コラム

カーポートの価格や耐久年数。積雪の多い地域にはおすすめ

日よけの役割や雪よけ、雨除けの役割を果たしてくれるカーポート。

筆者の家では現在カーポートを設置するかしないかで議論が行われています。その中で相場や耐久年数に関しても調べましたのでシェアできればと思います。

 

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カーポートの相場

カーポートの価格は屋根の素材によって全く異なってきます。

ポリカーボネイト板

現在、最も多く使われる素材は、ポリカーボネイト板です。透明や半透明のカーポートを見かけた事があるかと思いますがそれらを作る場合、ほとんどの場合ポリカーボネイト板が使われています。

ポリカーボネイトと見た目が近い素材としてアクリル板がありますが、現在は減少傾向にあります。

ポリカーボネイト板を使ったカーポートは工賃込みで1台あたり10万円〜。2台分だと20万円〜が目安となります。ただし、デザインや積雪への耐久性によって価格が大きく変動するので1台あたり50万円以上になる事も珍しくありません。雪の多い地域では100cmまでの積雪に対応といった謳い文句のカーポートを選択する事になるので必然的に1台あたり数十万円といった価格になるでしょう。

また、DYIでカーポートを設置する人もおり、ご自身で設置する場合は6万円を切る価格から買えます。


カーポート エクセル24型(4802mmタイプ) XP(B)8L

スチール折板

ポリカーボネイト板と並び多く使われる屋根材としてスチール折板があります。

倉庫の屋根などにも使われる丈夫な鉄製の屋根で、風や積雪にも強く耐久性が高いのが特徴です。

価格は、ポリカーボネイト板の倍以上、1台あたり25万円が1つの目安になります。こちらの屋根材に関してもデザイン性などにより大きく価格が変動しますので1台あたり50万円以上になる事も珍しくありません。

ただ、ポリカーボネイト板ほど値段による耐久性の差がないので25万円の商品でも積雪などには十分に耐えてくれるでしょう。

 

カーポートの耐久性

ポリカーボネイト板

10年以上前のカーポートはアクリル板が使われていました。

ポリカーボネイト板とアクリル板は見た目ではまず違いが分かりませんが、最大の違いは耐久性です。アクリル板は経年変化により固くなります。一見固くなるのは耐久性が上がっているように感じますが、固くなったアクリル板は台風などの強風で割れてしまう可能性が高まります。固くなり、しならなくなってしまうのです。

一方、ポリカーボネイト板に関しては適度な柔らかさを保つ性質があり台風などがきても割れる心配がほとんどありません。

アクリル板は寿命が10年とされていました。ポリカーボネイト板はここ10年の間に主流となったのでデータが少なくはっきりとした事は言えませんが10年以上である事は間違いありません。目安としては15年としている企業が多いようです。

スチール折板

一方、スチール折板は、アクリル板やポリカーボネイト板に比べて圧倒的に耐久年数が長いとされています。

というのも、倉庫などの建物にも多く使われる屋根材なので何十年、長い場合は50年といった長い期間使われる事も少なくありません。

使用状況によっても異なってきますが、20年〜30年が目安とされています。ただ、これも目安なのでもっと長い期間使われているカーポートも少なくありません。

 

耐久年数を伸ばす為に

ここ10年で使われるようになったポリカーボネイト板でも、耐久性が高いとされるスチール折板でも、徐々には経年劣化が進みます。劣化が進む要因は、紫外線や風や雨、雪などの自然現象で、特に海の近くでは塩害を受けてしまうので海の無い地域に比べると顕著に劣化の傾向が現れるとされています。

紫外線や雨、雪に関しては車を守っている本来の役割を果たした結果とも捉えられますが、塩害に関しては日頃から、真水で塩を洗い流すなどのメンテナンスをする事により耐久期間を伸ばす事ができるとされていますので、設置後も立てっぱなしにするのではなく手入れを心がけると長く使えるでしょう。

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