中古車の車両保険が高いし迷う。必要?不要?入らない人は多い?
車両保険とは、自分自身の車が損傷した際に適用される自動車保険の一部です。
自動車保険の最低限の補償は、対人や対物などぶつけてしまった相手を補償する事ですが、自分の車に一切補償が適用されないとなると不安な部分もありますよね。
しかし、車両保険をつけると保険料金が一気に跳ね上がってしまいます。等級によっては月1万円以上高くなる事も少なくありません。
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車両保険に入っている人の割合は?
車両保険に入っている人の割合は55%前後とされています。おおよそ2台に1台は加入しているという割合ですね。
しかし、自動車保険は当然、掛け捨てとなっており、保険を使わなかったとしても保険料が戻ってくるような事はありません。
仮に100万円の車を購入したとしましょう。月1万円ほどの金額で100万円の車が補償されるのはけして悪い費用対効果ではないのかもしれませんが、年間で10万円以上の保険料を支払う事になります。そして、何もなければ年間10万円以上がただ消えていくだけとなるのです。
車両保険が必要となるのは?
車両保険に入るべきか入らないべきか、この議論は過去何度もされてきた事かと思います。
そもそもこの議論が行われる理由は、対人や対物と違って車両保険は実費で支払っても必要となるお金に限度があるからです。
対人や対物に関しては上限がきまっておらず場合によっては何億円といった補償額となる事があります。その為、多くの保険で無制限補償となっていますね。個人では補償し切れない額の為、入るべきか入らなくてもいいかの議論とはならず多くの人が加入しているのです。
一方、車両保険に関しては、高級車であっても200万円以上の修理額になる事は稀でしょう。軽自動車に至っては廃車寸前まで壊れていても100万円前後の修理額で直せるはずです。
その為、最悪事故を起こしてもなんとか修理費用を捻出でき、対人の何億円といった金額ではないので人生が大きく変わってしまうほどの事にはなりません。こういった部分から入る入らないで意見が分かれるのでしょう。それに、車両保険は自分自身の為に入るので、入っていなくても人に迷惑をかけるような事はありません。
車両保険に入っていれば安心という事は間違いありませんが、入るべきかどうかについては結論がありません。
ローンで購入する場合はつけるべき?
これもよく言われる事ですが、ローンで車を購入した場合は車両保険をつけるべきとされる事があります。
この理由は、大きな事故で廃車になってしまった場合に、ローンの残高を支払わなくては廃車の手続きが進められないからです。
車両保険に入っている場合は、修理しなくても補償されるのでそのお金をローン返済に充填する事が可能ですが、入っていない場合は実費で支払う形となります。
実費で支払いきれる額なら問題ないのですが、もしそうでない場合は車両保険は有効な手段となります。ただ、あくまでも廃車レベルに壊れた場合の話なので稀なケースとはなりますが。
免責の額を変える
車両保険利用時に自己負担額を設定する事で保険料を下げられる免責と呼ばれるシステムがあります。
そして、事故時に支払い可能な自己負担額を考え、この額を大きくする事により車両保険の保険料を安くできるのです。
そもそも車両保険は、使用すると保険料が上がってしまうので小さな修理ではあまり使われる事はありません。基本的に一定額以上の大きな修理をする際に利用するのです。
車両保険に自己負担額を設定しては意味がないように感じますが、大きな事故にしか使わないという意味では有効です。例えば50万円の修理費のうち5万円を負担してもそこまで大きな負担ではありませんよね。そして、そのような事故を起こすのは稀なケースのはずです。事故を起こした時には5万円が必要かもしれませんが、月々の保険料が下がる方が大きなメリットとなる事も多いのです。
安い中古車には必要ない
車両保険は高いので、安い中古車に車両保険をつけるのは少し勿体ないように感じます。
例えば、30万円の車を買った場合、3年程で車体に支払った金額より車両保険に支払った金額の方が高い額となってしまいます。そう考えると、廃車になるような事故になっても車両保険で浮いたお金を使って次の車を買った方がいいですよね。そもそも事故にあう確率もそこまでないはずです。
逆に、200万円を超えるような中古車には直す価値が十分にあるので車両保険をつける価値があるかもしれません。
ただ、これも考え方次第です。筆者は中古車購入も新車購入も経験がありますが過去に1度も車両保険に加入した経験がありません。しかし、「車両保険に入っておけばよかった」と後悔した事はなく、事故経験はありますが修理費も20万円以下でそこまで大きな修理ではありませんでした。車両保険を利用すると保険料が高くなるので20万円以下では実費の方が安く済む事も少なくないのです。
備えあれば憂いなしですが、車両保険を必要とする場面は稀なケースかもしれません。
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