喫煙車と禁煙車で買取価格はどう変わる?いくら減額される?
車の買取査定では、年式や走行距離、事故歴など様々な要素が査定対象となり、車内のシートの汚れや傷など車の外観以外の部分もシビアに評価されてしまいます。そして、タバコの臭いなど目に見えない部分でも減点対象とされてしまい査定額が下がってしまう事があるのです。
車の価格は需要と供給によって決まります。同じ車種の同程度の状態の車が売られている場合、タバコの臭いがしない車とタバコの臭いがする車、どちらにニーズがあるでしょうか?おそらく、ほとんどの人がタバコの臭いがしない車を選択するでしょう。喫煙者であってもこの傾向は同じはずです。
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近年はさらにタバコの臭いが敬遠される傾向に
ここ10年ぐらいの間でしょうか『分煙化』という言葉がよく使われるようになりました。駅などを見ても、喫煙スペースは限られており煙が外に漏れない構造になっている事も少なくありませんし、飲食店などでもガラスで完全にさえぎって喫煙スペースを別の空間にしている事もあります。
健康の観点だけでなく、タバコそのものの臭いが敬遠されているというのもこれらの要因の1つです。
この傾向は、車の場合も例外ではありません。タバコの臭いがするというだけでその車を避けてしまうユーザーも少なくありませんし、例え同車種の同程度の車で価格が安く設定されていても選択肢に入れないユーザーが増えているとされています。
ニーズの少ない車は価格の下落に繋がりますので、買取価格にも顕著に現れます。具体的には数万円程度〜最大10万円程まで買取査定額に差がでる事があるとされています。
〇〇円マイナス査定という基準はない
買取査定を行うのは各会社の査定士ですが、具体的にタバコの臭いがあるから〇〇円マイナスといった基準はありません。
減額になる金額が決まるのは査定士の裁量による部分が大きく、買取会社によって大きく評価が異なる事があります。
- A社・・マイナス10万円
- B社・・マイナス3万円
- C社・・減額なし
10万円のマイナス査定をするほど臭いのついた車で減額なしは考えづらいかもしれませんが、各買取会社によって大きく価格差が生じる事は間違いありません。
ですので、タバコの臭いで減額されてしまう場合は複数社の査定を受ける事をおすすめします。1社では適切な査定をしてもらえない可能性が高く、少なくとも数万円以上の損をしてしまうと考えて下さい。
査定前にクリーニング
少しでも印象を良くする為に、査定を受ける数週間前から車内での喫煙を止めてクリーニングを行うようにしましょう。
具体的には、
- シートなど布部分を固く絞ったタオルで拭き取る
- フロアマットを洗浄
- 無香料タイプのファブリーズなど消臭剤を吹きかける
間違っても香水等で臭いを誤魔化すのはやめておきましょう。香水の臭いが強烈についている状態でも中古車市場で敬遠されてしまうので買取価格が下がってしまう可能性があります。
業者に頼んで臭いを取ってもらう事も可能ですが、完璧に臭いが取れる保証もありませんし、3万円前後のクリーニング料金を支払わなくてはなりません。仮に査定額が上がったとしても3万円以上の上積みになるかは疑問ですのであまりおすすめはしません。
焦げ付き
「シートに灰を落としてしまい穴を開けてしまった」タバコを吸っていると少なからず起こる話でしょう。
シートの穴を分からないように補修するのは不可能です。完全に直すのであればシート自体を張り替える必要があるでしょう。張り替え費用は3万円前後。
残念ながら張り替えても3万円以上の査定額の上積みは難しいので穴が空いている場合は諦めてそのまま査定に出しましょう。
今後もタバコは敬遠される傾向に
タバコの税金は年々上がっていき喫煙者の人数は年々減少傾向にあるとされています。
タバコを吸う人の人数が減るほと肩身も狭くなり尚更敬遠される傾向が強まると考えられます。
車を乗り潰す場合は問題ありませんが、売る予定がある場合は、出来るだけ車外でタバコを吸うのが有効な手段となるかもしれません。
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