田舎と都会では中古車の価格がなぜ違うのか

情報誌やネットで中古車を探していると“都会と田舎では中古車の価格に違いがある事”に気がつくかと思います。
仮に同じ車種で同じグレードや年式、走行距離の車があった場合、多くのケースで都会の方が安い価格で販売されているでしょう。
なぜ、このような違いが出るのでしょうか?
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中古車の価格の決まり方
まず、中古車の価格は“いくらで買い手がつくか”によって決まってきます。
50万円で売れる車であれば50万円の価値がある車という事になりますし、100万円で買い手のつく車であれば100万円の価値がある車という事になります。
どんな中古市場でもそうですが、人気や状態などを加味されてその物の価値が決まってきます。
よく言われるのが需要と供給のバランス。需要の高い車は価格が高くなり、需要のない車は価格が下がります。また供給量が多い場合も価格が下がります。
都会で中古車が安い3つの理由
交通機関の発達
都会の移動手段といえば公共交通機関ですね。電車やバス、地下鉄といった日常の足として使える移動手段が整い、車を必要としない環境の人は少なくありません。
車を1台も所有していないという家庭も少なくありませんし、家族で1台という家庭も多いでしょう。
つまり、人口比に対してそれほど車が売れないのです。
供給量が多い
田舎に比べて都会では早めに乗り換える人が多いとされています。必要性を感じずに売るなど様々な事情が関与しているのですが、早めに乗り換える人が多いという事は供給量が多くなるという事になり中古車の価格が下がる結果に繋がります。
駐車料金の高騰
都会では駐車料金だけで3万円を超える事も少なくありません。その為、近年は免許を取得しない人も増えているとされています。
より、需要の少ない環境となってきているのです。
以上のような理由から、需要が少なく供給量の多い都会では中古車の価格が安くなりやすい環境となっています。
ただ、全ての車種においてこれらが当てはまるわけではありません。田舎と比べて価格差が大きいとされるのは、日常の足になるコンパクトカーや軽自動車です。ミニバンや高級車に関してはそこまで価格差がないとされています。
地方の車が高い理由
一方、地方の中古車が高いとされる理由は都会と全く反対の理由で需要と供給のバランスが異なっているからです。
まず、都会に比べて交通網が発達していません。電車が1時間に1本という地域も少なくありませんし、バスといった手段も都会ほど整っていないのが現状です。その為、車は1家に1台ではなく、1人1台が当たり前となっています。また、それに伴う駐車場の確保も難しくありません。借りても、月額3,000円程でしょう。
その為、人口比で考えると都会に比べて圧倒的に需要が多いという事が言えます。その上、比較的乗り潰す人も多いので状態のいい中古車も少なく供給量も少ないと言えます。
このような事情から都会に比べて地方は供給に対して需要が多く価格が高くなってしまうのです。
私の住んでいる地域は1人1台車を所有する田舎町ですが、わざわざ車の安い地域にまで車を買いに行く人も少なくありません。また、中古車販売業者が安い地域で車を購入して移動させて店頭に並べる事もあるようです。
あくまでも需要と供給によって決まるので、趣味性の高い車などは地方の方が安くなっている事もありますが、状況によって地域を変えて車を買うのも有効な手段となるかもしれません。
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