洗車機で下部洗浄だけは可能?20ヶ所のガソリンスタンドで確認しました
この記事を書いているのは1月。冬真っ盛りです。
冬の運転といえば凍結防止剤がまかれている機会が多々ありますね。ご存知かと思いますが凍結防止剤は塩化カルシウム(以後塩カル)で、名前の通り『塩』が主成分。
そして、塩は鉄を錆びさせてしまうので車が錆びる事に繋がります。
私の住んでいる地域は基本的に塩カルが散布される事がありませんが、それでも、スキーに行く場合やたまに高速道路を使う場合など全く塩カルに触れずに車を運転する生活はできません。
先日も、長野県から福井に行ってきましたが、途中で超えた峠2箇所で塩カルが大量に…。
まぁ、安全のためなので有り難いことなんですが。
しかし、車が錆びてしまうのは嫌ですね。かといって下部洗浄は慣れていないと自分でやるのは少し怖い作業…。どこまで濡らしていいのやら…(基本的にジャブジャブ濡らしていいのですが、それでも怖いですよね)。
そんな時に手軽に下部洗浄(下部洗車)できる方法として洗車機のオプションで下部も洗浄するというものがあります。
しかし、「洗車機は傷がつくのでは?」というイメージが強く敬遠している人も少なくないでしょう。私自身、新車という事もあり抵抗がありました。
前置きが長くなりましたが、私のように洗車機の下部洗浄のみを利用したいという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、実際に洗車機がある場所(洗車場・ガソリンスタンド)で「下部洗浄だけ可能か?」という事を確認してきましたのでシェアできればと思います。
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洗車機で下部洗浄だけは可能?実際に確認
ちなみに、私の住んでいる地域は長野県。普段通る道には塩カルがないものの、雪もそれなりに降りますし、ちょっと走ればスキー場で有名な白馬なので下部洗浄は比較的需要のある地域です。
こういった事情もあり「下部洗浄だけという需要も多いのでは??」と考えていたのですが、意外にも結果は渋いものでした。
今回はトータル20箇所で下部洗浄のみを確認してみましたが、いずれの洗車機も下部洗浄を備えていたものの下部洗浄のみをできると回答してくれたのは3箇所だけ。
最初の10件は全て下部洗浄のみはNGだったので「こういうものかな?」と諦めかけたのですが、その後、なんとか3箇所からはいい回答を得られました。
しかし、この3箇所に関しても「そういった事を言われたのは初めてなんですが…」といった対応で、周りの従業員に確認。その上で下部洗浄のみ可能という事になりました。
そんなに珍しいことなんだろうか…。
私と同じく下部洗浄のみを必要としている場合は、粘り強く何ヶ所かにあたってみるのが良いでしょう。粘ればどの地域にもあるはずです。
また、サービスのいいガソリンスタンドでは「高圧洗浄機でやりましょうか?」と無料で洗浄の対応をしてくれるところもありました。
ここはローカルのガソリンスタンドだったからこそかもしれません。大手だとなかなかそこまでの現場判断は難しいでしょう。
ちなみに、洗車機の下部洗浄のみを受け付けてくれたガソリンスタンドによると「どの機種でもおそらく手動操作で下部洗浄のみが可能になるはず」とのことです。
まぁ、需要がないのであれば、その知識が広まっていないのかもしれませんね。洗車機はセルフになっている事が多いですし、操作に関わる機会が少ないのでしょう。
また、通常、下部洗浄はオプションで100〜200円となっている事が多いのですが、今回受け付けてくれた3箇所では「通常の水洗車の料金にそれらのオプション料金を必要とする」と言われました。
水洗車が300円ほどですので、400〜500円といったところです。ただ、この点はガソリンスタンドによって異なるかと思いますので100〜200円でやってくれるところもあるかもしれません。
以上のように下部洗浄のみは粘ればなんとか可能になります。まぁ、新車の人はそのまま洗車機に入れて後悔するリスクを背負うより、粘ってみた方がいいかもしれません。
下部洗浄のみができない場合は普通に洗車機に入れるのもあり?
下部洗浄のみがOKの洗車機が見つからない!仕方ないから洗車機に普通に入れてみるか…
といった場合には、傷を付けないポイントとして事前の水洗いをお勧めします。
現在の洗車機は、スポンジ素材など昔の洗車機より柔らかい素材を使っており、基本的にはほとんど傷が付かない構造になっています。
しかし、車自体に砂などが付着している場合には、洗車ローラーにその砂が巻き込まれ、砂を纏ったスポンジでバシバシ車体を叩いている状態に…。
現在の洗車機で洗車傷が付く場合の最大の理由はこれです。
そのため、事前に車体の汚れを落としておくだけで傷のリスクは最小限に抑えられるでしょう。
洗車機に入れる前に洗車って、なんだか可笑しな話しですが…。まぁ、洗車というほどのものではなく、軽く汚れを落としておくだけでOKです。
丁寧なガソリンスタンドでは温水の高圧洗浄をしてから洗車機に入れてくれますので、こういったお店を探せればベスト。事前の水洗いも必要ありません。
ちなみに、傷は手洗いでも付きますので、無傷での洗車はほぼ不可能。
最新の洗車機なら丁寧な手洗いとほとんど変わらないという意見も。
10年以上前の洗車機を経験している人は小傷がついてトラウマになっているかもしれませんが、一度試してみる価値があるかもしれません。
塩カルはそもそも錆の原因になるのか?
そもそも塩カルで錆びるのか。
これに関しては、間違いなく錆の原因になります。
海に近い地域ではシャッターなどが錆びている光景をよく見かけますし、船も錆びていないものを探す方が困難。塩は水と比べ物にならないほど錆の原因になるのです。
最近の車は、錆びづらい加工がされていますが、それでも万能ではなく、アンダーコートなど防錆処理をしていても接合部分などは錆びる可能性があります。
また、車体の下は小石などを巻き上げて細かな傷が大量に付きますので、そうなると防錆の処理や加工は意味を成しません。車のボディも傷があると錆びますね。それと同じであっという間に錆びてしまいます。
ちなみに塩カルは海水の10倍の塩分濃度とも言われますので、それがタイヤに巻き上げられバシバシ車体にあたるのは塩を車に撒いているようなもの。
塩カルだらけの道路を通った後の車体を見ると、白い斑模様になっているかと思いますが、これは塩カルがこびりついた状態です。
その状態を続けるのは、間違いなく車体へのダメージですね。
まとめ
車体下部の塩カルを落とす方法は3種類、
- 洗車機で下部洗浄
- ディーラーなどで下部洗浄をお願いする
- セルフ洗車場や自宅で自分で洗い流す
一番確実なのはディーラーなど業者に洗浄をお願いする方法。温水などを使い洗い流してくれるのでこびりついた塩カルも落とす事ができます。
洗車機とセルフで洗うのは優越が付けづらいのですが、セルフで洗うのは怖い部分もあるかもしれませんので手軽さは洗車機に軍配が上がりそうです。
私と同じように洗車機で下部洗浄のみをしたい場合は、いくつかのガソリンスタンドに確認してみましょう。もちろん、電話確認でOKです。
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