高速道路で後ろから救急車がきたらどうする?路肩に止める?減速?
2019/01/25

救急車が優先されるのは車を運転している誰しもが知っていることかと思います。
救急車の目的は『人命の救助』。安全にそして少しでも早く病院に行く必要があります。その目的を果たすために、交差点の優先権(信号よりも優先される)と右側通行が認められています。
そして、我々一般のドライバーもこの救急車の職務が全うできるように左側に寄せ停車するなどをして通行を妨げないようにしなくてはなりません。
いかつい車も含めて全ての車両が左側に寄せて停める光景は、一体感を感じて悪い気はしませんね。
しかし、これらのルールは一般道の話。実は高速道路についてはややルールが異なっています。
今回は、高速道路で救急車がきた時にどう対処するべきなのか、という点について確認してみましょう。
ちなみに、一般道より譲る意識が低くなる高速道路ですが、譲らない場合には緊急車等妨害違反に該当。違反点数も反則金もありますので、その点も詳しく確認してみましょう。
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片側2車線以上の場合は無理な減速・停止は必要ない
高速道路は片側1車線の場合もあれば2車線以上の場合もあります。
まずは、2車線以上の場合のルールについて、
緊急車両がサイレンを鳴らして緊急走行している場合は、右側通行の優先権が認められます。
そして、緊急車両がきている事に気が付いた場合には、この優先権がスムーズに行使できるようにするため、追い越し車線を走行している場合は走行車線に戻る必要があります。
ただし、ここでポイントとなるのは、一般道とは異なり、無理な減速や停止をする必要はありません。
あくまでも緊急車両が優先して通れる環境を作る必要があるというだけです。緊急車両の速度は一般車両と同じく100km/l。
渋滞中の対処法
こちらは、片側1車線、あるいは2車線以上でも同じルールとなります。
高速道路の一般的な路肩の幅は2.5m(都市高速は1.25m)。これだけ路肩が広い環境ならほとんどの車両が路肩に収まります。
そのため、路肩に寄せて緊急車両を優先して通れる環境を作るのが一般的となります
ただし、緊急車両が路肩を通行する場合もありますので、サイレンの音が聞こえた場合には後方を確認して臨機応変に対処する事も重要です。
また、他の車輌の動きにも要注意です。
1台がいづれかの方向に譲った場合は全ての車両がそれに合わせた動きをする場合が多いので、周りの車両との協調性が重要になってきます。
片側1車線の場合
片側1車線の場合は、路肩に寄せて緊急車両を優先して走らせる必要があります。
2車線以上の場合はそこまで減速する必要がありませんが、1車線の場合には路肩を走行する必要があるため減速しなくてはなりません。
ここで、「緊急車両も時速100kmなら譲らずに100kmのまま走行してもいいのでは?」という疑問が浮かぶかもしれませんが、
これは一般道においても言える事ですが、制限速度に関係なく緊急車両がきた場合には道を譲るように道路交通法によって決められています。
該当するのは『緊急車等妨害違反』で、
- 交通違反点数1点
- 反則金6,000円
これらの罰則があります。
片側1車線の場合で100kmの走行をするのがこの行為に該当するかは微妙なところではありますが、ルール上は譲らなくてはなりません。
1車線の終わりが近い場合は2車線になってから譲るという事も
1車線の場合、路肩に寄せて緊急車両に道を譲る必要がありますが、あくまでも安全に譲れる場合のみで工事中の場合など安全な状況を確保できない場合にはその限りではありません。
また、1車線より2車線で緊急車両を先にいかせた方が確実性が高いので、1車線を走っている場合でも、残り100mほどで2車線になる場面などでは2車線になってから道を譲るという方法も有効です。
あくまでも1車線の区間が終わる間際の場合などに限りますが、臨機応変な対応をしましょう。
サイレンに早めに気が付ける環境が大切
緊急車両がきた場合、サイレンもしくは赤色灯で事前に気がつくのが理想ですが、直前になり緊急車両がきている事に気がつく事もあるかと思います。
おそらく、話に盛り上がっている場合や音楽を大音量で聴いている場合などに起こりがちかと思いますが、高速道路などスピードを出した環境では、直前に緊急車両に気がつくと慌ててしまいがちで危険です。
話に盛り上がっている場合などある程度仕方のない時もありますが、音楽を大音量で聴くなどはやめておいた方がいいでしょう。
あなた自身の安全にも繋がりますし、周りの安全、緊急車両で運ばれている人の命にも関わってくるかもしれません。
慌てずに対応を
一般道では日常ですが、高速道路で緊急車両に遭遇する機会はそこまでないかもしれません。
それだけにどう対処していいのか慌ててしまいがちですが、基本的に、緊急車両を先にいかせるというのは一般道と変わりありません。
そして、極端な減速や停止は必要としませんので、安全を確保しつつ緊急車両の妨げにならないように走行するようにして下さい。そこまで難しく考える必要はありません。
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