コラム

給油ランプ点灯から何キロ走れる?各車の基準から共通/平均の目安が!

「給油ランプ(エンプティランプ)が点灯した」という経験は車を持っている人なら誰もが経験していることでしょう。

給油ランプが点灯してから給油をするという人も居ると思いますし、逆に、できるだけ給油ランプが光る前に給油しようとする人など、給油ランプへの考え方はそれぞれ。

しかし、この給油ランプ、点灯してから何キロ走れるのでしょうか?

当然、周知の通り、点灯後も暫く走れるわけですが、給油ランプ点灯後は、『走行可能距離』が表示できなくなる車が多く、残りどれぐらい走れるかは分からないようになっています。まぁ、これを含めて早く給油するように煽る意味があるのかとは思いますが…。

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燃料計の計測方法の違い

運転歴の長い人は実感があるかと思いますが、古い車は、坂道を登る時は給油ランプが点灯し、逆に坂道を下る時は給油ランプが消えるという事が頻繁に起こっていました。

しかし、最近の車では一度点灯すると基本的に点灯しっぱなしですよね?

実は、これ、燃料計の計測方法が変わったからです。

古い車に多く採用されていたのは、『機械式燃料計』と呼ばれるもの。

燃料計は、ガソリンタンクに浮かぶフルートの位置によって残量を計ります。

坂道などでは、フルートの位置が一定ではないために、誤差が生じ、給油ランプが点いたり消えたりといった現象に繋がっていました。

一方、最近の車は『電気式燃料計』と呼ばれる方式が採用される事が多く、フルートの変動を抵抗値に変換して残量を計算するため、坂道などでも比較的正確で、一度、給油ランプが点灯すると、そのまま点灯させる事が可能となっています。

「そういえば最近の車は給油ランプが点いたり消えたりする事がないなぁ」と思われていた方。実は、こういった理由があったのです。

残り何リットルで給油ランプが点灯する?各車の基準

多くの人が「給油ランプ点灯から何キロ走るのか」という調べ方をしているかもしれませんが、何キロ走るのかは、道路状況や走り方によって異なるので一概には言えません。

そして、実際に給油ランプが点灯するキッカケも、『残り何キロ』ではなく『残り何リットル』となっています。

全車を記載するわけにはいきませんが、以下の数値を参考にしてみて下さい。

車種 給油ランプ点灯 満タン
N-BOX 4リットル 27リットル
マークX 11リットル 71リットル
ノア 7.2リットル 55リットル
ハリアー 9リットル 56リットル
アクア 4.7リットル 36リットル
プリウス 6.4リットル 45リットル
ハスラー 4リットル 27リットル
シエンタ 6.3リットル 42リットル

給油ランプ点灯時のガソリン残量でよく言われる目安が『残り5〜10リットル』ですが、最近の車は低燃費化が進んだ事もあり、軽自動車では残り4リットルで点灯する事もあり、普通車でもアクアなど低燃費が売りの車は5リットルをきっています。

逆に、マークXなど比較的燃費の悪いとされる車は残りが11リットルとかなり多め。

結局のところ、余力があるうちに点灯させることに意味がありますので、車の燃費に大きく左右されるということです。

今回調べた限りでは、4〜11リットル。

ちなみに、給油ランプが点灯するタイミングは車両保安基準に沿って決められています。

『残り50km走行可能』は今でも有効?

給油ランプが点灯してから何キロ走れるのか、という問いに対して『残り50km』とされている時代がありました。

この数字の理由は、ガソリンスタンドを備えたサービスエリアがおおよそ50km間隔に設置されているからとされます。※諸説あり!

万が一、給油をし忘れて給油ランプが点灯しても、50km以内にガソリンスタンドがあればガス欠になる心配がないということですね。

しかし、実は、この50kmおきにガソリンスタンドがあるという基準は、道路公団だった時代の話で、今現在の高速道路となってからは当てはまりません。

実際、数百キロ、ガソリンスタンドがない区間もありますし、残り50km走れるのはガソリンスタンドの設置位置の関係という理論は崩壊しています。仮に、200kmガソリンスタンドがないからといって、走行可能距離が200kmの地点で給油ランプが点くのは迷惑な話。

ですが、この『50km』という基準は今でも一つの目安となっていると考えていいでしょう。

前述の全ての車種で余程の運転をしない限り50km以上は走行可能なガソリンが残っていますし、多い場合は、100kmほど走れる計算になります。

実際、私が乗っているN-BOXは4リットルで給油ランプが点灯しますが、実燃費で21kmほど走りますので、給油ランプ点灯後も80km以上走行できる計算。

先程は、ガソリンの残量で4〜11リットルでしたが、給油ランプ点灯後に走れる距離は、50〜100kmが目安となりそうです。

目安…、、かなり幅広ですね…。

ちなみに、正確に把握したい場合は、乗っている車の取扱説明書を確認してみて下さい。どの地点で給油ランプが点灯するのか記載されているはずです。そちらを確認するとより確実。

※車の取扱説明書は車検証入れを確認

早めの給油が重要!

言うまでもない事ですが、給油ランプが点灯した場合には早めの給油が重要。まぁ、私も通勤距離が短いという事もあり、給油ランプが点灯したまま2日ぐらい乗り続ける事があるので言える立場ではないのですが…。

しかし、万が一、ガス欠になったらかなり悲惨!

その場合には、

  • 家族や知人にガソリンタンク(携行缶)にガソリンを入れて運んでもらう(タンクを買う必要あり!)
  • JAFを呼ぶ
  • 押してガソリンスタンドに向かう

これらの対処をする必要があります。

JAF会員の人はガソリン代が実費になるものの基本料は無料ですから、JAFを呼ぶのが手っ取り早いかもしれません。※非会員はかなり高額

また、高速道路でガス欠を起こした場合は、高速自動車国道等運転者遵守事項違反で反則金9,000円、違反点数2点の罰則があります。まぁ、確かに危険なので運転手の責任を問うということなんでしょうけど。

いずれにしても、ガス欠は百害あって一利なし!給油ランプが点灯した場合は早めの給油を心がけましょう。

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