コラム

軽自動車の最大サイズ。大きさ、規格について。

2016/09/12

街で走っている車を見て「これも軽自動車なの?!」と驚いてしまった事はありませんか?

私も、タントが発売した当初はそのサイズ感に驚きましたし、N-BOXが発売した時は更に衝撃を受けました。

従来の軽自動車のイメージは、小さい、パワーが無い、黄色いナンバー。このイメージは間違ってはいませんが、イメージが少しづつ変わってきた印象も受けます。

では、実際に軽自動車の規格とはどういった物なのでしょうか?詳しく見て行きましょう。

 

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軽自動車の規格

軽自動車の規格は大きく分けて2種類あります。

その2種類とは『サイズ』と『排気量』です。排気量はご存知の方も多いかもしれませんね。では、具体的な数値を見てみましょう。

排気量・・・660cc以下

サイズ
全長・・・3.4m以下
全幅・・・1.48m以下
全高・・・2m以下

以上のように軽自動車では排気量、サイズ共に上限が決められています。排気量が1cc超えても、サイズが1mm超えても軽自動車では無くなり、普通車(コンパクトカー)という扱いになってしまいます。

かつて、メルセデスから軽自動車仕様のスマートという車が販売されていました。元々のサイズは全幅のみ軽自動車の規格をオーバーしていましたが、フェンダーのサイズなどを調節する事によって軽自動車の規格に合わせた日本仕様の車として販売されていたのです。このように、規格さえ適合すれば元々軽自動車として開発された車でなくても、軽自動車として登録できるという事になります。

 

全高でサイズアップ

こちらの車を見てどちらの車が大きいように見えますか?

Screenshot 2016-07-19 at 14.27.56
画像:http://www.suzuki.co.jp/car/alto/

Screenshot 2016-07-09 at 15.43.05
画像:http://www.honda.co.jp/Nbox/

ほとんどの人が2番目の画像のN-BOXと答えるかと思います。実際、N-BOXの方がアルトより室内空間が広い作りとなっているのですが、実は、全長と全幅はどちらの車種も全く同じ数値となっています。

アルトN-BOX
全長3,395mm3,395mm
全幅1,475mm1,475mm
全高1,475mm1,790mm

実際に数値を比較してみると、唯一違っているのは全高です。最近の軽自動車は、ほぼ全ての車種で全長と全幅が同じサイズで軽自動車の規格をめいいっぱい使った作りとなっています。

「最近の軽自動車は大きい」

という声を、よく聞くようになりましたが、大きくなったのは全高の部分になります。タントやN-BOXを見ると箱の様な形状をしていますね。全長や全幅は大きく出来ない中、高さを出すと必然的に箱型の形状になってしまうのです。

最近では、箱型の軽自動車を多く見かけるようになったので『軽自動車らしい形状』になりつつありますね。

 

パワーも燃費もアップ

軽自動車は『パワーが無い』と言われ続けてきましたが、最近の軽自動車はそのイメージを払拭しつつあります。

軽自動車のエンジンは660cc以下という厳しい規格が決まっていますが、その中で各社競い合い『パワー』『燃費』あらゆる面で目に見えた技術革新が進んでいます。軽自動車は日本の自動車販売台数の4割までシェアを伸ばしていますので、日本で自動車を販売する以上、軽自動車の開発は欠かせないものとなっているのです。

車種にもよりますが、パワーに関してはノンターボでも十分な走行性能を発揮し、燃費に関しても30km/l超えが当たり前の時代に突入しました。静音性にも優れ、アイドリングストップも多くの車で標準装備となっています。

660ccという規格が存在するからこそ、その中で競って技術が急激に進歩しているのかもしれませんね。

 

どこまで高くなる?

軽自動車の全高がどんどん高くなっていますが、どこまで高くなるのでしょうか。

初代タントが発売した当時はその大きさに驚きましたが、全高は1,725mm(現行モデルは1,750mm)。その後発売したN-BOXは1,780mm。

そして現在は、ダイハツからウェイクが発売し1,835mmまで全高が高くなりました。

高さを出すと空気抵抗が増えますし、強風の日はハンドルを取られてしまう可能性があります。しかし、技術は日々向上していますので今後ウェイクよりさらに大きいサイズの軽自動車が安全性能を高め発売する可能性は十分に考えられます。

3ナンバークラスの中でも大きいサイズとされるアルファードの全高は1,895mm。ウェイクは60mmほどの差でかなり近づいていますね。今後、軽自動車がアルファードの全高を超える日が来るかもしれません。

その時の、室内寸法の高さは1,500mmを超える事になるでしょう。小柄な大人なら屈むこと無く立てそうですね。

そんなに高いのは必要ないだろうとか、安定性が保てないだろう、といった意見もあると思いますが、20年前にはN-BOXが誕生するとは誰も想像出来なかったはずです。

軽自動車のユーティリティ性能はさらに向上し、多くの人に欠かせない便利な存在として今後も進化していくことでしょう。

⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数

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