NーVANの実際の燃費は?エヌバンの実燃費をライバル車種と比較
2018/09/15
ホンダから新しく発売となった商用軽の『NーVAN』。
アクティバンやバモスから実に19年ぶりの一新ということもあり、乗り心地、使い勝手、走りなどさまざまな面で向上しています。
さて、そんなNーVANですが、今回は燃費という部分に重きを置いて確認してみましょう。
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NーVAN(エヌバン)のJC08モード燃費と実燃費は?
バンタイプの車は風の抵抗や重量の重さによるエンジンへの負荷によって基本的に燃費が悪くなってしまいがちです。
軽自動車は燃費競争によって低燃費化がすすみましたが、低燃費を売りにしているスズキでも、バンタイプはけして燃費がいいとは言えないのが現状。
しかし、今回のNーVANの大きなポイントとして燃費も十分に飛躍したという点が挙げられます。
現在、メーカーが公表している燃費は『JC08モード』という方法で計測したものですが、実際の燃費はJC08モード燃費の7割前後とされています。
実際、私が乗っているワゴンRもJC08モード燃費が30km/lで実際の燃費は21km/l前後。
坂道を多く走る場合や高速を利用する場合など状況による変動はあるものの一つの目安になってきます。
JC08モード燃費とともに、7割の燃費を確認してみましょう。
JC08モード燃費 | 予想実燃費 | |
CVT 2WD | 23.8km/l | 16.66km/l |
CVT 4WD | 21.2km/l | 14.84km/l |
6MT 2WD | 18.6km/l | 13.02km/l |
6MT 4WD | 17.6km/l | 12.32km/l |
最も多く利用されるであろうCVTの2WDに着目すると、JC08モード燃費で23.8km/l、予想実燃費も16km/lを超えています。
従来のバンは、実燃費が10km/l前後になってしまう事も多く、軽自動車の中ではかなり燃費の悪い部類とされてきましたが、実燃費が16km/lを超えるのであれば、十分低燃費と言えるでしょう。
この数字は、日常使いで売られている軽自動車と比較してもそこまで遜色ありません。
NーVANとバモスの比較
先代モデルであるバモスとの比較も確認してみましょう。
NーVAN | バモス | |
オートマ 2WD | 23.8km/l | 15km/l |
オートマ 4WD | 21.2km/l | 14.6km/l |
マニュアル 2WD | 18.6km/l | 16.8km/l |
マニュアル 4WD | 17.6km/l | 16km/l |
バモスと比較してみると、マニュアルモデルは1割ほどの燃費向上に対し、オートマモデルは1.5倍ほど燃費がアップしています。
また、バモスはマニュアルの方が燃費がいいのに対して、NーVANはオートマ(CVT)の方が圧倒的に燃費が良くなっています。
これは、CVTの導入などオートマの技術が向上した事による低燃費化の効果によるもので、最近の車は基本的にオートマモデルの方が燃費がいい傾向にあります。
僅か、20年足らずの期間ですが、技術の向上は著しいものがありますね。
ちなみに、CVTは故障しやすく商用車には向かないとされてきましたが、現在のCVTはATと変わらない耐久性があるとされており、商用車に採用される事が増えてきました。
そのため、NーVANの耐久性が弱いということはないでしょう。
ライバル車との比較
軽の商用バンは、長年、ダイハツのハイゼットとスズキのエブリイが2強となっています。
NーVANの目標も当然この2強の牙城を崩せるのか、という事になってきますが、今回は燃費の面で比較します。
※売れ筋のモデルで比較
NーVAN | ハイゼット | エブリイ | |
オートマ 2WD | 23.8km/l | 17.2km/l | 17km/l(20.2km/l) |
オートマ 4WD | 21.2km/l | 16km/l | 16.6km/l(19km/l) |
マニュアル 2WD | 18.6km/l | 18.8km/l | 19km/l |
マニュアル 4WD | 17.6km/l | 17.8km/l | 17.4km/l |
※()は5AGS
ハイゼットとエブリイの燃費は、ほぼ同等で、いずれもCVTを導入しておらず、燃費はマニュアルモデルの方が上となっています。
NーVANと比較すると、マニュアルモデルはほぼ同じ燃費に対して、オートマはNーVANの方が2割以上、低燃費。
エブリイは5AGSがあるものの、それでもNーVANの燃費には敵いません。
燃費の面では今回一新されたNーVANに分があるという事が言えそうです。
もちろん、各社この状況を放置するはずもないので、今回のNーVANの低燃費化は他の軽バンにも影響を与える流れにはなるでしょう。
もし、NーVANがこの2強の牙城を崩すのであれば、ハイゼットとエブリイのモデルチェンジも近い話になるかもしれません。
まとめ
NーVANは、従来の軽バンのイメージを覆すほどの低燃費化に成功しています。
仕事使いでも重要な事ですし、それだけでなく、普段使いの選択肢にも入れる事が可能になるのではないでしょうか?
釣りやアウトドア、ウィンタースポーツをする人など。広々とした空間を必要とする人には新しい選択肢になるはずです。
具体的な内装や荷台、使い勝手についてはこちらの記事にまとめていますので参考にしてみて下さい。
⇒NーVANの荷台積載・室内空間、使い勝手の良さを解説!普段使いには?
⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数
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