燃費

新型ジムニー・ジムニーシエラ実際の燃費。先代モデルと実燃費を比較

2018/09/15

ついに販売開始となった新型ジムニー。

四角い形状からベンツGクラスを彷彿とさせ、海外ではBabyGの相性が定着しつつあるとのこと。日本だけでなく海外でも爆発的な人気となりそうです。

さて、そんなジムニーですが、形状のカッコ良さに伴い、これまで興味を持ってなかった人を含め購入を検討する機会が増えてくるかと思います。

そのため、『燃費』が気になるという意見も少なくないはずです。

正直な話、ジムニーは低燃費を求めて乗る車ではありませんし、スズキとしてもそういった売り方はしていないのですが、それでも、日常で使う人にとっては重要な項目ですね。(ちなみに、スズキのディーラーの営業マンも、「燃費はクソ悪い」と言っていました…(笑))

今回は、新型ジムニーの実燃費や先代モデルとの比較をしますので参考にしてみて下さい。

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メーカー公表のWLTCモードと実燃費

2018年10月以降に販売されている車の燃費は、『WLTCモード』によって計測されたものです。

10年程前にスタンダードになった方法JC08モードから切り替わったもので、従来より実燃費に近い数値になるとされています。

とはいっても、実際に走ってWLTCモード通りの数値を出せる事はなかなかありません。

ターボが搭載され余裕がある分だけ、実燃費との差が少ないかもしれませんがそれでも、7割を基準に考えておくと購入後のギャップが少なく済むでしょう。

今回は、7割を予想実燃費として紹介します。

ジムニー(軽自動車)の実燃費

予想実燃費
5MT WLTCモード  16.2km/l  11.34km/l
市街地モード  14.6km/l  10.22km/l
郊外モード  17.5km/l  12.25km/l
高速道路モード  16.5km/l  11.55km/l
4AT WLTCモード  13.2km/l  9.25km/l
市街地モード  11km/l  7.7km/l
郊外モード  13.9km/l  9.73km/l
高速道路モード  16.5km/l  11.55km/l

ジムニーシエラ(普通車)の実燃費

予想実燃費
5MT WLTCモード  15km/l  10.5km/l
市街地モード  12.8km/l  9.96km/l
郊外モード  15.8km/l  11.06km/l
高速道路モード  15.9km/l  11.13km/l
4AT WLTCモード  13.6km/l  9.52km/l
市街地モード  11.2km/l  7.84km/l
郊外モード  14.7km/l  10.29km/l
高速道路モード  14.6km/l  10.22km/l

WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード。
市街地モード:信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定。
郊外モード:信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定。
高速道路モード:高速道路等での走行を想定。

引用:スズキ

まず、いわゆる通常のジムニーとされる軽自動車のモデルの実燃費は、マニュアルで10km/lをやや超えるあたり、オートマは10km/lを切る機会も多くなりそうです。

特に市街地の燃費はあまりよくないですね…。7km/l台になる事も考えられ、ハイブリッドが搭載されていないアルファードなどと同等かもしれません。

ターボモデルで、タイヤも大きいなど、燃費が悪くなる条件が揃っている車ではありますが、普通の軽自動車として購入すると、少し痛い目にあってしまうかもしれませんね。

もちろん、燃費が悪い事を考慮に入れても世界的にヒットする魅力ある車ですが、形状だけに惚れて購入を検討している場合は、考え直す事も必要かもしれません。

もう少しマイルドな形状にして、軽SUVとして販売されているハスラーなら3倍近く走れます(JC08モード32km/l)。

次にジムニーシエラは、軽自動車のジムニーを形そのままに1.5リットルの普通車にしたモデル。

ちなみに、海外で人気なのはこちらのモデル。軽自動車は規格が小さく公道を走れないケースもあるようです。

ベンツGクラスは2,000万円を超える場合もある高級車ですが、シエラなら200万円で購入可能。そして、ベンツGクラスで超えられない斜面を超える性能を持ち合わせています。こりゃ、売れないわけがない!

燃費に関しては、マニュアルモデルは軽自動車のジムニーより若干悪く、オートマモデルは若干良い。といったところ。

マニュアルとオートマで逆転現象が起きていますが、基本的にそこまで差はないので、普通車という面での維持費の違いはありますが、燃料費という面ではそこまで差がないでしょう。

ただ、同じ1.5リットルの車と比較すると、こちらもかなり劣ります。

極端な比較かもしれませんが、同じ1.5リットルのアクアは38km/lでジムニーシエラの3倍ほど走る計算となります。

先代モデルと燃費比較

続いて、先代モデルと新型モデルの燃費を比較してみましょう。

※新型ジムニーは、WLTCモードで比較(市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード)

ジムニー(軽自動車)

先代モデル 新型モデル
マニュアル 14.8km/l 16.2km/l
オートマ 13.6km/l 13.2km/l

ジムニーシエラ(普通車)

先代モデル 新型モデル
マニュアル 13.6km/l 15km/l
オートマ 12.6km/l 13.6km/l

先代モデルと比較しても、やや燃費が向上している(軽のジムニー、オートマはやや下がっている)程度で、そこまで爆発的に燃費が向上しているわけではありません。

単純に燃費を向上させるのであれば、スズキの得意分野となるので、いくらでも可能なはずですが、やはり、ジムニーはスズキにとって全くの別枠。

時代に逆行してでも四角い形状を採用していますし、最近のスズキの軽にはほとんど採用されている簡易的なハイブリッドシステムは採用されていません。

個人的には、オフロードを走る機会はないものの、この無骨さはジムニーらしくて非常に好感が持てますし、これこそジムニーで、低燃費化の流れの中で、この方向性を見失う事無く、継続できているのは素晴らしいことだと思います。
車は、日常の足となっていますが、本来は走る楽しみも必要なはずです。

ただ、繰り返しになりますが、日常使いで形状に惚れて購入する人は、軽らしくない維持費の高さに戸惑ってしまうかもしれません。

最後に

多くの人にとって分かりきっていた事なのかもしれませんが、燃費だけでジムニーを見ると非常に効率の悪い車です。

ただ、それを考慮に入れても、すごく魅力的な形状と性能をしているんですよねぇ。

当然、軽自動車モデルを購入すれば税金等が安く済むので、トータルでは燃費が悪くても普通車ほどの維持費は必要としないかもしれません。

そういった点も考慮に入れて比較検討してみてはいかがでしょうか?

ジムニーの先代モデルは20年ほど販売されていましたが、未だにその前のモデルも多く見かけます。

今回の新型ジムニーに関しても耐久性は十分高いはずです。長年乗れるというのもジムニーの魅力の一つで、燃費が悪い以上のメリットになるかもしれません。

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