コラム

トンネル用信号の意味。黄色、赤は停止?高速道路と一般道

ごくごく稀にトンネルの入り口(もしくはトンネル内)に信号が設置されている場合があります。

見慣れない人にとっては、「どう走行すればいいのだろう…」と戸惑ってしまうかもしれませんね。

スポンサーリンク

トンネル用信号機とは

トンネル用の信号機は、一般道だけでなく、高速道路にも設置されています。

種類を大きく分類すると、

  1. 高速道路用
  2. 一般道用
  3. 一般道交互車線用

これらの3種類。

1と2に関しては、比較的長距離のトンネルに対して設置される機会が多く、トンネル内の異常などを知らせる意味があります。

3に関しては、道路幅が狭い関係で交互に通るために、トンネルの両出口に信号が設置されているタイプ。こちらは、そこまで数が多くないかもしれません。

高速道路のトンネル用信号

こちらは、高層道路のトンネル用信号の実際の画像ですが、トンネルの数十メートル手前に設置されている事が多くなっています。

基本的には、ほとんどのケースで青表示。青表示の場合は、トンネル内の走行がスムーズにできており渋滞のない状態を指しています。

要するに、そのまま通ってOKです。

次に黄色(点滅になっていることが多い)の状態は、トンネル内で順調な走行ができておらず注意を促す意味があります。

最も多い理由は『渋滞』。

ご存知かとは思いますが、明るい日中にトンネルに進入すると、ブラックアウトと呼ばれる視界が悪い状態になります。

高速道路では、この一瞬の目眩ましが致命的になってしまう事も多く、トンネル進入直後に渋滞がある場合には、衝突事故が発生してしまうことも…。

トンネル用信号は、事前に異常を知らせる事で、減速そして注意力を高める役目を果たしています。

次に赤信号の場合は、一般的な信号の解釈と同じで『止まれ』を表します。

どういった状況で赤になるかと言うと、トンネル内で事故が起きて通行できない場合や火災がおきて危険な場合など。

後続車がトンネルに進入すると二次被害が起きかねないため進入を止める役割を果たしています。

私の経験では基本的に青で、一度だけ黄色を経験していますが、赤は確認した事がありません。以前は毎日信号のあるトンネルを通行していましたので、滅多に赤になることはないのでしょう。

距離が長いトンネルに設置されるのも、

  • 途中で事故が起こりやすい
  • 二次災害が広がりやすい

こういった事情があるようです。

一般道のトンネル用信号も同じ意味合い

高層道路だけでなく、一般道に関してもトンネル用信号が設置されている場合があります。

設置されている場所は、一般道にしては比較的速度の出せる環境で、尚且つ、基本的に5キロ以上など長距離のトンネルに限られています。

信号の表す意味合いは基本的に高速道路と同じです。

青ならそのまま進んで問題ありませんし、黄色なら渋滞などスムーズに走行できていない状況を表します。

そして、赤は停止が義務付けられ、トンネル内で致命的な事故などが起こっている状況が考えられます。

もし、前方に停止している車両がない場合は、赤信号を見逃したり、「どういった意味だろう…」と恐る恐る進んでしまいそうですが、くれぐれも進入しないようにしましょう。
特に普段から通っている人は赤になる事を想定していないかもしれません。

一度、入ると後戻りも難しいですし、何時間という長時間、そのままトンネル内で過ごすことになるかもしれません。

交互車線のトンネル信号

ここまでに紹介した『トンネル用信号』とはやや異なりますが、通常の信号がトンネルの入り口に設置されているケースがあります。

これは、トンネルの道幅が狭くすれ違いができない場合に設置されているもので、基本的にトンネルの両入口に信号が設置されており、片方が青なら、もう片方が赤で、交互に通行できる仕組みとなっています。

分かりやすく言うと、工事用の交互車線のような状態ですね。

ちなみに、私の住んでいる地域、長野県では、青木峠の中間辺りと、松本市松本駅から数キロほどの位置、合計2ヶ所に設置されています。

ネット上の情報ではレアな信号として扱われていますが案外あるのかもしれません。

また、松本市に至っては、トンネルの出口がそのまま交差線となっており、交差点の信号も兼ねています。幸い、トンネルの距離が数十メートルほどと短いので交差点の信号はそこまで待たされるものではありませんが、かなり特殊な環境と言えそうです。

少し分かりづらいのですが、印は交差点の信号機の場所を指しており、左側だけ線路下のトンネルを通った先にあります。

トンネルの道幅はとても狭く普通車でギリギリ。

ちなみに次の画像は、もう1箇所の青木峠。

画像:グーグルマップ、グーグルアース

地図の灰色部分がトンネルで、両入口に信号機が設置され交互車線となっています。

ちなみに、下の画像は上空写真。狭いながらもなんとか道路を作った感が伝わってきます。

ユーチューブではこんな動画も見つけました。

トンネルの長さは1352m。距離が長いため、信号の待ち時間は6分半に及ぶそうです。6分半は厳しい…。

まとめ

今回は、トンネルに設置されている信号について解説しました。

基本的な考えとしては、青はそのまま通っても問題なし、黄色は注意、赤は止まれ、となっており、通常通りの信号の解釈で間違いありません。

ただ、やはり、「こんなところに信号が!」という感覚も強く見逃してしまう恐れがありそうですね。普段からトンネルの信号確認を心がけた方がより安全に走行できそうです。

【関連記事】

踏切の種類、信号の意味
センターラインの種類と意味

⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数

【お得情報】

車検まで半年を切っている人はこちらを確認⇒車検代を最も安くする方法

車を売るor買い替える予定の人は必見!⇒車を最も安く買う方法(高く売る方法)

🚙40秒の簡単入力で愛車の査定額がその場で分かる!🚗

7年愛用したフィットで一括査定を利用したところ、下取りと比べて284,000円高値で売れました。

わずか40秒の簡単入力で、最大10社から一括査定が受けられるうえ、入力後、1秒で最高額が分かります。

もちろん実際に売るかは、査定額を見た後に判断可能です。

⇒査定比較.comの一括見積もり

関連

-コラム