スズキ ワゴンR

人気やおすすめは?新型ワゴンRのグレードによる装備と価格の違い

2017年2月に新型のワゴンRが発表されました。

これまでもSエネチャージなどの先進技術によりライバル車に燃費等で差をつけていた印象でしたが、新型ワゴンRもクリープ時にモーターのみで走るなどさらなる技術向上を実装してきましたね。

ムーヴやN-WGNやデイズなど強力なライバルも多いカテゴリーですが、他車をどれだけ引き離す事ができるか注目です。

しかし、この新型ワゴンR、グレードによって大きく装備やスペックが異なってきます。あまり調べないまま購入してしまうと、後々後悔してしまうという可能性もあるでしょう。

そこで今回はグレード別の装備の違いについてまとめます。購入の参考にしてみて下さい。

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廉価グレードの『FA』

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参考元:スズキ

最も価格が安くエントリーモデルや日常の足、商用車として用意されているグレードがこちらの『FA』。

このグレードの特徴は、CMなどでもガンガン宣伝されている『マイルドハイブリッド』が搭載されていないという部分。

その分、価格も安く抑えられていますが、走行性能や燃費性能といった部分で他のグレードには大きく差を付けられています。

では、具体的にどういった装備が搭載されているか確認してみましょう。

  • 軽量衝撃吸収ボディー TECT<テクト>
  • 歩行者傷害軽減ボディー
  • 頭部衝撃軽減構造インテリア
  • 運転席・助手席SRSエアバッグ
  • エマージェンシーストップシグナル(急ブレーキ時にハザード)
  • ESP(横滑り防止装置)
  • ヒルホールドコントロール(坂道発進をアシスト)
  • 4輪ABS[EBD・ブレーキアシスト付](スリップ時のブレーキ補助)
  • エアコン(マニュアル)
  • フロント2スピーカー
  • 電波式キーレスエントリー[アンサーバック付]
  • レーンチェンジウインカー(ウィンカーレバーを軽くおさえると3回ターンランプが点滅)
  • 電動格納式リモコンドアミラー
  • フロントベンチシート[センターアームレスト付]
  • 左右独立リヤシートスライド&リクライニング機構

基本的な機能はついていますので、日常使いで不便する点はそこまでありません。

ただし、エアコンがフルオートではなくマニュアルになっている点や、現在は主流となっているプッシュスタートなどの便利機能が装備されていないので最低限の機能だけにして価格を下げている印象ですね。まぁ、こういった部分はどの車でも共通している事ですが。

最も異なる点は、先程も触れましたが、ハイブリッドシステムが搭載されていないという事。

このグレード以外は減速時のエネルギー回生によってリチウムイオンバッテリーに充電。その電気を加速時に使う事によって燃費改善・加速性能改善に繋げています。

燃費は、『FA』の2WDモデルで26.8km/l、ハイブリッド搭載モデルでは33.4km/l

ハイブリッド搭載モデルに比べて2割以上燃費が落ちるのでこの差は大きいと考えざるを得ないですね。

『FA』の価格

2WD・・・1,078,920円

4WD・・・1,202,040円

 

中間モデル『HYBRID FX』

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続いて、中間モデル『FX』の装備について。

画像を見ての通り見た目は『FA』と大きく変わりません。エアロ等もなくシンプルな印象です。

装備については先ほどの『FA』にプラスされた部分や高機能になった部分をまとめます。

  • 車両接近通報装置(ハイブリッド走行時に音で歩行者に接近を知らせる)
  • エアコン(フルオート)
  • エコクール(アイドリングストップ時に蓄冷剤によって適温をキープ)
  • タコメーター
  • マイルドハイブリッド
  • アイドリングストップ

やはり、最も大きな違いはハイブリッドシステムが搭載されるという点。

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  • モーターの力でクリープ走行
  • モーターアシストで発進・加速、それによる燃費向上
  • 減速のエネルギーを回生
  • 静かなエンジン再始動
  • コンパクト設計により軽でも居住性に影響を与えない

以上のような様々なメリットがあります。

アイドリングストップに関してもこちらのグレードから搭載されていますし、エアコンもフルオート仕様になっています。

ただし、エンジンのプッシュスタートは搭載されておらず、『FX』にプッシュスタートを搭載する場合はセーフティパッケージを装着する必要があります。詳しくは後ほどの項目で。

『FX』の価格

2WD・・・1,177,200円

4WD・・・1,298,160円

 

