踏切の種類は全部で4種類!遮断機どころか警報機がないタイプも!
2018/09/15
普段、何気なく通り過ぎている踏切。
日常でよく通る踏切には何の違和感も感じず過ごしていますが、少し田舎や、通らない道に踏切があると、「あれ、警報機がなっているのに遮断機がおりていない」など、異なる光景を見かける事があります。
ですが、これは、けして意外な事ではなく、日本の踏切は、大きく4種類に分けられており、中には遮断機どころか警報機が設置されていないケースもあるのです。
都会の人には、海外の話の様に思えるかもしれませんね。
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日本にある4種類の踏切
第1種
一つ目は、自動遮断機が設置されているか踏切保安係が配置されている踏切。
実際には、踏切保安係が配置されているケースは殆ど無く、私自身も見たことがありません。
ただ、第1種に該当するのは、一般的な踏切で、遮断機や警報機が鳴る普段見かけるものとなります。
第2種
第2種は、決まっている時間帯のみ踏切保安係が遮断機を操作します。
ピンとこない人も多いかと思いますが、30年以上前に第1種への置き換えが進んだため、今現在では一つも存在しないとされています。(では、なぜ未だに第2種という言い方が残っているのか…)
踏切保安係が配置される時間は掲示されており、それに該当しない時間は、遮断機も警報機も作動しませんでした。
第3種
第3種は、踏切警標と踏切警報機が付いている踏切で遮断機が付いていません。
こういった田舎道では見かける機会も多く、これからも残っていくであろう種類の踏切です。
ちなみに、私が住んでいる地域も極端な田舎ではないものの、細い道ではこういった踏切を見かける機会があります。
設置しない理由はコストと、車幅の狭さでしょう。
第4種
第4種は、踏切警標のみで、遮断機も警報機も設置されていない踏切です。電車を知らせるものが一切取り付けられていません。
こちらの動画では95ヶ所の第4種踏切がまとめられています。意外にも住宅地への設置が多く、小さい子供がいる家庭には少し危険な場所となるかもしれません。
実際、近隣の住民からそういった声も上がっているようで、廃止されるケースもあるようです。
また、電車が踏切を通る際に警笛を鳴らすケースもあり、それはそれで近隣に迷惑になっているようにも感じます…。そこまでするなら警報機を設置するべきかと…。
全ての踏切で一時停止が義務!ただし…
踏切の前では一時停止で左右を確認して進むのが基本ですが、このルールは紹介した全ての踏切に適用されるもので、守らなかった場合には、踏切不停止違反となります。
- 違反点数…2点
- 罰則…3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
ただし、反則金の対象となるため、9,000円の反則金を納めれば罰則を受ける必要がありません。
ちなみに、教習所では「踏切では窓を開けて音も確認する」と習っていますが、これは教習所の試験では減点の対象になるものの、道路交通法33条第1項『踏切の通過』では明記されていないため、実際の踏切で窓を開けていなくても違反で検挙される事はありません。
もちろん、安全面の観点から考えると、音楽を聞いている場合など、外の音が聞き取りづらい場合もありますので、踏切の手前で窓を空けるクセはつけておいた方がいいのかもしれませんが。
また、踏切に信号機が設置されている場合には、信号が優先されるため、青の場合には一時停止をせずそのまま通過してOKです。
普段、信号のある踏切を通らない人はついつい停止してしまいそうですが、後ろからクラクションを鳴らされてしまうかもしれません。
勝手踏切とは
正式な踏切は紹介した4種類(実質3種類)のみですが、それとは別で『勝手踏切』と呼ばれる物があります。
勝手踏切とは、近隣の住民が、自らの利便性のために、勝手に線路を横切っているもので、接触事故が起こるなど非常に問題になっています。
中には、もともと線路がなく、分断されていない環境だったところを線路によって分断されてしまった場合もあり、非公認ではありますが、鉄道会社が黙認してきたケースもあるようです。
勝手踏切は、全国に2万ヶ所ほどあるとされており、この記事を読んでいる人の中には思い当たるフシがある人もいるかもしれません。
非常に危険な行為となりますし、過去にはタレントが踏切に侵入して撮影をしSNSにアップしたところ、書類送検された例もありました。
書類送検の根拠は、鉄道営業法第37条の「鉄道地内にみだりに立ち入る行為」によるもので科料10,000円未満とする罰則が科されます。
ちなみに、新幹線の線路に侵入した場合には、最悪、懲役刑となりますので、人生が大きく変わってしまうかもしれません(新幹線の線路に勝手踏切はないかと思いますので、ただの侵入行為ですが)。
最後に
今回は、踏切の種類について紹介しましたが、踏切の種類が違えど基本的なルールは変わりません。
線路を横断する際には完全に停止をして、左右を確認して進むのが基本。
ただ、中には、気付きにくい踏切もありますね。遮断機もあるけど、道路との段差が少なく直前まで踏切だと気が付けないタイプのものが。
第4種なども危険ですが、この手のタイプにも気をつけなくてはなりません。
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