故障・修理

ホイールを擦った…。ガリ傷直しをdiy!修理方法を画像と動画解説

車のホイールを擦った経験があるという人は少なくないかと思います。

筆者も縁石にぶつけてしまい、ガリガリとホイールに痛々しいキズをつけてしまった経験があります。いわゆるガリ傷と呼ばれるものですね。

こういった時に真っ先に思い浮かぶのがディーラーや整備工場での修理かと思いますが、想像している以上に高額な修理費用を請求されてしまいます。

予定外の出費…、できる事なら安く済ませたいですね。

そこでおすすめしたいのが自分で修理するという方法。

お店で修理するのに比べて安価で済むうえ、簡単な作業でピカピカの状態に復活しますよ。

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必要な道具を揃えよう

まずは、必要な道具を確認しておきましょう。

ボディのキズ直しなどに比べて比較的必要な道具が少ないのでそこまでお金も必要ありません。

ただ、最低限の道具はしっかり用意しないと逆に目立つような結果になってしまうので注意しなくてはなりません。

マスキングテープ


3M スコッチ 塗装用マスキングテープ 30mm×18m M40J-30

ホイールのガリ傷修理でマスキングを使うのは、

  • ヤスリ掛けの時に他の場所を傷つけないようにする
  • パテを盛る時に余分な場所にパテを塗らないようにする
  • 塗装の際に余分な場所への飛散を防ぐ

これらの役割を果たすためです。

マスキングは普通のテープと違い、剥がすことを前提としたテープとなっているので粘着質が残るといった心配もありません。

車の修理だけでなく様々な場面で使えるので一家に一つあると何かと便利ですよ。

サンドペーパー


SOFT99 ( ソフト99 ) 99工房 耐水サンドペーパーセットM 09123

サンドペーパーは、

  • キズのささくれをなくす
  • サビを落とす
  • 塗装膜を落とす
  • パテの仕上げに使う

これらの事に利用します。

ポイントとなるのは耐水性のサンドペーパーという事。

サンドペーパーは水で洗い流しながら使う事によって目詰りを防ぐ事が可能で繰り返し使えます。

パテ使用前には少し粗めのサンドペーパーを使い、仕上げは滑らかに仕上げる為に細かめのサンドペーパーを使いましょう。

上記リンクのようにセットになった商品が便利かと思います。

シリコンオフ


ソフト99(SOFT99) 脱脂剤 シリコンオフ チビ缶 09209

パテがしっかり貼りつくように脱脂を行う必要があります。

忘れてしまいがちな作業ですが、盛ったパテを長年もたせるためには重要な作業です。

スプレータイプの油膜取り『シリコンオフ』などが売られているのでこれらを利用しましょう。

吹きかけた後、乾いたタオルなどで拭き取れば脱脂完了です。

アルミパテ


ソフト99(SOFT99) 補修用品 アルミパテ 20G 09169

ホイールの傷口を埋めるのに『アルミパテ』を利用します。

アルミパテは、ホイールと同じ素材で強度的にも長年劣化する事がありません。普通のパテを持っているという人もアルミパテを用意するようにしましょう。

ホイールカラーペイント


ソフト99(SOFT99) ホイールカラー ホイールカラー W39 ブラック 7539

アルミパテを利用しても他の部分と色の誤差が出てしまいます。

そこで、仕上げに利用するのが『ホイールカラーペイント』。

キズ周辺、もしくはホイール全体に吹きかける事により傷口が分からない状態になります。

ペンタイプも販売されていますが、スプレータイプの方がむら無く塗れるのでおすすめです。

 

