修理歴ありの事故中古車は避けるべき?買っても問題ない?

さて、最近は質問を受ける事が多くなってきました。閲覧して頂き、頼って頂きありがとうございます。感謝です。
今回の質問は、『修理歴あり』の中古車に関してです。修理歴ありの車は多く見かけるけど「危ないのかな?」と敬遠してしまう部分もありますよね。今回は、記事にて返答をしたいと思います。
中古車の購入で迷っているので相談したく連絡致しました。
迷っているのは事故歴ありの中古車です。中古車はかれこれ3ヶ月ほど探しまわっていたのですが、なかなか予算内で思惑通りの車は見つかりませんでした。
そんな中、見つけたのが事故歴ありの理想の車種です。これまでは、予算を10〜20万円オーバーする中古車しか見つからなかったのですが、事故車という事もあり、価格が安く予算としていた金額で買えそうです。
事故の箇所はリア部分で大きな事故ではなく問題なく使えるとの説明を受けています。走行距離も4万キロで事故が問題ないのであれば長く使えるように感じます。
実際、事故歴ありとは今後の走行に問題が出たりするものなのでしょうか?
なるほど。確かに事故歴ありは同車種の同程度の車に比べて10〜20万円程安く買える事が多いので迷う部分ですよね。
今回は質問者様に許可を頂きこちらで回答します。
スポンサーリンク
営業マンは「問題ない」
お店に展示している車に対して、
「これはかなりの規模の事故だった」
「おすすめしない」
「問題が起こる可能性が高い」
といった事を言う営業マンはまず居ません。このような説明をお客さんにしていては永遠に売れなくなってしまいますからね。お店側としてはできるだけ車を早く売りたいというのが本音です。
その為、多くの営業マンは事故歴の車に対して、
「問題ありません」
「大きな事故ではありません」
「普通に乗って頂けます」
といった言い方をすることが多くなっています。ただ、嘘を付いたら詐欺となってしまうので酷い事故歴の時は、それとなく重い印象を受けないようなニュアンスで上手く伝えてくるでしょう。中には酷い事故歴も軽い事故歴として説明する悪質なケースもあるので気をつけなくてはなりません。
リアは走行性能に最も影響を与えない
事故歴ありと一言で括ってもさまざまな場所や規模がありますね。
まず、場所だけの話でいくとリアの事故歴は比較的走行性能に影響を与えない場所とされています。
サイドの事故歴だと足回りに影響を与えている可能性がありますし、フロントだとエンジンなど車の心臓とも言える機能が密集しているのでリスクも高くなります。
その点、リアは、荷台やスペアタイヤを積んでいるだけですので、他の場所に比べるとまだリスクが少ない場所と捉えられるのです。稀に、リアにエンジンを積んでいる車もありますが、日本車ではまず見かけません。
しかし、リアの方が比較的安全というだけで、事故の規模が大きければ目安としては使えません。
大切なのは事故歴について深く聞く事
事故歴ありの中古車で迷っている時は、その事故歴について深く尋ねるようにしましょう。
それでも、正直にありのままを説明してくれる業者は少ないかもしれません。
そこで、聞いてもらいたいのが、
「トランクフロア(荷台フロア)のみの修理歴なのか、インナーパネルまで修理しているのか」
という質問。
筆者の考えとしては、インナーパネルにまで修理が及ぶ事故の場合はその中古車を敬遠します。インナーパネルにまで及ぶ修理歴の場合けして小さい事故とは言えません。
インナーパネルの修理歴を把握していない営業マンも多いと思いますがお店側としては必ず把握している事です。多くの場合「ちょっとお待ち下さい」となり確認をしてくれるでしょう。「分かりません」と済まされてしまった場合は信用出来ないと判断し敬遠することをおすすめします。
ただ、こういった事に正解はありません。あくまでも筆者の判断ポイントとなりますので参考までに。
3.5点車を選択肢に入れる
事故歴ありの車は『R点』と表現され、それ以外の中古車は0〜5点で評価されます。
評価点が3.5点まで下がると一気に価格が下がりR点の中古車と近い価格となるので、事故歴ありの車を選択肢に入れるのであれば、こういった評価点の関係で価格の下がった車を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
3.5点の車は事故歴までいかなくても軽い事故は起こしているかもしれません。しかし、あくまでも事故歴とはされない範囲の事故なので影響はほとんどないはずです。
点数はオートオークション経由で流通した車に付けられる評価なので、車によっては点数自体がありません。確認したい場合はお店に尋ねてみましょう。
3.5点以下はさらに安くなりますが、状態は相当落ちます。筆者がおすすめするのは3.5点までです。
安いのには理由がある
どんなものにも言える事ですが、少しでも安い価格で買いたいと考えるのは当然の心理です。
しかし、相場とされる価格より安く売られている車には必ず理由があると思って下さい。
その理由の代表格となるのはやはり事故歴ですね。車に詳しくない人が見ても『事故歴あり』という一言で一目瞭然。
しかし、詳しくない人にとってはどんな事故歴でも一括りに同じものとして捉えてしまいがちです。
実際には、軽度だけどルール上は事故歴として扱わざるを得ないケースもありますし、廃車寸前の事故から修理されたケースもあるでしょう。表向きはどちらも同じ『事故歴あり』という表示になってしまいます。
インナーパネルまで修理しているか?という質問も一つの目安にしかなりませんが、営業マンとの会話の中にさまざまなヒントも見え隠れすると思いますので、買うべきかどうかの判断を慎重に行いましょう。
⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数
【お得情報】
車検まで半年を切っている人はこちらを確認⇒車検代を最も安くする方法
車を売るor買い替える予定の人は必見!⇒車を最も安く買う方法(高く売る方法)
🚙40秒の簡単入力で愛車の査定額がその場で分かる!🚗
7年愛用したフィットで一括査定を利用したところ、下取りと比べて284,000円高値で売れました。
わずか40秒の簡単入力で、最大10社から一括査定が受けられるうえ、入力後、1秒で最高額が分かります。
もちろん実際に売るかは、査定額を見た後に判断可能です。