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アルトワークスが復活!歴代モデルや馬力、燃費、評判について

『軽自動車』と言われて頭の中に思い浮かべるのは、多くの場合、N-BOXなどのハイトールワゴンやムーヴなどのトールワゴンかと思います。

実際、街で見かける多くの車がそういったタイプの軽自動車となっていますね。

しかし、販売台数を確認すると、ミラやアルトなど昔ながらのハッチバックタイプの車が年間10万台前後売れており売上げトップ10に食い込んでいます。今でも根強い人気を誇っているという事です。

トールタイプのメリットはなんといっても室内空間の広さ。しかし、誰もがその室内空間を求めているわけではありません。

主に一人でしか乗らないし、荷物も積まない。そういった人にはハッチバックタイプで十分役目を果たせるでしょう。

また、軽自動車に走りを求める場合は、軽量で空気抵抗の少ないハッチバックタイプが圧倒的に有利。スポーティさを求めてハッチバックタイプの軽自動車を買う人も少なくありません。

そして、その中でも圧倒的に支持を受けているのが『アルトワークス』。2000年に製造が終了しましたが、根強い人気とファンの声もあり15年ぶりの復活を果たしています。

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アルトワークスの歴史

初代モデル

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画像引用:https://gazoo.com/car/pickup/Pages/daily_160130.aspx

初代アルトワークスは、1987年2月に発売。当時の軽の規格は550ccまでと現在より110cc少ない排気量規定でしたが、3気筒4バルブDOHCインタークーラーターボエンジンは64馬力という圧倒的なパワーを記録しました。

当時の軽の最高記録で、現在でも最高出力自主規制の値となっています。つまり、現在においても最高値という事。

全日本ラリー選手権での活躍もあり憧れの車として浸透していきます。

2代目

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1988年〜1994年まで製造された2代目アルトワークス。

1990年の規格変更により、550ccから660ccに排気量がアップしています。現在でも走っているのを見かけるモデルなので馴染みのある形状ですね。

3代目

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1994年〜1998年まで製造。この世代は、

  • オールアルミ製DOHC12バルブターボの「RS/Z」系
  • SOHC6バルブターボの「ie/s」系

の2つに大きく分類されます。この丸目の形状が他の軽とは違う存在感を放っていましたね。

4代目

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1998年〜2000年まで製造。4代目では軽の規格変更に伴いこれまでのモデルより一回り大きなボディとなっています。

残念ながらこれまでのモデルほどの人気は得られず、この形状を『アルトワークス』として認識していない人が多いのも現状でしょう。製造期間も短く生産台数は多くありません。

そして、2000年のマイナーチェンジのタイミングで製造が中止となってしまいます。

 

15年ぶりに復活!新型アルトワークス

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画像引用:スズキ

復活したアルトワークスは、現行モデルのアルトをベースとし、最新技術が随所に使われています。

新設計の吸排気システムやエキゾーストマニホールド一体型シリンダーヘッドの採用により軽量化を実現したR06A型ツインカムターボエンジンをベースに、WORKS専用チューニングを施した。よりスポーティーなエンジン制御プログラムを採用し、ターボラグを抑えることで加速時のレスポンスを向上。また燃焼室温度を下げることで、燃料充填効率を向上させながらノッキングも回避し、力強いトルクと熱効率向上を実現している。スズキ

走りの面では、圧倒的なパワーのエンジンと、軽量化されたボディにより他の追随を許さないスポーティな走りを実現しています。

製造していなかった15年間の間に飛躍的に技術が向上し、先代のワークスに乗り心地や静音性、燃費向上といった部分も加わっています。

最高出力(ネット):47kW<64PS>/6,000rpm

最大トルク(ネット):100N・m<10.2kg・m>/3,000rpm

ターボラグを低減させレスポンスのよい加速を実現するためのチューニングを施しました。エネルギーロスを抑えてスムーズに過給に変換するコンプレッサー翼形状を採用。また、排気経路の面積を最適化してタービン室内のガス流速を高めることで低速から力強いトルクの発生を可能にしています。

ワークスの魅力はなんといっても、低速からのスムーズな加速。排気量の大きい様々なスポーツカーがありますが、低速でのレスポンスの良さはワークスのような軽スポーツカーにはかないません。

見た目に関しては、現行のアルトをややスポーティにした印象ですが大きくは違いません。

しかし、現行のアルトは近年の丸みのあるハッチバックとは異なり、カクカクとしたレトロな雰囲気を持ちあわせていますので、どことなく昔のワークスの雰囲気を漂わせているようにも感じられますね。こういった面もファンから概ね好意的に受け入れられているようです。

仮に、ミラのような丸みを帯びた形状であれば批判の声も大きく話題とはならなかったかもしれません。

燃費

2WD 4WD
5MT 23km/l 22km/l
5AGS 23.6km/l 22.6km/l

そもそも燃費を求めて買う人は少ないのかもしれませんが、それでも燃費が良い事に越したことはありません。

通常モデルのアルトが37km/lであるという事を考えると、やはり燃費は落ちますね。

しかし、23km/lという数字もけして悪くない数値。エンジンのスペックなどを考えるとかなりの低燃費という事が言えます。5AGSではアイドリングストップが搭載されるなど先進技術も使われています。

実燃費は、7割程に落ちるのが平均的とされるので、15km/l前後が実際の燃費となりそうです。もちろん、山道を攻めるなど走り方によっては極端に落ちる事もあります。

価格

アルトワークスの価格は5MTと5AGSで同じ価格。

2WD・・・1,509,840円

4WD・・・1,627,840円

となっています。

通常のアルトが、847,800円〜。同じくスポーツモデルのターボrsが、1,293,840円〜。これらの価格と比べるとかなり高い印象を受けます。

ただ、ワークスのニーズは強いので中古車市場でも高値で取引されています。車を手放すときも比較的高い価格で売れるでしょう。

デメリットは?

走りに特化した車なのでデメリットも少なくありません。

先ほどの燃費もそうですね。エンジンにパワーがある分、燃費が落ちています。「走るのが好き」といったニーズがない限り、日常使いに向いている車とは言えません。

そして、室内空間も狭い作りとなっています。

特に後ろ座席は天井も低く圧迫感を感じます。仮に、大人二人が後ろ座席に長時間乗るのであれば窮屈な空間にストレスを感じる事もあるでしょう。

荷台も狭いので大きな荷物も積めません。車中泊といった事にも向いている車ではないのでアウトドアにも使い勝手が悪いでしょう。

シートアレンジも最小限です。

そもそも、走りに特化するほど室内空間は狭くなりますので、求める事のできない部分でもありますね。

なにより走りが大切!!という人にはオススメですが、そうでない場合はけして使いやすい車とはならないでしょう。

値引きは難しい?

ワークスは、通常のアルトと異なり、大量に生産して薄利多売で利益を上げるという方針で売りだされてはいません。

そのため、極端に値引きをするといった事もほとんどないのです。大きく値引きされても、7〜10万円ほど。10万円に達していれば上出来といった印象です。

もともとの価格設定が高いものの、『好きな人は高くても買う』という一定のニーズはあるので値下げする必要もないのです。

それに、競合するライバル車種も存在しませんので価格競争する必要もありません。そのため、相見積を取るという考え方より、粘り強くディーラーと話し合うのが最も値引きされる近道になるでしょう。

⇒実は5人乗りOK!?意外に知られていない軽自動車の乗車人数

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