼルエンジンは、空冷V型2気筒358ccを搭載。最高出力は9ps/3600rpm。

この数値は現在では考えられないほど非力です。恐らく車体を動かすのがやっとで、坂道などをスイスイ登っていく事は出来なかったでしょう。

その為、ガソリン仕様のエンジンには勝てず僅か2年足らずで撤退をしています。

かつて、ヤンマーは『ヤンマーディーゼル』という社名でした。その為、「ディーゼルを使う!」という意地があったのでしょうか。この挑戦の姿勢は素晴らしい物がありますね。

しかし、当時の技術では同じ排気量のガソリン車にパワーで勝つという事は出来なかったようです。

 

開発コストや生産コスト

先ほどのCX-5の例を見てみると、ガソリン車とディーゼル車どちらの仕様も販売していますが、ディーゼル車はガソリン車に比べ15〜30万円ほど値段設定が高くなっています。

それだけ、開発コストや生産コストが多く掛かっているという事になります。

しかし、軽自動車は『価格が安い』というのが大きなメリットです。

開発コストも普通車の開発に比べ限られている上、1台あたりの利益も少なく「数を売る」必要があります。仮に20万円高い価格でディーゼル車を販売できるとしても売れるでしょうか?

CX-5は、オプションを付けると300万円を超えてくる車です。ここまでお金をかけるなら+20万円でより評判のいい物を、と心理が働くのは自然でしょう。実際、価格の高いディーゼルモデルが圧倒的なシェアを誇っています。

それに、理想的な軽自動車のディーゼルエンジンを開発するとしたら「普通車以上にコストがかかるかもしれない」という現状があります。

 

音や振動を減らすと燃費が悪化

ディーゼルエンジンは1気筒あたり350ccを切ると燃費性能が悪化してしまいます。しかし、軽自動車の排気量は660ccと決められており、1ccでもオーバーすると軽自動車での登録はできません。

その為、軽自動車でディーゼルエンジンを開発する場合、燃費の面でも許容範囲であろう330ccの2気筒という選択肢を取るしかありません。

しかし、2気筒では音や振動が激しく、仮に燃費やパワーが優秀でもけして評判のいい車にはならないでしょう。ガソリン車にはまず勝てません。1気筒あたりの排気量を減らし、220ccの3気筒という選択をしても、音や振動は静かになりますが燃費は大幅に落ちてしまいます。

このような事から『音』『振動』『燃費』『パワー』全ての面でガソリン車以上の性能のディーゼルエンジンを開発するのは相当なコストがかかると予想されます。

先ほどのCX-5は4気筒の2200cc。1気筒あたり550ccという事になります。その為、軽自動車のように排気量での問題は出てきません。

 

スズキの800ccディーゼル

昨年、スズキが800ccのディーゼル車をインドで発売しました。

スペックを見てみると、

  • 793cc
  • ディーゼルターボ
  • 最大出力46.6ps/3500rpm
  • 最大トルク12.7kgm/2000rpm
  • 燃費27km/l

なかなかのスペックではないでしょうか。パワーと燃費を両立しています。あと140cc排気量を小さくすれば軽自動車・・・、そんな簡単な話ではないと思いますが現実的なようにも感じますね。

しかし、あくまでもインド向けに開発された車で日本に投入予定は無いとされています。というのも、やはり2気筒という事で、抑えてはいるものの音と振動は他の車に比べ大きいようです。日本のユーザーには受け入れられないという事でしょうか。

 

今後の発売は?

現状、軽自動車用のディーゼルを開発しているという情報はありません。

その為、数年以内に発売される事は無いでしょう。

しかし、スズキの800ccのディーゼルターボは明るい兆しです。軽自動車メーカーの代表格であるスズキがディーゼルの技術を持っている事は今後の軽ディーゼル車にも繋がっていくのではないでしょうか?

もしかしたら、10年後20年後に軽ディーゼル車ブームが起きるかもしれません。

⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数

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