上位グレード『FZ』

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こちらが上位グレード『FZ』の画像ですが、見た目がこれまでのグレードとは全く異なっていますね。まるで別の車のようなカスタムモデルのような印象を受けます。

ここまで、見た目が劇的に変わる車種もなかなかありません。

『FX』と異なる点は、

  • LEDヘッドランプ(他のグレードはハロゲン)
  • キーレスプッシュスタート
  • 本革巻ステアリングホイール
  • ステアリングオーディオスイッチ
  • 助手席バニティーミラー(バイザーに鏡)
  • シルバーインサイドドアハンドル
  • 運転席シートリフター
  • フロント・リアバンパー
  • スポイラー
  • LEDサイドターンランプ付ドアミラー
  • IRカット機能付フロントガラス
  • プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)
  • 14インチアルミホイール

細かな便利機能と、加飾品が増えている印象ですね。快適機能としては赤外線・紫外線をカットするガラスの装備や、シートの高さを調節するリフター機能。スポイラーやエアロ、本革巻ステアリングやメッキなどによりインテリア・エクステリア共に豪華な印象を与えます。中間モデル『FX』ではインテリアやエクステリアにそこまで大きな変更点がないので上位モデルで劇的に変わった印象を受けますね。

そして、プッシュスタートが標準装備になるのはこちらの『FZ』のみとなっています。

燃費性能や走行性能といった部分は、『FX』と変わりません。

『FZ』の価格

2WD・・・1,350,000円

4WD・・・1,470,960円

 

セーフティパッケージ

『FZ』と『FX』にはそれぞれセーフティパッケージと呼ばれる安全性能を高めるオプションが用意されています。最近では、多くの車でこういった安全機能のオプションがありますね。

では、どういった機能が加わるのか確認しましょう。

【デュアルセンサーブレーキサポート】

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夜間や距離感に強いレーダーと、歩行者を認識する単眼カメラにより安全性を高めた自動ブレーキシステムを採用しています。

  • 前方衝突警告機能
  • ブレーキアシスト機能
  • 自動ブレーキ機能

【誤発進抑制機能】

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万が一、ブレーキとアクセルを踏み間違えてもエンジン出力を制御します。

【車線逸脱警報機能】

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車線からはみ出すとブザーなどで注意をうながす。

【ふらつき警告機能】

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ふらついた運転をしていると注意をうながす。

【先行車発進お知らせ機能】

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前方の車が発進した際にブザーでお知らせ。

【ハイビームアシスト機能】

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先行車や対向車を感知してハイビームとロービームを自動切り替え。

※条件によって作動しない機能もあります。

以上の6つの安全装置や便利機能が加わるのが『セーフティパッケージ』となっています。

さらに、もう一点。『FX』の場合は標準モデルにエンジンプッシュスタートが装備されていませんが、セーフティパッケージを付ける事によりプッシュスタート仕様に変更されます。この違いも大きいですね。

セーフティパッケージの価格

『FX』

2WD・・・1,273,320円

4WD・・・1,394,280円

『FZ』

2WD・・・1,409,400円

4WD・・・1,530,360円

『FZ』は通常モデルにプラス6万円ほど。『FX』に関しては、プッシュスタートが装着されるので通常モデルより10万円ほど高くなっています。

これだけの安全機能をこの価格で実現しているのは魅力的ですね。実際、半数以上の人はセーフティパッケージ装着車を選択しています。

どのグレードが人気?

スズキに確認したところ、『FZ』と『FX』それぞれセーフティパッケージを装着したモデルが人気との回答をいただきました。

『FA』に関しても一定の需要があるようですが、燃費が劣るといった点やプッシュスタートが付いていないといった点で避ける人も少なくないようです。走行・燃費性能が全く異なるので別の車という見方もできますね。

そういった意味では、『FA』がスタンダードグレードで『FZ』が上位グレードといった見方もできます。

この2つのグレードは走行性能や基本的なスペックに関しては全く同じです。機能的に違うのは『FX』通常グレードにはプッシュスタートがないといった部分ぐらいでしょうか。

ただし、見た目が全く異なっているのでそういった部分の好みによっても選択肢が変わってきそうです。

燃費を気にしなくて簡素な機能で十分という人は『FA』。

燃費性能なども重視する人は『FZ』と『FX』。見た目の好みを考慮にいれて選択しましょう。

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