簡単!タイヤの交換時期を確認する方法。ヒビ割れは交換?
2016/09/10
忘れてしまいがちですがタイヤは消耗品で定期的に交換する必要があります。
しかし、車に詳しくない人にとっては、
「交換の目安が分からない」
「見た目では分からない」
といった具合に少し判断しづらい部分があるかと思います。
今回の記事では『タイヤ交換の時期が分かる簡単な方法』をご紹介します。
タイヤの交換時期で迷われている方は是非こちらの記事を参考にして確認をしてみて下さい。
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交換の目安になる3つの方法
今回、交換の目安とする方法は3つ。厳密に言うともっと多くの判断方法がありますが、最も確実で簡単な方法を抜粋してご紹介します。
その方法とは、
- スリップサインの確認
- 製造年数の確認
- ヒビの確認
以上の3点です。
これらの確認方法のメリットは“タイヤを目視するだけで出来る”という事です。スリップサインは聞き慣れないかもしれませんが、タイヤを見れば一目瞭然ですし、製造年数に関してもタイヤを買った領収書の確認ではなくタイヤを見ることによって確認できるのです。
それでは、確認項目を詳しく見て行きましょう。
スリップサインの確認
スリップサインとはタイヤがすり減った際に限界を知らせてくれる警告のような存在です。
新品のタイヤは溝が8mmありますが、溝の中に1.6mm高くなっている部分があります。この高くなっている部分がスリップサインで、タイヤがすり減る事によってスリップサインがむき出しの様な状態になり限界を警告してくれるのです。
画像:http://toyotires.jp/tire/tire_02.html
画像の左側が新品の状態です。新品の状態でも溝を見るとスリップサインが確認可能となっています。そして、右側が限界を迎えたタイヤ。スリップサインがむき出しになっているのがお分かり頂けるかと思います。
溝の深さが1.6mm以下で走る事は法令で禁止されていますので、実際はスリップサインがむき出しになる前に交換する必要があります。当然、車検も通りませんので早めの交換を心がけましょう。できれば、2mmあたりで交換しておきたい所ですね。
製造年数の確認
輪ゴムが劣化すると伸縮しなくなりブチブチ切れてしまう様になりますね。タイヤに関しても同じくゴムで出来ていますので使用年数と共に劣化が進みます。
例え、溝がしっかり残っていても劣化は進んでいますので製造から5年以上経っているタイヤは注意する必要があります。
確認方法は簡単。
タイヤの側面を見ると4桁の数字が確認できます。この4桁の数字は製造された時期を表すもので、後ろの2桁が製造年、前の2桁が製造週を表しています。
例えば3213なら、2013年の32週。2013年の8月頃に製造されたタイヤだという事が読み取れます。
ただし、使用方法によって劣化速度は大きく変わります。
製造年数を見るのは『何年経ったタイヤなのか』を把握する為です。5年以上の場合は小まめにタイヤの状況を確認する様にしましょう。
ヒビを確認
例え溝が残っていてもタイヤがヒビ割れを起こしてしまう可能性があります。
ヒビ割れの原因は、
- 使用年数の経過
- 指定空気圧より少ない状態で走った
- 紫外線や気温の影響
- オフロードなどでの負荷
これらが考えられます。例え新品に近い状態でも起こりえますので定期的に確認をしましょう。
ヒビ割れは側面や走行面などあらゆる部分に出ます。バーストのリスクが高くなるので見つけた場合は出来るだけ早めの交換を心がけましょう。
使用年数や走行距離だけで交換時期を決めるのは危険!
タイヤ交換は使用年数や走行距離だけで判断できません。
というのも、1人1人車の使い方が違います。毎日長距離を移動する人もいれば、砂利道を多く走る人も居ますし、週に1回しか使わないという人も居ます。
何年で交換、何kmで交換と一概に決める事は出来ないのです。
その為、年に数回は目視で確認する様にしましょう。特に使用年数が経過して劣化の恐れがある場合は小まめに見るようにしましょう。
目安とされる事の多い数字
交換時期が人によって違うのが大前提ですが、目安とされる数字もご紹介します。
平均的な使い方をした場合、5,000kmを走るとタイヤの溝が1mm減るとされています。この計算では30,000km前後で残りの溝が2mmとなり交換が必要な時期となります。
ただ、私の使用方法ではもう少し早いタイミングで交換時期がきます。慎重に、20,000kmを超えたあたりから交換を意識した方がいいかもしれません。
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