故障・修理

めっちゃ簡単!飛び石のフロントガラスの傷を自分で修理する方法

車を運転していると「前方の車や対向車から飛び石が飛んできた!」といった事が多々ありますね。

多くの場合、「バチッ!」という音にびっくりするだけで何事もありませんが、運が悪いとガラスにヒビが入ってしまうという事もあります。

筆者は運が悪い事に2回もこのような経験をしています。

1回目はヒビが入っている事に気が付かずそのまま車検へ。意外に知られていない事ですが、ガラスのヒビはそのままでは車検に通らないんですよね・・。ガラスの取り換えとまではいきませんが、ヒビを修理しなくてはなりません。

そして、車検を通すために修理をお願いしたのですが、修理費用は2万円。。

痛い出費となってしまいました。

そして、その後、2回目のヒビ割れを経験する事になるのですが、2回目は安く済ませるために、自分で修理しました。

その時の率直な意見は、

「めちゃくちゃ簡単!」

「なんで2万円もかかったんだろう・・」

初めての時は材料費が少しかかりますが、使い回しがきくし2万円に比べればずっと安く済むので時間がある人は自分で修理する事をおすすめします。

 

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フロントガラスの修理に必要な道具

まずは、作業工程の前に必要な道具を確認しておきましょう。

  • ガラスの補修液
  • 注射器
  • 注射器の台座
  • 台座固定のテープ
  • マスキングテープ

※後ほど紹介する補修キットにマスキングテープ以外のグッズが含まれています。

ガラスの補修液

まず、必ず必要となるのがガラス用の補修液です。

ガラスの補修となると様々な特殊な『液』などを必要とするように感じますが、必要なのはガラス用の補修液のみ。

ガラス用の補修液は、接着剤とガラスとして再生する役割を果たします。ガラスを修復する以上、ガラスとして再生しなくてはならないのです。くれぐれもボンドなどを利用しないように。

フロントガラスはどの車でも2枚ガラスと呼ばれる2枚のガラスが重なった工法で作られています。

補修液は2枚ガラスの隙間に入り込み密着させる事によってガラスと一体化しヒビの広がりを抑える事ができるのです。

注射器


テルモシリンジ 10ml

注射器の用途は、

  • 2枚ガラスの隙間に圧力をかける
  • 補修液を浸透させる

安価な商品が売られていますが、ガラスの補修にはそれらの商品でも十分に役割を果たしてくれます。

注射器の台座

注射器を使う際に台座を必要とします。

Screenshot 2017-02-03 at 17.18.05

補修作業中は傷周辺が真空状態である必要があります。真空状態を作りだすために台座で固定、空気が入らないように両面テープといったグッズが必要になるのです。

本格的な業務用の商品もありますが、画像のような簡単な台座で十分役目を果たします。

マスキングテープ


日東電工 養生用テープ 50mm×25M さくら色 No.395N [マスキングテープ]

ガラスリペアセットには入っていませんがこちらも用意する事をおすすめします。

マスキングテープは修正液を余計な場所にまで広げない役割を果たしてくれます。

ボンドなどの利用で余計な場所に付着して剥がすのに苦労したという経験を誰しもがお持ちではないでしょうか?

ガラスの補修液に関しても、ガラスの役割を果たす商品なので一度固まってしまうと簡単には取れません。

その為、関係のない場所にまで補修液が広がらないように養生の役割をマスキングテープでしておく必要があるのです。

ガラス補修キット


カーメイト 車用 ウインドリペア プロ システムセット PS300

これまで紹介したグッズのうちマスキングテープ以外は『ガラス補修キット』に含まれています。

かなり安価で600円代から売られています。上記のリンクはAmazonのガラス補修キットの一覧が見れますので確認してみて下さい。

 

フロントガラスを補修する方法

補修用の道具が揃いましたら、早速補修作業を進めましょう。補修を後回しにするとヒビが広がっていく可能性があるので早めに補修する事をおすすめします。

1,ガラスの拭き取り作業

まずは、ヒビ周辺の拭き取り作業をして汚れを落とします。

水を使うとガラスの隙間に水分が入ってしまい乾くのを待たなくてはいけなくなるので、乾いたタオルなどで拭き取り作業を行いましょう。

2,ヒビの清掃

続いて、ヒビの汚れを落とします。

多くの補修キットにピンが付属しているので、そのピンを使いヒビの汚れを落としましょう。

ゴミやガラスの破片などを取り除く事により補修液が浸透しやすくなります。

補修キットに付属していない場合は、安全ピンなどでも可。

3,台座の設置

次に台座を設置します。

Screenshot 2017-02-03 at 17.40.04Screenshot 2017-02-03 at 17.40.30

傷の部分が中心にくるように両面テープを貼り、台座を設置します。真空状態になる事が大切なので手で押して両面テープがしっかり付いているか確認しましょう。

4,周辺をマスキングテープで養生

Screenshot 2017-02-03 at 17.40.44

下に補修液が垂れてくる可能性があるので補修箇所の下側を中心にマスキングテープを貼りましょう。

5,補修液の注入

Screenshot 2017-02-03 at 17.40.48

補修液は台座に直接入れます。

この段階で内側から確認すると補修液が傷に浸透していませんが、浸透作業は注射器で行うのでそこまで気にする必要はありません。

あまり入れすぎてしまうと溢れてしまい後処理が大変になるので注意して下さい。

6,注射器をセット

続いて注射器をセットして、加圧と減圧を10回程繰り返します(注射器の押し引き)。

加圧・・補修液を送り込み浸透

減圧・・ガラスが引きこまれ2枚ガラスが密着

加圧と減圧を繰り返す事によって、補修液がしっかりと浸透してガラス同士がしっかりと吸着するのです。

7,注射器と台座を取り外す

以上で注射器の作業は終わりますので圧のかかっていない時に取り外しましょう。

また、台座と両面テープの役割も終わりますので剥がします。この時に補修液が溢れる事があるので拭き取りましょう。

8,補修液を数滴たらす

傷口に僅かな窪みが残ってしまうので、それを埋める為に数滴程度、補修液を直接垂らします。

9,保護フィルムを貼る

補修液を垂らしたらすぐに保護フィルムを貼りましょう。

乾くまで30分〜1時間ほど待ちます。待ち時間は季節にもよりますが、1時間あれば多くの場合乾くでしょう。

この段階で、マスキングテープは必要ありませんのではがしましょう。

10,表面の補修液を削る

乾いているかをしっかりと確認して保護フィルムをはがします。1時間以上経過していても乾いているかどうかはしっかり確認しましょう。

保護フィルムをはがしたら、表面の余分な(ガラスから出っぱった)補修液を削り取ります。

Screenshot 2017-02-03 at 17.42.24

カミソリの刃を使うと簡単に削れますが、強く力を入れないように慎重に行う必要があります。

周りのガラスに傷をつけないように、そして、補修液を削り過ぎないように気をつけましょう。

また、カミソリの角を直接あてると補修した傷が再発してしまう恐れがあるので注意しましょう。

補修を動画で確認!

最後に

カミソリで削る作業など難しいようにも感じますが、基本的には誰でもできる簡単な作業です。

ただ、最初から上手くいくとは限りません。失敗してしまう可能性もあるので、それを見越して2回分がセットになった補修キットを購入するのも有効な手段となるでしょう。

最安は、2回分セットで690円ほど。1回あたり350円ほどで可能ですね。

お店で補修すると2万円かかるのが350円で直せるのでご自身で補修に挑戦する価値は十分にあるかと思います。

⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数

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