コラム

ミニバンどころか軽自動車も駐められない?立体駐車場の高さ制限の平均

2018/09/16

昨年、北海道に行った際にレンタカー(スズキ・ハスラー)を借りたのですが、そこでこんな出来事が。

とある札幌にある有名なスープカレー屋に行く時に、スープカレー屋の提携駐車場に駐めようとしたのですが、
それが立体駐車場で、ハスラーを見るなり係員の人が「高さがあるので駐められません」と、まさかの一言を…。

幸い、立体駐車場の入口前にある空間に停めさせてもらい問題はありませんでしたが、軽自動車の中でもあまり高さのないハスラーでも駐められない立体駐車場というのにかなりの衝撃を受けました。

これは都会では普通のできごとなのでしょうか?

そこで今回は、立体駐車場の平均的な高さについて調べてみました。

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そもそも、基準というものがあるのか?最低の高さは?

立体駐車場は一定の高さがないと成り立たないので、高さの基準が設けられていそうなものですが、法律的観点などさまざまな角度から確認してみましたが、意外にも、高さに関する規制は一切ありませんでした。

極端な話、スポーツカーのような全高が極端に低い車に合わせて設計しても問題はありません。

特に機械式と呼ばれる自動で駐車区画まで運ぶシステムの立体駐車場は非常に低い設計になっている事が多く、セダンなど限られた車しか入れられない場合もあります。

私の例でも後から来たセダンは立体駐車場に誘導されていたので、それに合わせた作りとなっていたのでしょう。

古い立体駐車場ほど高さ制限が厳しい

現在では当たり前のミニバンですが、数十年前にはほとんど姿を見かけませんでした。
また、軽自動車も、数十年前にはミラやアルトのような形状が当たり前でワゴンRのようなトールワゴンはもちろんのこと、タントやN-BOXのようなハイトールワゴンもありませんでした。

そして、その頃に建てた立体駐車場の多くが残っており、高さが必要ない時代に作られた立体駐車場は当然のことながら低めの設計になっています。

高さを制限して作れば、その分、台数を多く収容できますからね。当時はそれが当たり前で効率の良い方法だったという事です。

それにしても、ハスラーすら駐められない設計はかなりシビアに高さを削っていた証拠ですね…。

平均的な高さの基準は?

立体駐車場の高さに決まりがないとはいっても、一定の範囲に収まる事が多く、目安とされている数字があります。

機械式の駐車場で、1,500mm(1.5m)。

自走式の駐車場で、2,000〜2,500mm(2〜2.5m)。

ちなみに、ハスラーの全高は1,665mmとなるので、確かに機械式の立体駐車場には駐められない事が多いという事です。

むしろ、これが平均的な高さなら、駐められないのが当たり前ということでしょうか?

なんせ長野県なので機械式にはあまり馴染みがないので…。

機械式立体駐車場の特徴

機械式は、駐車区画まで自動で車が運ばれていく仕組みのもので、高さ制限を1,500〜1,550mmにしている事が多くなっています。

この目安に当てはめると、ミニバン(ボクシー1,850mm)とされるタイプの車はもちろんのことワゴンR(1,650mm)タイプやタント(1,750mm)タイプの軽自動車も駐められません。

駐められるのは、一部のセダンやコンパクトカー、スポーツカーなど。ちなみに、プリウスは1,470mmなのでギリギリ駐められるかもしれません。

ただ、こういった低めの設計は古いものに多く、最近作られた機械式の立体駐車場はミニバンブームもあってか、2,000mmを制限としている場合もあります。

2,000mmあればボクシー(1,850mm)なども駐められますし、アルファード(1,895mm)も問題なく駐められます。

また、それとは別に車幅制限が設けられている事も少なくありませんので注意が必要です。

最も多い制限は1,850mmで、これはセルシオ(1,830mm)の全幅とほぼ同じで、実質駐められないかもしれません。

自走式立体駐車場の特徴

自走式は、機械式とは異なり、自分で運転をして駐車位置まで移動するタイプ。

大きなショッピングモールなどに採用されている事が多く、スロープを通り、階を移動していく、多くの人が馴染みのある立体駐車場かと思います。

こちらの高さ制限は、2,000mm以上となっている事が多く、一般的に使われている車の中で最も大きなクラスのアルファード(1,895mm)でも難なく駐められます。

ハイエースのハイルーフになると全高が2,240mmほどになるので、制限に引っかかる事もでてきそうですが、ここ10年ほどで作られているものは、この条件もクリアした設計になっている事が多くなっているようです。

逆に、20年以上前など、かなり古いタイプでは稀に、1,800mmほどの制限を設けている事もあり、その場合は、アルファード(1,895mm)やボクシー(1,850mm)では駐められない事になります。

さらに、軽自動車もタント(1,750mm)は問題ありませんが、N-BOX(2wdは1,790mm、4wdは1,815mm)はかなり厳しい事に。また、ウェイクも1,835mmなので駐められません。

以上のように、自走式立体駐車場だから安心と油断していると、痛い目にあってしまうかもしれません。
自走式は機械式と異なり、係員が確認していない事が多いから尚更ですね。天井から圧がかかると、窓ガラスが割れる事があるのでかなり危険です。

最後に

立体駐車場に『高さ制限〇〇センチ』といった事が書いてあっても、「自分の車は何センチだっけ…」と分からない人も少なくないかと思います。

一か八かになるのではなく、自分の車が何センチなのか把握しておく事も重要でしょう。

⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数

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