コラム

【画像解説】ヘッドライトの黄ばみ・曇りの原因と落とし方

2018/09/15

『買ってからまだ数年なのに、ヘッドライトが曇ってしまった』

ヘッドライトが曇ると一気に古い車の様な印象になりますし、走行に問題がないとはいえ、少し気になる部分ですよね。

今回は、ヘッドライトの黄ばみ曇りの原因と、その落とし方について確認してみましょう。

画像解説!意外に簡単です…!

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ヘッドライトの曇りの原因とは

現在、主に使われているヘッドライトの材質はポリカーボネートというもの。

ポリカーボネートとは、熱を加えることで柔らかく加工しやすくなり、冷やすことで硬くなるプラスチックの仲間。

以前はガラス製のヘッドライトが主流でしたが、

  • 加工のしやすさ
  • コストの安さ
  • 軽量
  • 事故の衝撃に強い
  • ガラスに比べて飛び散らないし危険性が低い

これらの理由で、ポリカーボネートが使われるようになりました。

しかし、ポリカーボネートは良い事ずくめという訳ではありません。

細かな傷がつきやすく紫外線に弱いため、長年の使用で徐々に経年劣化が進むことになります。それが黄ばみや曇りの原因です。

もちろん、ガラス製品も経年劣化が進むでしょうが、住宅の窓や車の窓など、紫外線にさらされるガラスがそれで曇ってしまうような事はありません。

軽量化や安全面は向上したものの劣化のスピードは上がってしまったのです。

新品の状態では表面にコーティングが施されているため、そうそう曇る事もありませんが、それが何年と経過するとコーティングも剥がれていき、曇りや黄ばみが見た目に分かる状態に…。

紫外線を避けるのがベスト!やや手間ですが…

曇りの原因は紫外線です。

そのため、紫外線のあたらない環境で車を使用できれば曇りや黄ばみが生じる事は基本的になくなります。

とはいっても、完全に紫外線を防ぐのは不可能ですので、できることから試してみるのがいいでしょう。

例えば、できるだけ日陰を選んで駐車をしたり、車のカバーを使用するなど。

やや手間ではありますが、ボディの塗装を長持ちさせる事にも繋がります。

洗車を少なめに

洗車をする際には、ヘッドライトも一緒に洗ってしまいがちですが、それが原因でコーティングが早く剥がれてしまっているかもしれません。

ボディの塗装にも言えることですが、車を大切に扱って、洗車を小まめにしている人の方が案外、車の劣化が早かったりします。

これは、洗車によって細かな傷を作っているのが原因。

洗車の際にはできるだけヘッドライトを避けて洗うか、柔らかいスポンジを使うなど工夫をするようにしましょう。

内部が曇っている可能性も

ヘッドライトの曇りは外側に原因があることが多いのですが、稀に内部が曇ってしまう例もあります。

理由は、隙間から空気や湿気が入り込み、水分や汚れによって黄ばみ曇りが進行してしまう可能性があるからです。

この場合には、今回の方法でも改善できません。ディーラーやカーショップ等で相談してみましょう。

車検に影響が出ることも?!

車検の基準に、ヘッドライトの曇りはありません。ですので、曇っている事が原因で車検に通らないという事はありません。

しかし、車検ではヘッドライトの光量が計測されます。

もし、曇っている事が原因で光量が落ちているようなら車検に通らないという可能性も…。

あくまでも可能性であって、曇りが原因で車検に通らない事は基本的にないのですが、もしそういった事が起こる段階まで曇りが進行している場合は、交換が必要になるでしょう。

ヘッドライトの黄ばみ曇りを取る方法

ヘッドライトの曇りを取る方法は実に簡単!予算は1,000円ほどで済みますし、時間も、数十分で終わるはずです。

また、内部の汚れに見える場合でも外側である事が非常に多くなっています。

まずは、一度トライしてみましょう!

1,マスキングテープでヘッドライトを囲む

Screenshot 2018-08-13 at 17.49.20

引用:https://www.youtube.com/watch?v=pjk8nX_LkWE

まずは、マスキングテープでヘッドライトを囲みます。

ヤスリやピカールなどを使用するので、それらが触れないようにしっかりと囲むようにして下さい。


ソフト99(SOFT99) 接着剤・テープ マスキングテープ 09120

2,絞ったタオルで拭き取り

Screenshot 2018-08-13 at 17.49.26

雑巾やタオルなどを固くしぼってヘッドライトの拭き取りをして下さい。

※この工程は、マスキングより先に済ませてもOK

3,1,000番のヤスリで磨く

Screenshot 2018-08-13 at 17.49.34

使うのは、耐水ヤスリ。

しっかりと水につけてからゴシゴシと磨いて下さい。

そこまで力を入れる必要はありません。全体を万遍なくムラのないように磨きましょう。

磨き終わったら水で流して下さい。※先程使ったタオルを濡らして拭いてもOK

TRUSCO(トラスコ) 耐水ペーパー 228X280#1000 5枚入 TTP10005P

4,⇒1,500⇒2,000番のヤスリに変更して磨く

ヤスリの番号は目の粗さ(細かさ)を表しており、番号が大きくなるほど目が細かくなります。

最初の段階は、人によって800番や1,200番が適切という場合もありますが、おそらく1,000番が中間的な数字になってくるかと思いますので、今回は、1,000番で紹介しました。

そして、1,000番で磨き終わったら、少し目を細かくして1,500番に。

1,500番も磨き終わったら2,000番に変えてよりスベスベの滑らかな表面に仕上げていきましょう。

2,000番の段階まで済ませると、黄ばみもだいぶ薄くなるはずです。

そして仕上げに水で洗い流して下さい。※たっぷり水を含んだタオルで拭きとってもOK

TRUSCO(トラスコ) 耐水ペーパー 228X280#1500 5枚入 TTP15005P


TRUSCO(トラスコ) 耐水ペーパー 228X280 #2000 5枚入 TTP20005P

5,ピカールで仕上げの磨き

Screenshot 2018-08-13 at 17.49.57

最後に、ピカールで仕上げ磨きをします。

 

ゴシゴシと丁寧に、万遍なく全体を磨くようにして下さい。

最後に、ピカールを拭き取ると見事にピカピカの状態に。ピカールは金属を磨くものとして売られていますが、おそらくヘッドライトに最も効果的。それに、価格も安く済みます。

Screenshot 2018-08-13 at 17.50.02


ピカール 金属磨き 300g

ピカールの後にコーティング剤を使うとより長持ちしますが、このままでも数年程度なら十分持ちます。

私の場合は、汚れたら再びピカールを使うようにしていますが、より完璧に仕上げたい場合はコーティング剤を使ってみましょう。


ヘッドライトコーティング剤

まとめ

以上が、ヘッドライトが黄ばんだり曇ったりする理由と、それを綺麗な状態にする方法です。

作業は比較的簡単。ヤスリは複数枚入りのものがありますし、ピカールも使い切れるものではないので、一度の用意で複数回は曇り取りが可能となるでしょう。

ちなみに、プロに頼むと片側につき5,000円ほどから、より本格的だと数万円になることも。

それが、両側1,000円ほどでできるわけですから是非試してみましょう。

⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数

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