法律

もみじマークは何歳から?高齢者マークを貼る位置や罰則について

初心者マークは、

  • 免許取得後1年間貼る
  • 貼らないと違反になる

といった事を把握しながら付けている人が多いかと思います。

しかし、高齢者マーク(もみじマーク)に関してはどうでしょうか?おそらく、あまり知られていないというのが現状でしょう。

初心者マークほどの歴史がないという事や、初心者マークに関しては教習所で「貼らなくては違反になる」という事を説明された直後という部分が大きく影響しているかと思います。

今回の記事では、高齢者マーク(もみじマーク)を付ける年齢や、罰則、貼る位置についてまとめます。

 

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高齢者マーク(もみじマーク)の役割

高齢者マーク(もみじマーク)はその名の通り高齢者が付ける標識で「高齢者が運転している」という事を前後左右周りの車にアピールする役割を果たしています。

ちなみに、高齢者マークやもみじマークと呼ぶ事が一般的となっていますが、正式名称は『高齢運転者標識』。

高齢者マーク(もみじマーク)を付けている車を見かけると「高齢者が運転している」という事が一発で分かり、車間を空けるなどの対処をしますね。特に、近年は高齢者による大きな事故が増えていますのでこういった意識が一層強くなったように感じます。

ちなみに、高齢者マーク(もみじマーク)を付けている車に無理な割り込みや幅寄せをした場合は『初心運転者等保護義務違反』となり、6,000円の反則金、違反点数1点が付されます。少しややこしいのですが、初心者マークに対しても高齢者マークに対しても同じ『初心運転者等保護義務違反』が適用となるのです。

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高齢者マーク(もみじマーク)は1度デザインが変更しています。以前のマークはこちらでした。今でも使っている人を見かけますが、『落ち葉』や『枯れ葉』『汚れた水滴が落ちる様』という意見が多かったのが変更理由のようです。

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現在のマークはこちらで、これまでの高齢者マーク(もみじマーク)と初心者マークを混ぜたような色使いに四つ葉のクローバーをモチーフにしています。

 

高齢者マーク(もみじマーク)を付ける年齢は?

高齢者マーク(もみじマーク)が作られたのは1997年で、作られた当初は75歳以上の高齢者全員に義務付けられた標識でした。

その後、2011年にマークの変更が実施され年齢も70歳に引き下げられました。また、義務から努力義務へと変更され「加齢に伴って生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがある」というケースに該当する場合は標識を付けて運転をするように務めなくてはならないと道路交通法で定められています。

道路交通法には今でも「七十五歳以上のものが高齢運転者標識を付けないで普通自動車を運転すること」という一文が残っていますが、こちらは当分の間、適用しないものとされています。

 

罰則は?

努力義務となり、当人や家族に付けることへの判断を委ねられているので、罰則に関してもありません。

例え、周りが「運転危ないから付けてくれ」といった事を言っても本人が「大丈夫!」と言ってしまえば付けなくても許されてしまうというのが現状です。

ただ、現在は70歳以上の努力義務を定めている道路交通法附則第22条が有効となっていますが、今後廃止され、再びもともとのルールであった道路交通法第71条5第2項の「七十五歳以上のものが高齢運転者標識を付けないで普通自動車を運転すること」が適用される可能性も十分に考えられます。

その際には、高齢者マーク(もみじマーク)が義務となり、検挙された違反者には4,000円の反則金、違反点数1点が付されます。

 

高齢者マーク(もみじマーク)を貼る位置は?

高齢者マーク(もみじマーク)には、マグネットタイプと室内から貼る吸盤タイプがあります。その為、貼る位置について迷っている人も少なくないでしょう。

貼る位置については道路交通法で一定の基準が定められています。

地上0.4m以上、1.2m以下の位置で前方か後方から見やすいように表示すること

この基準に関しては初心者マークと全く同じです。地上0.4m〜1.2mが最も見やすい位置とされており、尚且つ前後から分かる様に前後1枚づつ貼る必要があるのです。

その為、高さに関する基準はありますが、左右どちらかといった位置指定はありません。見やすい高さであれば左右、中央どの位置に貼っても問題ないのです。

ただし、1点だけ注意しなくてはならないのが、フロントガラスには吸盤タイプを貼ってはいけないという事。

フロントガラスに貼っていいものは定められており、12ヶ月点検の点検スッテカーや車検の車検ステッカーなどに限られているのです。その為、吸盤タイプの高齢者マーク(もみじマーク)が使えるのはリアガラス(後ろ側の窓)のみとなっています。

また、貼る位置も運転に支障をきたさないようにリアガラスの隅に貼るようにしましょう。

マグネットタイプは高さの指定さえクリアしていれば、基本的にどの位置に貼っても問題ありません。ただし、前後の車に「高齢者であるという事をアピール」する意味合いを持っているので周りの車から見て見えやすい位置に貼りましょう。

 

追い越しはOK

高齢者マーク(もみじマーク)に対して罰則があるのは、幅寄せや無理な割り込みをした場合のみです。

その為、高齢者マーク(もみじマーク)の車を追い越す事には罰則は設けられていません。ただし、無理に追い越しをすると“無理な割り込み”に該当してしまう可能性もあるので注意しましょう。

 

最後に

高齢者マーク(もみじマーク)を付けていると、周りの車は“車間を空ける”“駐車場で駐車が遅くても待ってくれる”といった対処をしてくれる機会が多くなります。

「加齢に伴って生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがある」こういったケースに該当する場合のみという努力義務ではありますが、早めに付けた方が安全確保にも繋がるでしょう。

でも、なかなか自分で付ける判断はできない部分もあるのかもしれませんね。

そんな時は家族から勧めてみるのもいいかもしれません。敬老の日などを利用してプレゼントしてみてはいかがでしょうか?

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