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軽自動車で家族旅行。加速や不便な点は?荷物は載る?

2018/09/18

日本の新車販売における軽自動車の割合は実に4割にもなります。

当然、唯一持っている車が軽自動車という事も少なくない話かと思いますし、夫婦2人でそれぞれ軽自動車という事もあるでしょう。

軽自動車が普及している理由は、税金面での優遇があり維持費が安く済むということですが、当然それだけではここまで普及していません。

走りや室内空間の充実など、実用面での満足のいく内容が伴っているからこそ、ここまで販売台数が増えたという事になるはずです。

しかし、そういった状況であっても、「長距離を走るなら普通車がいい」ということが言われる機会は少なくありません…。

どれだけ良くなっても軽自動車だし…、といった先入観が強いのも要因ですが、実際に軽自動車での長距離旅行などは不便なものなのでしょうか?

私は、子供1人の3人家族ですが、軽自動車しか持っていません。これまでに何回も軽自動車で家族旅行をしていますので、不便に感じた事などをまとめてみたいと思います。

軽自動車への買い替えなどを検討している人の参考になればと思います。

ちなみに乗っている車は、26年式のワゴンR(ターボ無し)で、子供は2歳ですが、チャイルドシートが14キロあるので、大きな子供を乗せているのとさほど変わらない重さと、室内空間の利用を必要とします。

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下道では力不足を感じない

まず、長距離に渡り一般道を走る場合ですが、スムーズに流れにのる事が出来ますし特に不便を感じる事はありません。

これは、普段使いでも言える事ですが、日常使いには不便を感じないほど軽自動車のパワーは向上しています。

私自身、もともとは、5ナンバークラスのツーリングワゴン(ランサーセディアワゴン)を使っていましたが、軽自動車に買い換えた時に感じたのは、エンジンの静かさと低速時の加速の良さ。

“良い”と感じたと言う事は、ひと世代前の車ではありますが、これまで乗っていた普通車にも勝っているということです。

音が静かで加速がいい、もちろん、車内空間の幅が狭いなど軽自動車らしい部分もありますが、利用する上で大事な部分を十分クリアしてくれています。

N-BOXなど車体が大きなものほど、動きがもっさりしてしまうものですが、それでも、下道の利用で不便と感じる事は基本的にないでしょう。

坂道での利用

続いて、一般道での峠越えなど、坂道を走る場合ですが、

こちらは、以前の記事にも書きましたが、男4人が乗車した状態で長野県で最も困難とされる峠を超えてみたところ問題なく加速しましたし、不便を感じる事はありませんでした。

私自身、長野県という土地柄、軽自動車を購入する際には、この点を重視(心配)していたのですが、拍子抜けするほど不便を感じる機会がありません。

当然、家族旅行で一般道を走る際にも様々な坂道を登る事になりますが、男4人で問題なかったものが家族旅行で問題になる事はありません。

ちなみに、スズキはモーターアシストなどがあり比較的加速面に優れているとも言われますが、ダイハツやホンダを試乗した限りではそれほど大きな違いがあるとは思えませんので、他社の軽自動車でも基本的に問題ないはずです。

高速道路の走行

続いて高速道路を走行する場合ですが、

こちらに関しては、以前にも特集しましたが、一般道と異なり、やや力不足を感じる機会が多くなるかもしれません。

低速での加速が良くなったとはいえ、排気量が660ccという事には変わりありません。

そのため、80km/hを超えたあたりからエンジンの回転が高くなり、90kmを超えると常時3,000回転以上の状態に。

もちろん、踏み込んでいればまだまだ加速をしますが、無理をしている感は否めませんし、パワー不足を存分に感じる事になります。

もちろん、ターボであればもう少し改善しますが、ノンターボの軽の場合は車種問わず共通してこのような状態になるでしょう。

そして、本来であれば高速道路は燃費が良いとされますが、軽自動車の場合は、このように無理をして走る事になるので、燃費が落ちるのが一般的です。
こちらの記事で検証をしましたが普段の燃費から2割ほど落ちると考えておきましょう。

また、中央道の最高標高1,015mに差し掛かる坂道では、常に登坂車線を走る事になりました。
一度だけ追い抜こうとしましたが、ベタ踏みでも加速できず…。

『高速走行+坂道』は、軽自動車の限界を感じる組み合わせです。

荷物を載せられる?

軽自動車は、走行面だけでなく、サイズの小ささも気になる点となります。特に旅行に行くとなるとさまざまな荷物を積み込む事になりますからね。

こちらに関しては、
着替えなど基本的なものだけで済む旅行であれば、4人家族でも荷室を使うなどで問題ありませんが、
スノーボードなど大きな荷物を積む場合はかなり無理が生じます。

軽自動車と一括りにしてもさまざまなタイプがありますので、ウェイクなど空間に特化したタイプであれば、4人でスノーボードも可能ですが、多くの車種では大きな荷物を載せる場合には座席を犠牲にしなくてはなりません。

私自身の話でも、普段の観光旅行などでは着替えなどを積む程度なので空間の狭さに不便を感じる事はありませんが、ボードまでは積まなかったもののウェアやソリを載せスキー場に向かった時はやや不便さを感じました。

これは、軽自動車に限らず普通車にも言える事ですが、ミニバンなど十分な空間を確保している車には利便性で劣ることになります。

最終的な判断は、どの程度の頻度で、どの程度の荷物を載せて旅行に行くのかで決まる

『軽自動車でも問題ない』といった結論が出せると良いのですが、残念ながら人によってどういった使い方をするのか異なるので、結論は出せません。

私個人の話で言うと、旅行に行く機会は多いのですが、スノーボードなど荷物の多いアウトドアをする機会はそこまで多くないので軽自動車で十分役割を果たしてくれます。

高速道路ではやや苦戦していますが、それでも頻繁に高速道路を利用するわけではありませんし、それだけで普通車にしたいとは思いません。

この先、子供が成長するにつれてスキー場に行く機会などが増えるのであれば意見が変わる時がくるかもしれませんが、現在は軽自動車で十分だと考えています。

もし、軽自動車を検討しているようでしたら『どういった用途で使うのか』ということを考えてみましょう。

荷物が多いようであれば、普通車の方がいいかもしれませんし、たまに旅行に行く程度で大きな荷物も積まないのであれば、軽自動車が適しているということになるかと思います。

ただし、車は安くないので、「軽自動車は、やっぱり不便だった…」と購入後に後悔しても、買い替えるという事が手軽にはできません。そういった意味では、「荷物が載るか不安…」と悩んでいる人は普通車を購入するのが無難になってくるかもしれません。

⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数

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