保険

車両保険の相場はいくら?簡単に調べる方法と入らなくていい条件

2018/09/03

「車両保険を付けると保険料が高くなる!」

こういったイメージを持っている人が多いかと思います。実際に、車両保険は保険料に大きな影響を与える項目の一つで、付けると付けないでは倍ほど料金が異なるケースもあります。

自動車保険は事故の相手側を補償する事を目的としていますので、車両保険単体で加入する事はなく、料金も個別で算出されません。

車両保険の料金を調べるには、車両保険あり・なし両方のパターンの見積もりをとり差額を確認することになります。

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車両標準価格表

車両保険の料金は、車種によっても異なってきます。

車両保険の金額設定には『車両標準価格表』と呼ばれる本が使われており、

  • 車体の価格
  • その車種の事故の件数
  • 製造年数

などが参考にされ車両保険の金額が決まってきます。

例えば、『この車種は事故が多く保険金の支払いが多かった』という場合には、車両保険が上がる事になります。保険料を高くしないと採算が合わないという判断がされるのです。

そのため、乗っている車種の事故が多かった場合は、(自分が事故を起こしてなくても)翌年の保険料が値上がりするという事もあり得ます。大幅な変化がある事は少ないのですが、細かな変動はこれまでにも経験しているかもしれません。

自動車保険の保険料は加入者が考えている以上に変動的なものなのです。

車体価格は1年ごとに減価償却される

「200万円で新車購入した車だから、購入3年目でも最大200万の補償が受けられる」

このような解釈をしている人も少なくないかと思いますが、これは間違った情報。

車両保険が高額なだけに補償も手厚いように感じてしまいますが、実際には、新車で購入しても毎年容赦なく減価償却された上限が設定されてしまいます。

200万円の車を新車購入しても2年目には160万円に、4年目には100万円ほどに、10年経過すると30万円以下にまで下がります。

10年目に大きな事故を起こしても思いもよらない少額の補償しか受けられないかもしれないのです。

果たして、10年目の車に車両保険を付ける必要があるのか…。そういった減価償却の面からも車両保険を検討する必要があるでしょう。

この減価償却は『人気車で価値が下がらない』『中古車市場では200万円の価値がある』といった事は一切考慮に入れられません。

そのため、中古で200万円で購入した車でも40万円の車両保険にしか加入できないという場合もあります。

自分の考える価値や、中古車市場での価値ではなく、保険会社としての価値を把握しておく事が重要です。

免責の設定

免責とは、『自己負担額』のこと。

例えば、免責を10万円に設定している場合。修理額10万円までは自腹で支払わなくてはなりません。そして、10万円以上の部分が車両保険で支払われます。

免責を設定するメリットは、自己負担する分、保険料を安くする事ができるという事。

ただ、ここでも保険会社が判断する減価償却に注意する必要があります。

例えば、減価償却で車両の価値が20万円までとされている時に、免責10万円を設定するのは如何なものでしょうか。

免責分を引くと10万円しか補償されないことになります。やはり、古い車には車両保険を付けないという判断も必要になってきます。

実際の見積もりで相場を確認

  • 軽自動車(N-BOX)
  • 26歳
  • 家族限定
  • 対人対物無制限

このような条件で出した年間の保険料を確認してみましょう。

車両保険一般 エコノミー
車両保険+A
車両保険無し
三井ダイレクト 61,500円 48,800円 35,500円
ソニー損保 55,700円 44,400円 30,000円
アクサダイレクト 58,000円 45,000円 30,000円

※端数切捨て、四捨五入あり

倍まではいきませんが、車両保険を付けると、1.8倍程度まで保険料が上がります。

使用者の年齢によっても大きく異なりますし、等級によっても異なります。また、同じ軽自動車でも保険料に若干の違いがあります。

普通車の場合は、これよりやや高くなると考えて下さい。ただ、高級車でない限りは、極端に変わりません。

エコノミー 一般
他車との接触
地震 × ×
転落・転倒 ×
当て逃げ ×
自損事故 ×
飛び石
落書き
盗難
台風
洪水
火災
爆発
いたずら

一般の補償内容までは必要ない場合は、エコノミーを選択するようにしましょう。

等級と年齢の影響が大きい

自動車保険に等級があるのはご存知かと思いますが、スタート時の6等級の割引は19%に対して、最大の20等級は63%の割引です。

この差は、車両保険以上に保険料に大きな影響を与える事になります。また、年齢によっても大きな違いがあります。10代の人が車両保険を付けると、年間20万円以上になる事も少なくありません。

そのため、最終的には、ご自身で見積もりを出して保険料を調べるしか正確な金額は出せません。

先ほどの見積金額は、ネットの一括見積もりを利用したものです。一回の入力で複数社の見積もり金額が出せますので、比較検討にはこれ以上の仕組みはないかと思います。

10分ほどの入力作業で見積もりが確認できますので、車両保険を付けた場合の金額を出してみてはいかがでしょうか?

もちろん、無料で利用できます。

保険の窓口インズウェブ

最後に

自動車保険はけして安い金額ではないので、『本当に必要な補償なのか』比較検討して慎重に決める必要があります。

参考までに、私が所有する軽自動車は、車両保険には加入せずに、対人対物無制限、搭乗者保険を付けて、13,000円ほど。

正直、あまり高くない車は車両保険に加入する必要もないのかな…、というのが率直な意見です。

実際、車両保険を必要とする場面は10年に1回もないはずです。10年間の保険料が車両保険分だけでも30万円だとしたら、万が一、事故を起こしても、その30万円で直せばいいだけなので。

ちなみに、保険を切り替えたのは今年の話で、ネットの一括見積もりを利用しました。代理店型よりダイレクト型の保険の方が安いと考えていましたが、13,000円は流石に想定外で嬉しい誤算です。

⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数

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