2018新型ワゴンRの魅力!燃費や価格、変更点と人気グレードは?
2018/09/03
2017年にワゴンRがフルモデルチェンジを迎えました。
ワゴンRといえばスズキの主力の1台。初代ワゴンRの登場以来、常に軽トールワゴンの先陣をきってきた存在です。
もちろん、今回のフルモデルチェンジもスズキの総力をあげて作り上げてきたわけですが、具体的にどういった点が変わったのか確認していきましょう。
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3つの顔
ほとんどの車種はノーマルモデルとカスタムモデルの2種類によって構成されていますが、今回のワゴンRの特徴の1つとして、3種類の『顔』が用意されているという点があります。
引用:http://www.suzuki.co.jp/
まず、一番基本の形となるのが、FAとFXに採用されているシンプルな形状。
どことなく、初代ワゴンRを彷彿とさせるでしょうか?個人的には、ワゴンRらしくて魅力的な形です。
続いては、ノーマルモデルの最上位グレードFZ。同じノーマルなんですけど、全く異なった印象となります。
オラオラ系のフェイスがノーマルというよりカスタムのようにも感じますが、カスタムより安く購入可能なので購入者の選択肢としては魅力的かもしれませんね。
そして、こちらが、カスタムモデルのスティングレー。
こうしてみると、FZと比べてどちらがカスタムっぽいか微妙なラインですね。あとは、好みの違いでしょうか。どちらも魅力的なデザインなのは間違いありません。
燃費や価格
価格 | 燃費 | |
FA | 1,078,920〜 | 26.8km/l |
FX | 1,177,200〜 | 33.4km/l |
FZ | 1,350,000〜 | 33.4km/l |
L | 1,293,840〜 | 26.8km/l |
X | 1,488,240〜 | 33.4km/l |
T | 1,658,880〜 | 28.4km/l |
※L・X・Tはカスタムモデルのスティングレー
※燃費や価格はスタンダードモデル(二駆・cvt)
※Tは唯一のターボモデル
FAとLはハイブリットシステムが搭載されていないため、燃費はやや落ちますが、その分価格が最も安くなります。
スティングレーにもハイブリット無しを設定したのは、選択肢の幅が広がって嬉しい点でしょうか。
人気グレードは?
ディーラー5ヶ所に確認しましたが、人気グレードは、
- FX
- FZ
- X
の順番になっているようです。
ノーマルモデルと、カスタムモデルの比率としては、従来のモデルに比べると、ノーマルの比率が高まっているようです。
やはり、理由は、3つのフェイスを用意した事によって、FZがカスタムの変わりとして売れているという点があるようです。
メーカーとしては、利益が落ちてしまうように感じるのですが、FZをカスタムモデルに近い形にした以上、この傾向は覚悟の上でしょう。
ユーザーの選択肢を与えてくれる決断に感謝したいところです。
アイドリングストップが劇的に変わった!
実は、従来のワゴンRも燃費が33km/lと、十分に低燃費でした。
今回のモデルチェンジでは、35km/lを超えるのでは?といった噂も耳にしましたが蓋を開けてみれば、33.4km/lと従来とそこまで変わらず。
本当に、ギリギリのラインで燃費競争が行われているのでしょう。
しかし、燃費が僅かにでも上がった要因としてアイドリングストップに関する変更があったのですが、その点がユーザーにとってかなり魅力的かもしれません。
それは、クリープ現象が電気で走るという事。
※クリープ現象・・アクセルを踏まなくても僅かに進んでいく機能。オートマ限定。
従来の車は、アイドリングストップ中に僅かにブレーキから足を離すとエンジンスタート…、便利な機能ですが時にはこれが煩わしく感じてしまう事も…。
その点、新型のワゴンRは、ブレーキから足を離した地点ではクリープ現象による走行なのでエンジンはかかりません。
基本的に、アクセルを踏み始めた時にエンジンが始動するのです。つまり、自分のタイミングでエンジンがかかるので、無駄が生じることがありません。
この改善は、これまでのアイドリングストップで不満に思っていた大部分を解決してくれるように感じます。
さらに、試乗をしてきましたが、エンジン始動音がとにかく静かです。「あれ?今エンジン始動したんですよね?」ディーラーの営業マンに思わず尋ねてしまったほどです。
※HYBRIDモデル限定
収納が充実
細かな部分に感じるかもしれませんが、収納面でも従来より劇的に改善しました。
まず、注目したいのが、インパネ。
従来のワゴンRは、いい意味でシンプルでしたが少し無難な印象。
ですが、今回のモデルは、エアコンパネルをスタイリッシュにまとめ、オーディオスペースをシックに、そして、助手席前にN−BOXを彷彿とさせるような収納スペースを確保しています。
なにげにテーブルのようになっていると便利なんですよね。
傘ホルダーも嬉しい機能。私は、荷台に積んでいるので積んでいることすら忘れてしまう事も…。
安全性能の向上
あとは、当然の事ながら、自動ブレーキなどの安全性能に関しても向上しています。
自動ブレーキが、5〜100km/hで作動(対人は5〜60km/h)。
軽自動車にもディアルセンサーブレーキが搭載される時代になってきました。セーフティパッケージを付けると+10万円ほどかかりますが、安全を10万円で買えるのなら安いものでしょう。
※FAのみ搭載不可
十分な走行性能
先代モデルと大きな違いは感じなかったのですが、先代モデルも走りに関しては十分な完成度を誇っていたので日常使いにはターボ無しでも十分でしょう。
ハイブリッドによるアシストでスムーズな加速。ハンドリングも違和感を感じませんでした。
ただ、ハイブリッドの充電が働く回生ブレーキなのでその点だけやや違和感を感じましたが、それも慣れてしまえば問題ないでしょう。
やや硬い印象なので、細かな段差も拾ってしまいますが、まぁ、軽自動車なのでこの点も仕方のない事です。
・・・
以上の点が、新型ワゴンRの変更点や魅力となります。
率直な意見としては『買っても損をしない仕上がり』だと思います。今後、N−WGNやムーブが追随してくるかと思いますが、現段階では、ワゴンRが頭一つ抜けている存在のように感じます。
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