コラム

自動車教習所の指導員の資格と給料。公認校と非公認校の違い

免許の取得方法には、一発試験によって取得する方法もありますが、多くの方が何十万円というお金を払い教習所に通って取得するかと思います。

筆者が教習所に通ったのは2月〜3月で高校の卒業シーズンという事もあり大変な賑わいとなっていました。

「この一人ひとりが何十万円というお金を払っているのか・・、教習所って儲かるんだろうな・・、給料いくらだろうか・・?」さすがに高校生だった私はここまで考えていませんでしたが、お給料はどれぐらいだろう?と気になってしまう部分もありますよね。

また、教習所で働くにあたって特別な資格が必要なのか?といった部分も気になるかと思います。

 

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教習所の教官になる資格

まず、教習所には『指定自動車教習所(公認校)』と『指定外自動車教習所(非公認校)』があります。※以後、公認校と非公認校。

公認校と非公認校

都道府県公安委員会が指定をした自動車教習所が公認校と呼ばれます。

最大の違いは、公認校では技能試験及び仮免許学科試験を受けられますが、非公認校では試験を受けられないという事です。

教習所ではなく試験場で試験を受けた記憶があるという人は『非公認校』に通っていたという事になりますし、教習所で試験(本免許学科試験以外)を受けた人は『公認校』に通っていたという事になります。

※ここでいう試験とは、仮免許技能試験、仮免許学科試験、本免許技能試験

おそらく、ほとんどの方が公認校に通っていたかと思われます。

資格の違い

公認校と非公認校ではそれぞれ車の運転を教えるため『指導員』という立場になります。

しかし、公認校では『指定自動車教習所指導員』と呼ばれる資格が必要で、非公認校では資格が必要ないという少し特殊なシステムとなっています。

その為、非公認校では普通免許さえあれば働ける可能性があります。

【非公認校のメリット】
試験が受けられないなどのデメリットを紹介したのでメリットについても簡単に説明しておきます。
非公認校は、技能の教習、学科に関する規則がほとんどなく、公認校のようなカリキュラムや最低教習時間が義務付けられていません。その為、教習料金も安く済み短期間で習得可能となります。
ただし、試験場での試験は教習所での試験より難しいものとなるでしょう。

 

指定自動車教習所指導員、資格の取得方法

まず、指定自動車教習所指導員は『教習指導員』と『技能検定員』の2つに分けられます。

教習指導員

受験資格:21歳以上で技能教習に用いる自動車を運転できる免許所持者

試験内容:運転技能試験、筆記試験、面接

運転技能試験・・指導員として必要な運転技術、及び技能・学科教習に必要な能力

筆記試験・・道交法や教習所関係法令の知識、交通の教則

技能検定員

受験資格:25歳以上で教習者を運転できる免許所持者

試験内容:実技試験、運転技能試験、論文試験、面接

検定に関する知識や観察力・採点技術などが問われます。

取得手順

指定自動車教習所指導員は、教習所に就職してから経験を重ねて取得するのが一般的です。

多くの場合、半年程は指導員見習いとして、教習以外の業務(事務や清掃)などを行いながら事前教養(90時間)や教育研修(3週間56時間)を受けます。合格後も現場事後教養(24時間)を受けることになります。

ハローワークの求人にも『候補生』として募集がかけられているようです。

 

教習所指導員の給料

教習所によって異なる部分もありますが、20代では16〜25万円、30代では25〜30万円、40代では30〜35万円程。

平均年収は300〜400万円。手取りの平均も20万円前後でしょうか。

資格を取得しても急激に給料が上がる訳ではなく徐々に上がっていく事が多いようです。資格の取得難易度から考えると少し低いようにも感じますね。また、事務仕事の場合15万円前後の給料となっているようです。

「教習代が何十万円」という言い方をしましたが、車の維持費や整備費、建物や設備の管理などかかるお金も大きく、利益はほんの一部です。少子化や車離れも進んでいるので給料も減少傾向にあるとされています。

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