故障・修理

車から異音が!新車保証で何年目まで直る?実際に無料修理した話

最新の車であっても乗り始めて数年後には異音等の異常が発生してしまう事も少なくありません。

「なんだろう、この音は…」と最初は気になるものの走行に問題ない場合はそのまま見過ごしてしまいがち…。

しかし、新車購入であれば保証で無料修理してもらえる事も少なくないので、違和感を感じた地点でディーラーに持ち込む事をおすすめします!

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異音関連は5年保証になっている可能性が高い!

新車購入した場合の保証期間はかなり長め。日本車は故障が少ないので強気の保証が付けられるのかもしれません。

まず、一般保証と呼ばれる、消耗品以外のほとんどの部品に対して有効な保証の期間が、3年(もしくは6万キロ)。

そして、特別保証(特定保証)と呼ばれる、走行にかかわる重要な部品に対する保証の期間が、5年(もしくは10万キロ)。

※多くのメーカーで共通ですが詳しくはディーラーで確認をして下さい。

異音を感じるという事は、エンジンルームもしくはブレーキに原因があるので、“走行に関わる重要な部品”という事になり特定部品に該当する可能性が高くなります。

つまり保証期間は5年。新車は3年で車検、その後は2年で車検となりますので、2回目の車検時まで保証が有効ということです。

実際に保証で無償(無料)修理

そもそも、この記事を書こうと思ったキッカケは、つい最近、私自身が異音で無料修理をしてもらったから。

ちなみに、メーカーはスズキ。今年中に2回目の車検を受ける事になるので新車購入から4年以上が経過している軽自動車です。

異音を感じるようになったのは数ヶ月ほど前からですが、「そこまで気になる音ではないし」「そのうち、おさまるだろう…」と暫く放置。

しかし、次第に、音が大きくなり…若干気になる範囲の異音になってしまいました。

走行には全く問題なかったですし、ブレーキ時に鳴る音でしたがブレーキ性能にも一切問題ない状態。

「音だけでは保証修理されないかなー?」と、あまり期待をせずにディーラーに行ったのですが、

ディーラーに着くなり「ちょっと確認してみますね」と言われ、そこから1時間以上整備士がつきっきりで原因を確認してくれました。なんか申し訳なくなるぐらい手間をかけて頂いて…。

そして、原因が、エンジンルームにあるベルト部分から発生している音だと判明。(ブレーキちゃうやん…!!)

そして、部品の在庫があったらしく、その場で無料で修理をしてくれました。

走行性能に問題のない異音でも保証での修理。スズキのディーラーさんに感謝!

「これは故障ってわけじゃないんだろうな…」という微妙な異音は放置してしまいがちですが、異音が発生しているということは何かしらの異常があることは間違いありません。
もちろん、そのまま放置しても問題にならない異常かもしれませんが、保証が適用される期間であれば確認してもらうのが間違いないでしょう。

