車の12ヶ月点検は必要?法定となっているから義務?罰則は
乗用車の車検は初回が3年、それ以降は2年に1回となっています。
しかし、それとは別で『法令(法定)12ヶ月点検』と呼ばれる点検があり、多くの場合、車検後1年で「12ヶ月点検のご案内」といったハガキが届くかと思います。
このハガキを受け取ると、
「法定という事は法で定められているから受けないと罰則??」
「受けないといけないの??」
といった疑問が浮かぶかと思います。
車検は受けないと乗れなくなる、というイメージが強いかと思いますが12ヶ月点検はどのような意味合いを持っているのでしょうか?
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12ヶ月点検は義務
12ヶ月点検は車検ほどの知名度がなく疎かにされがちですが、法律で車の使用者に義務付けられています。
車検は基本的に2年に1回ですが、2年に1回では防ぎきれない故障も起こります。少しでも安全にカーライフを送るために1年に1回は点検を行うべきと考えられているのです。
しかし、12ヶ月点検を受けなかったとしても罰則はなく、現状として半数以上の車が12ヶ月点検を受けていません。
私の周りで見てみても、両親は12ヶ月点検を受けていますが、友人で12ヶ月点検を受けている人は居ません。
世代によっても安全意識の違いや金銭的余裕の違いで受ける比率が違うのかもしれません。
ちなみに、教習所で習って以降、行っていない人が多いかもしれませんが、乗車前の日常点検も法律で定められており義務の1つです。しかし、日常点検に関しても罰則はありません。
当サイトとしては、「12ヶ月点検は義務なので行って下さい」という立場です。しかし、罰則がない以上、行わない人が居るのも仕方ないかもしれません。日常点検も1つの例でしょう。
自分で点検してもOK
12ヶ月点検はその名の通り『点検』です。
その為、ディーラー、整備工場、カーショップだけでなく自分で行っても問題ありません。
※お店に依頼する場合は分解整備のできる『分解整備事業者』でないと行えませんので、ホームセンターやガソリンスタンドでは出来ない事もあります。
※自分で行った場合は、フロントガラス左上のシールが発行されませんが問題ありません。
12ヶ月点検の費用
費用は車種によって違いますが、5,000〜20,000円程です。
サイズや排気量の大きい車ほど高い傾向にあります。また、外車も高めの料金に設定されている事が多いようです。
もちろん、修理・交換といった費用が加わるとさらに料金は上がる事になります。
12ヶ月点検の意味
12ヶ月点検は、車検だけではカバーできない車体の安全性を確保する役割があります。
また、メーカー保証も12ヶ月点検を行っている事を前提に作られているので、点検を受けなかった事によって故障した場合などは保証が受けられないとしています。どれほど厳密に判断されるか分かりませんが状況によってはこういった影響もあるようです。
12ヶ月点検のチェック項目
日産の公式ページから引用して12ヶ月点検のチェック項目を紹介します。
項目が多いので、自分で行おうと思っていた人もこのチェック項目の数を見ると少し躊躇するかもしれません(^_^;)
言葉だけでは分からない人も多いかと思います。より安全に運転をしたい人は、やはり専門知識のあるプロに任せるのが1番かと思います。
まとめ
12ヶ月点検は、
- 法律で定められた義務
- 罰則はない
- 自分で行う事も可能
- 安全性を高める為の点検
- 点検項目が多いので詳しくない人はお店に依頼した方が確実
12ヶ月点検は疎かにされがちですが、安全性を高める為にしっかり点検する事をおすすめします。ちなみに、親は12ヶ月点検でオイル漏れが発覚しました。もし点検を受けていなかったらもっと大きな故障に繋がっていたかもしれません。
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