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車が水没した時の対処や脱出方法。動かなくなる水位や窓ガラスを割る手段

2018/09/03

台風シーズンになると、車が水没して動けなくなっている光景をテレビなどでよく見かけますね。

人が乗っていない状況で水没する場合もありますが、

  • 想像より深い冠水に気が付かずに走行して水没してしまう場合
  • 川の氾濫などによる急激な冠水

など、状況によっては人が乗っている状態で水没してしまいます。

水没の危険性を感じた場合は、迅速に車外に脱出するのが鉄則ですが、一瞬の出来事で即座に動けない場合もあります。

水没した場合、水圧によってドアが開かなくなりますし、窓ガラスも想像以上に頑丈でなかなか割る事もできません。

今回は、水没実験の結果や対処方法について解説します。

 

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ドアが開かなくなる水位

車種や乗っている人の力によっても大きく左右される事ですが、JAFではドアが開かなくなる水位について実験を行いました。

【セダンでの実験】

【スライドドアでの実験】

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参考元:JAF

通常のドアでもスライドドアでも一定以上の水位に達すると開ける事が困難となります。

ドアが開かないとなると、窓から脱出する必要がでてきますが、水位が90cm以上に達するとパワーウィンドウも作動しません。車種によっても大きく異なってくるので90cmより数十センチ低い水位でパワーウィンドウが作動しなくなる可能性も考えられるでしょう。

 

冠水時の走行テスト

続いて冠水時の走行テストです。

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30cmまではどちらのタイプも走行可能ですが、60cmになると走行が厳しくなるようです。

しかし、冠水している道の水位は予測が困難で、想像以上に深い水位の可能性もあります。迷った場合は避けた方が懸命でしょう。

 

窓ガラスを割る方法

水没実験でもありましたが、一定の水位に達するとパワーウィンドウが作動しなくなります。

そこで必要となるのが“窓を割る”という動作です。

窓を割る為に用意されたのは、車内に置いてある可能性が高い物と、窓を割る為に作られたハンマーです。

  • ヘッドレスト
  • 小銭を入れたビニール袋
  • スマホ
  • 車の鍵
  • 脱出用ハンマー(ポンチ)
  • 脱出用ハンマー(金槌)
  • 脱出用ハンマー(小型ポンチ)

実験結果は、脱出用ハンマー(全種類)のみ窓ガラスを割る事に成功しました。小銭を入れたビニール袋などは有効なように感じますが、窓を割るのは難しいようです。


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脱出用ハンマーは1,000円前後の価格で販売しています。台風などの災害の多い日本では車に1つ乗せておくと緊急時に役立つかもしれません。

ちなみに、ドアは車内まで水没すると外からの圧力がなくなるので開きます。しかし、ドアの外に何かが流れてきたりすると、開かなくなってしまう可能性も考えられます。

こういった緊急時も考慮すると、よりハンマーの必要性を感じますね。ハンマーとは思えない手の平に収まるキーホルダータイプの商品もあるので車内に置いておいても邪魔になる事もないでしょう。


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