コラム

男の軽自動車はダサい?独身・既婚の軽所有比率の違いから考える

『車は走る税金』といった事が言われるほど、維持にはさまざまな税金がかかります。

そのため、「普通車が欲しいけど軽自動車にしておきたい…」と考える人も少なくないでしょう。

こちらの記事では、コンパクトカーと軽自動車の年間維持費の違いをまとめていますが、差が比較的少ないコンパクトカーと軽自動車の比較でも年間4万円ほど異なっており、ミニバンや大型の普通車で比較した場合には、数十万円の違いが出る場合も考えられます。

こういった中で、軽自動車を候補にいれるのはごく普通のことですね。

しかし、ここでネックになるのが「男の軽自動車はダサいのでは?」ということ。

女性が軽自動車に乗るのはごく自然な事とされますが、『男が乗るとダサい』という風潮は少なからずありますね…。

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未婚男女の軽自動車所有率の違い

こちらは、一般社団法人『日本自動車工業会』が公表している男女および未婚・既婚の軽自動車所有率の違いです。

車を運転する全体の人口が、未婚者より既婚者の方が多いのは当然のことですので、男女どちらも既婚者の所有率の方が高くなっています。

では、まず未婚者の軽自動車の所有率を比較すると、

  • 07年度…男9:女11
  • 09年度…男8:女9
  • 11年度…男7:女10
  • 13年度…男8:女8

以上のようになっており、全ての数字を足すと男32:女38。

未婚で軽自動車を購入する人のうち、45%が男性で、55%が女性という事になります。

やや女性が多いという事になりますが、それでもそこまで差の無い数字で、多くの人が考えている以上に男性も軽自動車に乗っているケースが多いようです。

考えられる要因は、維持費とステータスの低下。

消費税や年金など、支払うものが増えていく中で平均所得はここ10年間ほとんど変わっていません。昔ほどお金に余裕がないのです。
普通車というステータス以上に、維持費が安く済むというメリットが大きくなっているのでしょう。

それに、昔ほど大きな車に乗る事へのステータスが無くなっている部分もあります。

女性も男性を見る時に車で判断するケースは昔ほど多くないでしょう。重要なのは結局のところ人間性。男側としても、車で判断してくる女性より内面をみてくれる人を探したほうが建設的です。

それに、移動する手段と割り切ってしまえば普通車でも軽自動車でも変わりませんからね。5人乗りが必要になる機会もそうそうないはずです。

いい車に乗ることへのステータスは確実に減っています。

このデータは、そういった部分が反映された結果と言えるでしょう。

もちろん、未婚の男性は年齢も若くお金が無いといった事情もありますが、それでも昔は無理をしてでもマークⅡなど比較的大きな普通車を買う人が少なくありませんでした。これが一つのステータスだったのです。

一方、既婚者の軽自動車所有率を比較すると、

  • 07年度…男27:女53
  • 09年度…男29:女55
  • 11年度…男29:女54
  • 13年度…男30:女54

合計では、男115:女216。

割合は、男性35%に対して女性は65%。

未婚の場合に比べて男性の軽自動車所有率が下がっています。

理由としては、所帯を持ち、1台は普通車を持つというケースが増えている事が挙げられるでしょう。

最近は、奥さんが普通車に乗り、旦那が軽自動車に乗るというケースも増えているように感じますが、総合的に考えると旦那側が普通車に乗るという場合が多いようです。

そして、普通車を1台持っている場合は、税金対策にもう1台は軽自動車という家庭が多いので必然的に女性の軽自動車所有率が上がります。

男性が普通車を購入するのは結婚してからでもいいのでは?

未婚の男性が車を買う場合、『大人数を乗せる機会はないけど普通車にしておくべきかな…』と悩むケースが多いかもしれませんが、今回のデータから考えると、普通車を購入するのは結婚してからとする人も多いことが分かります。

独身で大きな車は基本的に必要ありませんからね…。スノーボードやキャンプが趣味といった場合でも、最近の軽自動車なら十分対応可能(4人でスノーボードに行ける軽もある)です。

コンパクトカーと軽自動車を比較しても維持費は年間で4万円ほど異なりますし、大きな車なら数十万円異なります。⇒コストの比較詳細

これだけ違えば趣味にお金をまわす事も出来ますし、貯蓄にもなりますね。それに、軽自動車が高くなったとはいっても、多くのケースで普通車よりは安く済みます。

そして、結婚をして子供ができてから普通車の購入を検討しても十分間に合うでしょう。むしろ、一人目の子供なら当分軽自動車でも十分。

実際、我が家も子供が3歳ですが軽自動車2台で特に不便を感じる機会がありません。

ちなみに、2人目の出産もひかえていますが、それでも軽自動車2台で当分は過ごす予定です。

さすがに、いずれは軽自動車を小さく感じ普通車に買い替える時がくるかもしれませんが、まだその必要性は感じていないのが実情。

現在未婚の男性は「軽自動車を買っても、結婚したら買い替える事になるのでは?」と考えるかもしれませんが、その必要があるのも当分先の話しになるかもしれないという事です。

以上のことから、男性が軽自動車に乗るのはけして少数派ではありませんし、少数派でない以上、ダサいといった事もないように感じます。

実際に普通車が必要なのは、車好きの場合や、趣味や家族の事情(車イスを載せるなど)で大きな車が必要な場合などに限られます。

もちろん、ステータスのために普通車に乗る人も少なくないかと思いますし、それも正しい判断かと思いますが、

もし、ステータスのためだけに普通車にする事に迷いがある場合は、軽自動車が無難かもしれません。

⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数

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