水抜き剤は必要?ガソリンタンクに水が溜まる理由とは
ここ10年程の間にセルフスタンドが増えてきた為、『水抜き剤』という言葉を聞く機会がなくなってきました。
私が免許取り立ての頃は、
- ガソリンスタンドでスタンプが貯まると水抜き剤かティッシュが選べる
- ガソリンスタンドに行くと水抜き剤を勧められる
といった事が日常的でした。
もしかしたら、セルフスタンドに慣れ親しんでいる免許を取って数年以内の人は『水抜き剤』という言葉自体を知らないかもしれません。
水抜き剤とは、名前の通り水を抜く為の製品です。給油口からガソリンタンクに流し込みタンク内に溜まった水を流し出すという役割を果たします。
セルフスタンドに変えてから水抜きをしていないけど大丈夫だろうか?と心配している人も多いかと思います。
この、水を抜くという動作にはどういった意味があるのでしょうか?また、水を抜かないと悪影響がでてしまうのでしょうか?今回は、水抜き剤の効果や必要性について解説します。
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何故、水が溜まるのか
ガソリンタンクが水に触れるような機会ってありませんよね?雨が入る心配もないですし、洗浄する機会もありません。
ガソリンタンクに入れる物と言えばガソリンです。しかし、ガソリンと水は分離するので水が混ざっているという事もありません。
ガソリンタンク内に溜まる水はタンク内にある“空気”に原因があります。天気予報を見ても「湿度何%」といった事を言っているように、空気内には水分が含まれているのです。
この空気内に含まれている水分は、気温の変化などによって結露をおこし水滴になってしまいます。水抜き剤は、この空気から発生した水分を排出する役割を持っているのです。
水抜き剤の主成分を見てみると、『アルコール』となっています。水はガソリンと分離してしまうので混ざり合う事はありません。しかし、アルコールは水ともガソリンとも混ざりやすい性質を持っています。この性質を利用して水とガソリンを結びつけてタンク内から排出し、エンジンで燃焼させる役割を担っているのです。
水抜き剤の必要性
免許を取って、かれこれ15年になりますが、ディーラーで水抜き剤を勧められた事は1度もありません。
セルフスタンドに切り替わると同時に水抜き剤という言葉を聞かなくなったのでガソリンスタンドのみで勧められる製品だったという事です。
正直、この地点で必要ない物と判断してもいいように感じるのですが、水が溜まるとどんな悪影響があるのかを確認してみましょう。
まず、水が溜まると、『エンジンへの悪影響があるのでは?』と考えてしまいます。しかし、水は大量に溜まる訳ではないのでエンジンへの影響はありません。最も問題とされているのは、長期間、水が溜まる事によってタンクが錆びてしまう可能性があるという事です。
しかし、これはコーティングのされていない鉄製のタンクが使われていた時代の話です。現在はコーティングをされた鉄製タンクか、樹脂のタンクが使われています。その為、錆びてしまう可能性はほぼ無いと言えます。
以上の事から、当サイトとしては『基本的に水抜き剤を使用する必要はない』という見解です。
しかし、「それでも、タンク内に水が溜まるのは気になる・・」という場合は、水抜き剤を利用するのも手でしょう。1本200円ほどの安価で販売されています。使用方法を守らずに大量に使うとエンジンに支障をきたしてしまいますが、通常の使い方をする分にはタンク内の水を抜くという役割をしっかりと果たしてくれます。
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