ホイールのキズを補修する方法

それでは、本題のホイール補修方法を確認しましょう。

作業時間は30分ほど。

ただし、途中で乾燥時間が必要となるのでトータルでは5時間ほどかかります。

作業1 マスキング

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まずは、マスキングをします。

この段階のマスキングはヤスリ掛けによって他の部分を傷つけないためです。

塗装をする為ではないので、そこまで広範囲にマスキングをする必要はありません。

サンドペーパーをかける際に、どの範囲にキズができる恐れがあるかという事を考えマスキングをしましょう。

手順2 ヤスリ掛け

Screenshot 2017-02-18 at 15.57.36

続いてヤスリ掛けの作業に入ります。

この段階のヤスリ掛けは、

  • キズのささくれをなくす
  • サビを落とす
  • 塗装膜を落とす

といった役割を果たします。

見た目にささくれがない場合でも、金属が削れた状態となっているので少なからず毛羽立った状態になっているはずです。これらをなめらかな状態に仕上げましょう。

また、先程マスキングをしましたが、マスキングの強度はそこまで高くないので出来るだけマスキング部分まで削らないようにして作業を進めましょう。マスキングの役割はあくまでも、万が一、他の部分にヤスリがあたってしまった場合のキズ防止策となります。

手順3 シリコンオフを吹きかける

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続いて、マスキングを剥がしてシリコンオフを吹きかけます。

シリコンオフの役割は脱脂。

油分を取り除く事によってパテの密着性が上がります。長年そのホイールを使う予定の場合は忘れずに脱脂作業を行いましょう。

また、削った範囲より必ず広範囲に吹きかけましょう。

パテは削った範囲より広い範囲に塗るので、脱脂の範囲が足りないと剥がれる原因となってしまいます。

吹きかけた後は乾いたタオルなどで拭き取ります。

手順4 再びマスキング

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再びマスキングを行います。

今回のマスキングはアルミパテがはみ出して他の場所につかないようにする役割を果たします。

手順5 パテ塗り

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続いてパテを塗る作業に入ります。

通常のパテとは異なり、アルミパテは2つの溶剤を混ぜあわせて使用します。

先程、紹介したアルミパテの場合は、主剤3:硬化剤1の割合で混ぜあわせます。この際の混ぜあわせが足りないとムラとなり仕上がりが悪くなってしまうのでしっかり混ぜあわせましょう。

Screenshot 2017-02-18 at 16.25.33

傷に埋め込むようにパテを塗りつけていきます。

比較的固まりやすいので、傷口が大きい場合は、1度に作業を進めようとはせずに何度かに分けて溶剤を混ぜあわせた方が塗りやすくなります。

また、パテ塗りは乾いた後で削る作業を行いますので理想の高さよりやや高い状態にまで盛りましょう。

パテが塗り終わったら5時間ほど乾燥させます。

手順6 ヤスリ掛け

Screenshot 2017-02-18 at 16.29.06

パテが固まっているのを確認したらヤスリ掛けをして表面を研磨します。

この段階のヤスリ掛けはサンドペーパーの600番前後が理想とされます。

パテの表面を滑らかに平面に仕上げていきましょう。

この段階で凸凹があると仕上がりにもそのままの形状が反映されてしまいます。画像にあるようにヤスリ用パットなどがあると綺麗に仕上がるので便利です。

用意出来ない場合は、固めで平面なものに巻きつけて使用すると綺麗に仕上がります。木材などでも問題ありません。

手順7 ホイールカラーペイント

最後の仕上げにホイール塗装を行います。

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ちなみにパテだけの仕上がりではこのような状態です。目立つ傷はなくなっているので気にしないという人はこの段階で完了でも問題ありません。

ただ、よくよく見ると補修跡が分かってしまうのでより綺麗に仕上げるには『ホイールカラーペイント』によって塗装をする必要があります。

塗料は広範囲に飛び散るので広範囲にマスキングをしましょう。ビニールや新聞紙を活用すると手軽です。

傷周辺のみの塗装では色ムラになる可能性もあるのでホイール全体を塗装するのも有効な手段となります。

ポイントとなるのは液だれを防ぐために厚塗りはしないという事です。

「少し薄いかな…」と感じるぐらいの量を吹き付けて、乾いたら再び吹き付ける。薄塗りを繰り返す事により綺麗に仕上がります。

 

動画で確認!

最後に

文章で見ると難しい作業のように感じるかもしれませんが、おそらく皆さんが感じているよりずっと手軽な作業です。

ちなみに、整備工場で修理をした場合は13,000円ほどが相場となります。

それが、数千円で済むうえ、道具が揃えば2回目以降はお金がかかりません。

道具をしっかり揃えれば誰でも手軽にできますので是非挑戦してみて下さい。

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