故障・修理

車から異音!故障する前に原因を確認。ケースごとの判別方法

車に乗っていると様々な異音を耳にする事があります。

最初は「なんの音だろう…」と、心配になりますが、次第に「特に問題なく走れているから大丈夫だろう」と、そのまま使い続けてしまう事も少なくありません。

しかし、異音は車が発しているSOSのサインです。

早めに対処をしなくては、何十万円といった高額な修理代金がかかってしまう事も少なくありません。

まずは、どの部品から発している音なのか確認をしましょう。

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音から分かる故障箇所

ハンドルを切った際に聞こえる音

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ハンドルを切った際に聞こえる音は大きく分けて2種類。

『キュルキュル』といった音と『ゴリゴリ』といった音が考えられます。

【キュルキュル音】

まずは、『キュルキュル』という音に関してですが、こういった音が聞こえる場合はほとんどのケースで『ベルト』が疑われます。

樹脂製のベルトが劣化により緩み空回りする事によって発生するのです。

そして、ハンドルを回した際に聞こえるキュルキュル音は『パワステベルト』が疑われます。パワステとは、ハンドルを軽い力でも操作できるように補助する機能でハンドルを回した際にベルトが作動し力を伝えます。

このベルトが切れるとハンドルが重くなり操作不能に陥る可能性もあるでしょう。

その為、早めの交換を心がけなくてはなりません。

【ゴリゴリ音】

この音はFF車に考えられる現象で、ドライブシャフトブーツが破損する事によって生じます。

タイヤにエンジンの回転を伝えるジョイントの役割を果たす部品で、ハンドルを切る度に引っ張る力が加わり劣化していきます。

ただ、劣化が極度に進んでもゴリゴリ音が生じる事は稀なケースとなるので、多くの場合、破損していると考えられます。

破損したままでは車検にも通りませんので早急に修理しなくてはなりません。

費用は、18,000円程が相場となります。

エンジンルームから聞こえる異音

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エンジンルームから聞こえる異音は大きく分けると『キュルキュル』と『ドッドッドッ』と『カチャカチャ』の3種類。

【キュルキュル音】

こちらに関しては先程と同じくベルト系統が疑われます。

具体的には、エアコン系統やファンベルトなど。

タイミングベルトに関してはキュルキュルと滑る作りにはなっていないので疑う必要はありません。

キュルキュルという音が発生しているという事は、劣化が進んでおり、切れる前兆です。必ず交換作業を行いましょう。

車からキュルキュルと異音!エンジンをかけた時やハンドル。原因は?

【ドッドッドッ音】

こちらの音は、プラグの不具合が考えられます。

エンジンは、ガソリンが発火する力によって動きます。この際に点火の役目を果たすのがプラグです。どの車でも複数のプラグが使われていますが、不具合が生じると異音の発生や車体の振動、エンジンの回転が不安定といった現象に繋がります。

突然停まってしまうなどのリスクがあるので早急に修理しなくてはなりません。

プラグのみの交換で済む場合は、工賃含め5,000円程です。

【カチャカチャ音】

カチャカチャ音が聞こえる場合は『オイル交換不足』が疑われます。

エンジンルームから聞こえる異音の原因で最も多いのがオイル交換不足です。ディーラーや整備工場に行って状況を確認してもらいましょう。

タイヤから聞こえる異音

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あまり大きくない音でしたら、

  • 摩耗による騒音
  • タイヤ内部の反響音やタイヤのパターンノイズ

などが考えられます。

気にし過ぎると問題のない音でも気になってしまいますが、車を変えた場合や、タイヤを変えた場合は、反響音の違和感で異音に感じ取ってしまう場合があります。

【ゴーという大きな音】

タイヤに原因がない場合は、タイヤに装着されているベアリングに問題が発生している可能性が考えられます。

長年使い込むと、摩耗や錆びによって円滑な回転ができなくなり異音に繋がってしまうのです。

マフラーから聞こえる異音

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マフラーから異音が発生する事も少なくありません。

【冬場の異音】

エンジンを冷間始動させると、早くエンジンが温まるように、夏場以上にエンジンの回転が高くなるように制御されています。

また、冬場はマフラーも凍るように冷えた状態となっているので普段とは異なった共鳴音になる事も少なくありません。

エンジンが温まると異音がしなくなる場合はこういった事が原因として考えられます。

【カンカン音】

マフラーは金属製なので周りの部品と干渉すると『カンカン』という音がなり響きます。

原因の一つとして『遮熱板』が考えられます。

マフラーは、高熱となるうえ車体下に設置されているので草などが発火してしまう恐れがあります。

そういったリスクを減らすために設置されるのが遮熱板です。

しかし、遮熱板は最も下にあるという環境から何かにぶつかり変形してしまうという事も少なくありません。

その結果、マフラーと干渉してしまうリスクがあるのです。

車に詳しくないと確認ができないのでお店で状況を確認してもらいましょう。

最後に

ある程度走ると、様々な部品が消耗してしまうので異音が聞こえる事自体は仕方がありません。

しかし、異音が聞こえた時の対処の仕方次第で今後の車の寿命にも大きな影響を与えてしまいます。

また、「もう少し早く修理していれば、この部品の交換だけで済んだのに…」

といった事も少なくありません。

違和感を感じとったら迷わずにディーラーや整備工場などで点検をしてもらいましょう。

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