中古車のクーリングオフは可能?返品可能なパターンとは
気に入って中古車を買ったつもりだったけど、
- 理想とはかけ離れていた
- 乗り心地が悪い
- 燃費が悪い
- エンジンに違和感がある
- 言われていない故障箇所を見つけてしまった
- 雨の日の臭いがきつい
などなど、自分本位な理由や車に問題がある場合など、事情は様々ですが「車を返品したい」と考える人も多い事でしょう。
そんな時に思いつくのが「クーリングオフって中古車でも可能なのかな?」という疑問。
クーリングオフは、訪問販売や通信販売などさまざまな場面で適用され、販売の種類によりますが契約した日から8日〜20日までの間であれば、契約の解除ができるというシステムです。
人間は時に、理屈や置かれた状況より、物欲や衝動が勝ってしまう事があります。「クーリングオフ」とは「頭を冷やす」という意味が含まれており、冷静になる期間を置いて『必要・不要』を判断して解約する事を可能としているのです。
クーリングオフ(英語: cooling-off period)とは、一定の契約に限り、一定期間、説明不要で無条件で申込みの撤回または契約を解除できる法制度である。Wikipedia
中古車にもこの制度が適用されるのか?また、キャンセルが可能なパターンについて説明します。
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中古車にクーリングオフは適用されない
いきなり結論となってしまいますが、中古車はクーリングオフ対象外です。これは、新車に関しても同じです。
クーリングオフとは一定の契約に限り有効な手段です。ここで言う一定の契約とは、
- 訪問販売
- 電話勧誘販売
- 連鎖販売取引(マルチ商法)
などで、商品や内容をしっかりと吟味できない契約です。
しかし、車に関しては、試乗をする場合も多いですし、契約書も多く交わします。その為、事前に吟味して選んで買っているとみなされるのです。たとえ、オークションなど画像でしか現物を確認していない場合でもクーリングオフはできません。
契約を取消または返品できる例
クーリングオフは適用されませんが、契約の取消や返品ができる場合もあります。
未成年者の契約
法定代理人の同意を得ずに行った法律行為は取消すことができる(5条2項)
法律で以上のように定められているので、この場合は取消が可能となります。
ここで言う法定代理人とは『親』を指します。
ただ、親の同意なしで車を販売している車販売会社はほとんど無いので適用される例は少ないでしょう。
事故歴の隠蔽
中古車販売会社が、故意に事故歴を隠蔽していた場合は返品が可能となります。
これに関しても特殊な例なので適用される事はほとんど無いでしょう。
キャンセルは可能?
対応は業者によって違いますが、キャンセルにはキャンセル料がかかるようになっています。
その為、気軽にキャンセル可能とは考えない方がいいでしょう。
キャンセル料がかかるのはお店側として当然の対処です。契約に至るまで様々な契約書を作成し、手続きを進めています。人件費や手数料など様々なお金もかかっているのです。
キャンセル料に関しては、定められた金額がありません。
多くの場合、購入代金の20%もしくは30%と設定されています。ただ30%となると200万円の車の場合60万円もの金額になってしまいますね。ここまでくると合理的な金額とは言えないでしょう。
キャンセルをする場合はキャンセル料の内訳を確認して判断しましょう。
また、車を購入する前にキャンセルに関する項目の確認をしておく事も重要です。
車の購入は、キャンセルや返品、取消といった事態にならないように十分に吟味して選ぶようにしましょう。それでも、「乗ってみると理想と違った」なんて事も起きてしまうんですけどね・・。
また、信頼できるお店から買うようにするとトラブル軽減にも繋がります。アフターケアもしっかりしてくれるお店なら車に多少の不満があっても納得できるかと思います。
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