なにより、保証が切れた状態で異常が悪化しても、無料修理とはなりません。軽い異音なら放置してしまいがちですが、一度保証期間内に確認してもらいましょう。

保証の内容と対応部品

具体的に一般保証と特別保証がどういった内容の保証なのかを確認してみましょう。

※今回はホンダを参考にしますが、基本的に各自動車メーカー大きな違いはありません。

一般保証と適用外部品

一般保証は車を構成する全部品が保証の対象です。

また、新車登録から3年もしくは6万キロで保証が修了します。最初の車検まで有効になる保証と考えておくと分かりやすいかと思います。

一般保証は全部品が保証対象ですが、消耗品や別の保証が付いている部品は適用外となります。

保証適用外の部品の方が圧倒的に少ないので、保証適用外の部品を確認してみましょう。

【消耗品】

●エンジン関係
スパークプラグ(白金プラグ、イリジウムプラグは除く) /Vベルト /オイルフィルター /エアクリーナーエレメント /燃料フィルター 等
●シャシー関係
パワーステアリングフルードフィルター /フリクションディスク /ブレーキシュー/ディスクブレーキパッド /ワイパブレードラバー 等
●電気関係
電球(ハロゲンランプ、シールドビーム、ディスチャージヘッドランプは除く) /ヒューズなどこれらに類するもの /モータ類のブラシ 等
【油脂関連】
●エンジンオイル
●トランスミッションギアオイル
●オートマチックトランスミッションフルード
●デファレンシャルギアオイル
●パワーステアリングフルード
●ブレーキフルード
●クラッチフルード
●グリース
●ガソリン
●クーラーガス
●ウォッシャー液
●ラジエーター液
●バッテリー液
●その他潤滑油などこれらに類するもの

【別扱い保証】

次に示す部品は、それぞれの部品メーカーが定めた保証基準に従って保証されます。
①タイヤ、チューブ ②バッテリー ③Honda販売店で取り付けた部品(ラジオ、ステレオ、時計、エアコンディショナーなど)

引用:http://www.honda.co.jp/afterservice/guarantee/

基本的には、フィルターやオイルなど消耗品は全て保証されないと考えておきましょう。

また、ホンダの場合は、純正パーツも基本的に3年もしくは6万キロまでの保証となっています。

特別保証

特別保証は走行に関わる部品に対する保証。

新車登録から5年もしくは10万キロで保証が終了します。2回目の車検までと考えておきましょう。

【ステアリング関連】

  • ステアリングコラム
  • ステアリングシャフト
  • ステアリングジョイント
  • ステアリングギアボックス及び内部の部品 他

【エンジン構造】

  • ピストン
  • コネクティングロッド
  • シリンダブロック
  • クランクシャフト
  • シリンダヘッド 他

【排出ガス浄化機構】

  • EGRバルブ
  • 触媒コンバーター 他

【動力伝達機構】

  • プレッシャプレート
  • トルクコンバーター
  • ダイヤフラムスプリング
  • トランスミッション ケース及び内部の重要部品
  • アディレンシャルケース 他

【アクセル・サスペンション関連】

  • ナックル
  • アクスルシャフト
  • リアアクスルハウジング
  • ラジアスアーム
  • サスペンションアーム 他

【その他】

  • ICレギュレーター
  • エレクトロニックコントロールユニット
  • シートベルト
  • エアバッグ 他

これらの部品からホンダが指定したものが特定保証の対象となります。

扱いかた次第では保証が適用外になる事も!

例えば、

  • 水没させた場合
  • 事故で壊れた場合

これらが原因で壊れた場合などは当然保証の適用外。自動車メーカーに落ち度がないので有償、もしくは、自動車保険で直す必要があります。

それ以外にも、

  • 取扱説明書の示す利用方法やお手入れをする
  • 法令で定められた点検を行う
  • メンテナンスノートや取扱書に示すタイミングで部品を交換する(消耗品)
  • メンテナンスノートへの記録

これらが適切にされていないと保証が適用外になる事がある、といった部分が注意事項として記載されている事が多いようです。

あくまでも、『適用外になる事がある』ということなので、必ずしも適用外になるわけではありませんが、注意しておきたい点なのは間違いありません。

ちなみに、私が保証修理してもらった時は、メンテナンスノート等は一切確認されませんでした。おそらく『どんな使い方でも保証される』という解釈にしないための予防線としての一文なのでしょう。

迷わずディーラーで確認を!

「どの程度まで保証で直してもらえるのか」または「どの程度までサービスで直してもらえるのか」、これらは、自動車メーカーやディーラーによって異なってきます。

ただ、前述にあるように異音が発生しているという事は何かしらの異常があるということ。

特に保証期間があと少しといった場合は、早めに行動しましょう。保証期間内に確認してもらえば、万が一、保証が終わってから状況が悪化しても「保証期間内から異常があった」という事を確認してもらえているので無料で修理してもらえるかもしれません。

⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数

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