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車を売却した時&廃車にした時の自動車リサイクル料金の流れ

車を購入した際にリサイクル料を支払っている事をご存知ですか?

日本では、2005年より自動車リサイクル法がスタートして車1台1台に所有者がリサイクル料金を支払う形となりました。

具体的に何がリサイクルされて料金がかかるのかと言うと、廃車から出た『シュレッダーダスト』『エアバッグ類』『フロン類』の3種類です。廃車にする車を自動車メーカーや輸入業者、解体業者が引き取って適正処理・そしてリサイクルをするために使われます。

それに加えて、一部のリサイクル料はリサイクル料金の管理費用や、廃車処理の情報管理費用にも使われています。

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参考元:自動車リサイクル促進センター

日本では、1年で360万台もの自動車が廃車となり解体されています。車のリサイクル率は高いのですが、100%がリサイクルされる訳ではなく、20%ほどは主に埋立処分されています。しかし、埋立処分スペースにも限界があり、より厳密にリサイクルされる必要がでてきました。

また、フロン類の適切な処理や、爆発の危険性があるエアバッグに関しても適切な処理が必要とされます。

これらの問題を解決する為に自動車リサイクル法が作られたのです。

 

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リサイクル料の流れ

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参考元:自動車リサイクル促進センター

①車を購入する際に自動車リサイクル促進センターにリサイクル料を支払う

②購入した車を廃車にする際に引取業者に車を引き渡す

③フロン類回収業者でフロン類を回収

④解体業者に引き渡されエアバッグ類を回収

⑤破砕業者でシュレッダーにかけられる

⑥回収された『シュレッダーダスト』『エアバッグ類』『フロン類』は自動車メーカーや輸入業者が適正に処理する

リサイクル料は『シュレッダーダスト』『エアバッグ類』『フロン類』に使われますので、③〜⑤の業者に支払われる形となります。

 

車両によるリサイクル料金の違い

自動車リサイクル料金は、エアコンの有無やエアバッグの数に応じて変わります。その為、車種による違いだけでなくグレードによっても料金が変わってきます。

その為、軽自動車はいくら、普通車はいくらといった形での案内はできません。

しかし、目安としては、おおよそ6,000〜18,000円の間で、軽自動車の方が安く普通車の方が高い傾向にあります。

 

車を廃車にせず売った場合

自動車リサイクル料金は、車を購入した際や車検の際に支払うシステムとなっていますが、最終的に支払い義務が生じるのは車を最後に所有した人です。

その為、廃車ではなく、下取りや中古車買取業者に売った場合はリサイクル料が戻ってきます。

ただ、このシステムが少しややこしく、支払った際は『リサイクル料金』として支払いますが、戻ってくる際は『査定額に含まれる形』で戻ってきます。

特別、リサイクル料金返金手続きといった手続きはありません。

車を売る際は、「リサイクル料金はどれか」という事を明確にしてから売った方がいいでしょう。場合によっては査定額にも含まれずウヤムヤにされてしまう可能性もあります。

海外に持ち出した場合

自動車リサイクル料金を支払った車を海外に持ち出した(輸出)場合も、所有者は所定の手続きを行う事により、リサイクル料の取戻しができます。

ただし、手続きをできる期間は、車を海外に持ち出してから2年間と定められていますのでその期間が過ぎてしまった場合は取戻しができません。

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