ガソリンを入れすぎた時の対策はただ一つ!溢れたらタンクや塗装は?
2018/09/18
近年は、セルフのガソリンスタンドが主流となってきました。
そのため、自分でガソリンを入れていたところ「溢れて(漏れて)しまった!」という事も頻繁に起こっているかと思います。
一応、給油ノズルの先端にはセンサーが付いており、センサーにガソリンが触れた地点で給油が停止する仕組みで、その地点で、給油をやめれば溢れる事もありません。
しかし、「少しでも多く入れておきたい」という心理が働いてしまうもので、給油ノズルを少し出してさらなる給油をしてしまい、限界を超えると一気に溢れ出ることになります。
もしかしたら、こちらの記事に辿り着いた人の中には、今現在、ガソリンが溢れたところで困っている人もいるかもしれませんね。
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ガソリンタンクの中は問題なし!
ガソリンが溢れた場合に心配なのが、
- ガソリンタンクは問題ないのか?
- ボディ(塗装)は問題ないのか?
という2点かと思います。
まずは、ガソリンタンクについてですが、
溢れるほど入れた場合でも通常通りタンクキャップを閉めて走りだして問題ありません。
ガソリンが溢れだすほど入っていたとしても、タンクには一定の空気が入っている状態ですし、タンク内の圧は正常に保たれる仕組みが働きます。
仮に、ガソリンが満タンの状態で、気温が高くガソリンが気化した場合でも、
気化したガスは、ガス専用のパイプで燃料タンクからエンジンルーム内のチャコールキャニスターへ送られ、その後、インテークマニホールドへ導かれていきます。
少しややこしい話ですが、溢れるほどのガソリンが入ったとしても、圧力が保たれる仕組みが働きますし、悪影響が出る事は考えられません。もちろん、吸い出す必要もありません。
ディーラーでも確認しましたが、特に対策を取る必要はないとのことです。
それに、セルフで入れる場合でなく、ガソリンスタンドの従業員(特に年配のオジサンに多い)に入れてもらう場合でも、ギリギリまで入れる光景はよく見かけるものです。
少しでも多く入れた方がガソリンスタンドの利益になりますからね。
また、自動車メーカーの立場になって考えてみても、ギリギリにガソリンを入れる事は当然想定して設計しているはずです。
危険な容量になる前に溢れ出るように、といったところでしょうか。
※メーカーはギリギリまで入れないようにアナウンスしていますが
塗装のダメージは?
次に気になる点は、『ガソリンが付着した塗装は問題ないのか?』という部分かと思います。
こちらに関しては、少なからずボディのダメージが考えられるものの、そこまで神経質に考える必要はありません。
ちなみに、私も何度か、ガソリンを溢れされていますが、ガソリンスタンドの備え付けの雑巾を濡らして拭く程度で済ませており、特にボディが劣化するような事はありません。
もし気になるようであれば、ガソリンスタンドの水道を借りて水をかけながら雑巾で擦るなどをするとよりベストかもしれませんね。
さらに、気になるようであれば、車用の中性洗剤などで洗うとよりガソリンの成分は残りません。
ちなみに、洗っても洗ってもガソリンの臭いが消えない事があるかもしれませんが、ガソリンの気化スピードはとても早いので数日もすると完璧に消えるはずです。(灯油のように臭いが残る事はありません)
こちらも、セルフではなくガソリンスタンドの従業員に入れてもらう時を考えてみると分かりやすいかと思います。
従業員の人も意外に、ノズルの先端からガソリンを垂らしてしまい、ボディにガソリンを付着させてしまうというケースが多くありますが、軽く拭き取る程度の事しかしないはずです。
ボディに少なからず影響がある事は間違いありませんが、給油口の下だけ塗装が剥がれているといった光景は見かけませんよね?
溢れるほど付着した場合は、水拭き程度はしておいた方がいいかと思いますが、そこまで神経質になる事ではないという事です。
雑巾を載せておくとベスト
多くのセルフスタンドでは、雑巾やタオルを自由に使えるように用意してくれていますが、
中には、そういった備え付けがないセルフスタンドもあります(実際、私もガソリンを溢れさせた時に経験しました)。
そのため、セルフを多く利用するのであれば、備えとして雑巾を車に載せておくと便利かと思います。
ガソリンがボディに付着してもそこまで慌てる必要はありませんが、それでも濃度が薄まっていないガソリンを放置してしまうのは、あまり好ましくありません。
せめて、水で拭き取り薄めておきたいところです。
最悪、ティッシュ等を濡らしてもいいかとは思いますが…。備えあれば憂いなしで、他の事にも使えるかもしれませんし、雑巾を積んでおくことをお勧めします。
あと、私は手がガソリン臭くなるのが嫌なので100均の使い捨てビニール手袋も使っています。灯油タンクを運ぶ時などにも使えますし、車に載せておくと意外に便利ですよ。
ギリギリまで入れたい気持ちを少し抑えよう!
気持ちとしては、ギリギリまで入れたくなるのは理解できますが、最後に数百ml多く入ったとしても、走行できる距離はさほど変わりません。
それに、ガソリンは昔ほど安くないですし、溢れさせるのは勿体無いですね。
まぁ、過去に何度か溢れさせている私が言っても説得力に欠けますが…(ここ10年ほどは溢れさせていないのでご勘弁を…)。
それでも、万が一溢れてしまった場合には、慌てずに今回紹介した対処法(実質、ボディの拭き取りだけ)で対応しましょう。
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