【ホンダN-BOX】試乗レポート。加速や乗り心地は?
2017/11/01

売れ行き好調で、発売して5年目の2015年度も販売台数1位に輝いたN-BOX。フルモデルチェンジをせずに5年目の1位は異例の人気と言えるでしょう。2016年に入ってからも人気が衰える事なく好調な販売台数となっています。
さて、今回は、ホンダN-BOXの試乗をしてきましたのでそのレポートをします。そもそもN-BOXの試乗は3回目になるのですが、2015年2月のマイナーチェンジ以降初めての試乗となるので最新の情報です。
車選びでN-BOXを候補にしている方の参考になればと思います。
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N-BOXの外観
まずは、外観を見てみましょう。
こちらは、カスタムのノンターボモデル。さすがN-BOX。堂々とした雰囲気を持っていますね。
外観の違いとして全高が、FFモデルは1,780mmで4WDは1,800mmとなっています。ぱっと見分からない違いですが足回りの作りの違いにより高さが違っています。とはいっても室内空間は全く一緒のサイズとなりますので、大きな違いとは言えませんね。
画像:http://www.honda.co.jp/Nbox/
ちなみにカスタムでないスタンダードモデルがこちら。可愛らしく癖のない顔つきとなっています。カスタムはかっこ良く少し攻撃的な見た目をしていますので正反対の印象となっています。
後ろから見ると、名前の通り『ボックス』といった箱型の印象を受けます。カスタムとスタンダードの違いはランプのデザインと銀メッキが繋がっているか繋がっていないか。やはり、カスタムはかっこ良く、スタンダードは可愛らしい印象を受けますね。
横から見ても大きさや存在感十分。画像だけ見ると5ナンバークラスのミニバンを撮影したかのようにも見えますね。
ライバル車との比較も見てみましょう。
N-BOX | タント | スペーシア | |
---|---|---|---|
カタログ燃費 | 23.4~27km/l | 24.6〜28km/l | 26.4〜30km/l |
価格 | 1,385,640〜1,880,280円 | 1,220,400〜1,873,800円 | 1,274,400〜1,589,760円 |
サイズ(全長,全幅,全高) | 3.395/1.475/1.79or1.815 | 3.395/1.475/1.75 | 3.395/1.475/1.785 |
室内サイズ | 2.24/1.35/1.4 | 2.2/1.35/1.365 | 2.155/1.345/1.410 |
重量 | 890〜1,020kg | 920〜1,040kg | 850〜920kg |
ライバル車の代表格タントとスペーシアとの比較をしましたが、N-BOXのサイズが最も大きいのがお分かり頂けるかと思います。外観の高さ、室内高共に、僅か4センチ前後の差ですが乗ってみるとこの違いは明確で大きな差となっています。
N-BOXの内装
続いて内装も見てみましょう。
インパネ周辺
N-BOXの人気の要因の1つに内装が上質に纏まっているという部分があります。確かに、実際に見てみても軽自動車とは思えない作りとなっており好評の理由が理解出来ます。
運転席から見ると、計器類が見やすく操作しやすい配置になっており、助手席から見ても高級感があり、好印象を与える作りになっています。
見えない範囲を減らす為ミラーが付いています。このサイズ、そしてこの形状になると軽自動車とはいえ見えない範囲が多く危険も伴います。こういった安全機能は事故のリスクを減らす事ができ安心して乗れますね。
シートアレンジ
N-BOXは多彩なシートアレンジでも魅力。
最大の特徴は後部座席が上に上がり広さと高さ両方を確保できるという部分にあります。画像で見て頂いてもその広さが伝わるのではないでしょうか?
また座席をフラットに倒す事も可能で27インチの自転車が2台同時に乗せる事が可能となっています。街乗りや普段使いだけでなく、アウトドアなどアクティブな使い方も可能となりますね。
ただし、後部座席のスライドはオプションとなっています(グレードCは不可)。これまではオプションすら無かったので選ぶ幅は広がったのですが、できれば全グレード標準装備にしてもらいたいところですね。
試乗レポート
走り
ノンターボ(NA)
ノンターボでも十分な走りとなるようにエンジンを開発したとの触れ込みでしたが、街乗りであればノンターボでも十分な走りをみせてくれました。正直、車体が大きく、そして重量が重いので期待はしていなかったのですが、いい意味で期待を裏切ってくれましたね。
ただ、このタイプのノンターボにしては、、といったレベルです。ワゴンRなど軽量化が進んでいる軽自動車に比べるとやはり非力に感じる場面は多々あります。坂道の多い地域などはターボモデルを選んだ方が無難かもしれません。
ターボ
ターボに関しては申し分ない走行性能です。
低速から十分な力があり車体を力強く引っ張ってくれます。もともとパワーのあるエンジンにターボを付けると660ccでもこれだけの力を発揮できるんだなと感心してしまいます。
そして、無理なく運転できるので音も静かで快適。ノンターボを先に試乗したので、ターボの走りだしの良さに少し怖かったほどです。
高速道路や坂道で多く使う場合はターボモデルをおすすめします。せっかく購入したのに走りに不満があると愛着が湧きませんからね。少しお金がかかってもターボモデルを選択しましょう。
乗り心地
乗り心地はどちらのモデルも良好です。
細かい段差のショックを吸収し十分和らげてくれます。もちろん、上を見たらキリが無いのですが、軽自動車のハイトールタイプとしては十分でしょう。
カーブなどでもスタビライザー搭載という事もあり安定性を持っています。わざと勢い良くカーブを曲がってみましたが、身体がふられる感覚はそこまでありませんでした。
燃費
ノンターボ・・・19.4km/l
ターボ・・・15.6km/l
今回の試乗での平均燃費は以上のような結果でした。
試乗らしく、加速を確認するためにアクセルを踏み込んだり、街中での試乗だったので多少の渋滞もありましたが、その中でこの数値ならそこまで悪くないように感じますね。
ターボモデルはそこまで回転が上がる事なく走行出来たのでもう少し燃費が伸びるかと思ったのですが、思いの外ノンターボとの差が付いてしまった印象です。しかし、燃費が落ちてもターボの加速性能は捨てがたい。。
ライバル車との比較も見てみましょう。
カタログ燃費 | 実燃費 | |
スペーシア | 30km/l | 18〜24km/l |
タント | 28km/l | 16.8〜22.4km/l |
N-BOX | 27km/l | 15.3〜20.4km/l |
ウェイク | 25.4km/l | 15.2〜20.3km/l |
スペーシアとタントにはやや差を付けられているようです。これは、車体が重い事と、エンジンのパワーがあるという事が関係しています。最近の自動車は燃費を優先する傾向にありますが、個人的には『走りの快適さ』があって次に燃費だと思うので、燃費より走りを優先しているホンダの考え方は好感が持てます。
そして、この中で1番売れているので、燃費以外の魅力が十分あり選ばれているのでしょう。
燃費の詳細はこちら👇
まとめ
いかがでしたか?
人気車という事もあり、外観、内装、走り、乗り心地、多くの面で十分な性能を誇っていますね。欠点をあげるとすれば、後部座席のスライドがオプションという事と、ライバル車に比べ燃費が劣るという事でしょうか。
とはいっても、カタログ燃費27km/lとなっていますのでけして悪い訳ではありません。
車選びでN-BOXを候補にしている方は是非参考にしてみて下さい。
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