軽自動車の維持費

タンク・ルーミーと軽自動車の年間維持費の違い。意外に差がない?

2018/09/15

つい先日、私事ですが交通事故にあいました(今年で2回目…)。

停止中に後から衝突される形でしたが、私の車は廃車の方向へ。そこで急遽車を探すことに。

車は新車で購入予定、子供が1人おり、今後もう1人増やしたいと考えている状況から、スライドドアに絞って考えたところ、候補に上がったのがN-BOXとルーミーでした。

N-BOXが軽自動車でルーミー(タンク・トールも兄弟車で価格や性能は同じ)は普通車と異なりますが、いずれもスライドドアで人気の車種となっています。

価格は、N-BOXのカスタムモデルでルーミーと同程度(150万円から200万円ほど)。N-BOXのスタンダードモデルだと10〜20万円ほど安い印象です。

そして、両方のグレードを見比べ候補に入ったのは、

  • N-BOX…Custom G・L 1,698,840
  • ルーミー…G“S” 1,684,800円

こちらの2つ。

ほぼ同等の機能がついたグレード(ルーミーがスタンダードモデルですが)かと思いますが、見事に価格もほぼ同等!軽自動車も高くなったものです…。

最終的な見積もりも双方200万円ほどで同じ金額に。

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N-BOXとルーミーではどの程度ランニングコストが異なる?

正直、N-BOXの方が安い見積りになると予想していたのですが、意外にも同じ金額に。まぁ、それでもN-BOXは売れているので値段に合った魅力があるという事でしょう。

しかし、軽自動車といえば維持費が安く済むというのも魅力の一つです。軽自動車税が上がったとはいえ、それでも普通車より安く済みますし、車検も安く上がります。

ルーミーも1リットルエンジンで普通車の中ではかなりコンパクトな部類となりますが、それでもやはり軽自動車よりは維持費が高額。

車体が同等の価格でも維持費にはどの程度、差がでるのか比較してみましょう。

※今回はN-BOXとしていますが軽自動車全てほぼ同じ維持費

※今回はルーミーとしていますが、タンクやトールも同じですし、1リットルのコンパクトカーなら基本的に同程度の維持費

自動車税の違い

減税に関しては1回だけの話なので考慮に入れません。重量税の減税も同じく考慮に入れません。

N-BOX 10,800円
ルーミー 29,500円

軽自動車税が増税となりましたが、それでも最小クラスである1リットルの自動車税より18,700円安くなっています。

自動車税とは、毎年5月に支払い用紙が車検証の住所に届くアレのこと。納税は義務と理解していても嫌なもんですよねー。

N-BOXは大きいとされますが、あくまでも軽自動車サイズ。ルーミーほど広い空間は確保できません。

こういった軽自動車にはない魅力に対していくら程度なら出せるのか、それがルーミーなどの普通車にする分岐点となってきそうですね。

自動車重量税

N-BOX 5,000円
ルーミー 15,000円

自動車重量税は車検時に支払うもので、2年分まとめて支払います。

表の金額も2年分となっているので、1年分に換算するとN-BOXは2,500円で、ルーミーは7,500円。

やはり、ここでも大きな差があるように感じますね。実に3倍!

ですけど、まぁ、年間で5,000円程度の違いと考えれば自動車税ほどの差ではありません。

自賠責保険

自賠責保険は定期的に保険料が変わりますが、最新のもので比較すると、

N-BOX 25,070円
ルーミー 25,830円

こちらも2年分の金額。

1年あたりでは380円の違いとほぼ同じ金額になっています。

任意保険料の違い

任意保険に関しても普通車の方がやや高額。

とはいっても、最近の任意保険は値下がりと同時に普通車と軽自動車の保険料の差もなくなってきました。

契約内容によって異なるので一概にはいえませんが、年間で数千円程度ルーミーの方が高いと考えておけば問題無いでしょう。

ガソリン代の違い

それぞれの最も高燃費のモデルは、

  • N-BOX…27km/l
  • ルーミー…24.6km/l

JC08モード燃費で以上の数値となっています。

実際に走ると、この数値通りになることはまずなく、平均して7割程度の数字になるとされています。

JC08モード燃費で2.6km/lの差があるので7割では約1.7km/lの差。それぞれの予想実燃費は、N-BOXで18.9km/l、ルーミーで17.22km/l。

仮に、1年間で1万キロ走るとした場合、N-BOXは約529リットル、ルーミーは580リットルのガソリンを使う計算になります。

その差は約51リットルで、ガソリンの価格をリッター150円で計算すると、7,650円という事に。

あくまでも予想値ですが、年間1万キロ走る場合には、7,650円N-BOXの方が安く済む計算になります。

N-BOXの燃費を更に詳しく確認。スペーシア等ライバルとの比較も

その他の整備費

車にはタイヤ、ブレーキパッド、オイルなどさまざまな消耗品がありますが、基本的に全てのものが普通車の方が高い値段設定となっています。

毎年必要としない物もありますが、それでも平均すると5,000円ほどは普通車の方が高くつくと考えておいた方がいいでしょう。

N-BOXとルーミーの年間維持費の違い合計

N-BOX ルーミー
自動車税 10,800円 29,500円
重量税 2,500円 7,500円
自賠責保険 12,535円 12,915円
任意保険(仮) 20,000円 23,000円
ガソリン代(仮) 79,350円 87,000円
その他の整備費(仮) 10,000円 15,000円
合計 135,185円 174,915円
差額 +39,730円

※任意保険の金額は平均的相場

※ガソリンはリッター150円で1万キロ走行した場合

※整備費もタイヤ交換などを含め1年あたりでかかる予想値

以上が、1年間にかかる維持費です。その他にも駐車場代などが必要なケースもあるかもしれませんが、それは軽自動車でも普通車でも同じ金額なので考慮に入れません。

年間維持費の違いは、39,730円。個人的な率直な意見としては、普通車にした場合もっと維持費がかかるイメージでした。

ですので、このぐらいの差であれば、広い空間のために出してもいい金額かもしれません。高速道路や長距離で使用する頻度が高い人はなおさらに。

まとめ

車種にもよりますが、軽自動車とコンパクトカーは同程度の購入価格になることが少なくありません。

そして、今回、計算した年間維持費は、基本的にどの軽自動車と、どのコンパクトカーを比較しても同じような計算になります。(ジムニーのように極端に燃費の悪い車は別ですが…)

ですので、軽自動車とコンパクトカーで購入を迷っている人は是非参考にしてみて下さい。およそ年間4万円の差です。

⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数

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