路上駐車を避けるために対向車線にはみ出し事故!過失割合は
2018/09/15
車を運転していると1日1回は見かける迷惑な路上駐車。
それを避けて通るには、対向車線にはみ出すか、二車線の場合は隣の車線にはみ出す必要がありますが、
もし、このようなスチュエーションで事故を起こしてしまった場合、過失割合はどういった形になるのでしょうか?
今回は、自動車保険会社の意見を参考に紹介します。
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対向車線にはみ出した場合の過失割合
路上駐車している車を避けるために対向車線にはみ出し走行。
その場合で、対向車線を走ってきた車と事故をおこすと、過失割合は、80〜100%対向車線にはみ出した側の過失となります。
残りの過失が0〜20%ありますが、これは、路上駐車をしている車の過失ではなく、対向車の過失。
たとえ、路上駐車を避けるためでも、扱いとしては、逆走や車線をはみ出し運転したという扱いになり、十分な確認を怠りそういった行為をしたものとして過失割合の状況はかなり厳しいものとなります。
ちなみに、完全に対向車側の車線まででていた場合は、過失が100になる事が多くなり、部分的にはみ出した場合には80ほどになる可能性があるとのことです。
対向車側にも責任が生じる可能性がある理由は、前方注意に該当するからで、しっかり確認をしていれば危険を回避できた可能性があると扱われるようです。
また、『路上駐車の車を避けた際に十分な余裕があったはずなのに、対向車が容赦なく減速をせずに走ってきた』
こういった場面に出くわす事もあるかと思いますが、このように対向車が無理な運転をしてきて事故が起きたとしても、あくまでも、反対車線にはみ出し走行しているのは路上駐車を避けている側となるため、過失割合では80〜100で変わりません。
対向車が極端にスピードを出していた場合などは別ですが、どの程度のスピードを出していたのかは証明できませんし、争ってもかなり厳しい立場となるでしょう。
結局のところ、十分な確認を怠り対向車線にはみ出したという扱いをされるのです。
路上駐車をしていた車の責任は?
悪質極まりない路上駐車(もちろん、違反でないケースもありますが迷惑!)。
カーブの手前や交差点の直前などあり得ない場面で駐車している車も多々見かけます。
そういった車が原因で起こした事故なら責任もできるだけ路上駐車の車にもってもらいたいところですね。
しかし、残念ながら、路上駐車をしている人に責任を取らせるのは難しいのが現状。
仮に、路上駐車が違反に該当する場所だったとしても、事故自体は前方不注意など、運転手の責任は逃れられませんので、基本的に、路上駐車の運転手の過失にするのは難しくなります。
しかし、状況が厳しい中でも、夜間の路上駐車や天候が悪く、前方をしっかり確認していても、事故が起こり得る環境だった場合などは、例外的に路上駐車をしている側の責任を問う事も可能な場合があります。
もちろん、あくまでも、前方不注意で事故を起こした人が最も悪い扱いですが、それでも、少しでも責任をとってもらえれば気持ちも晴れますね。
これは、共同不法行為者として、責任の一部を負担してもらう方法です。
ただ、路上駐車をしている人が正直に事故現場に立ち会うとも限りませんし、警察がきた時には移動している可能性もあります。
そういった事があってもいいように、事故を起こした場合は、路上駐車をしていた車を含めて現場の写真を撮影しておく事が重要です。車のナンバー等明確に分かるように撮影して下さい。
また、警察に交通事故証明書を作成してもらう時にも、路上駐車をしている車を含めて記録してもらいましょう。
ただし、どれだけ主張をしても路上駐車の責任を問えない時は問えません。
悔しい部分もありますが、前方不注意を受け入れるしかないのが現状です。
路上駐車の車にブツけた場合は
過去には、路上駐車をしていた車に衝突して、過失割合が路上駐車側の方が悪くなったケースもありますが、多くの場合では、後ろから衝突した側の方が分が悪くなります。
こちらも理由は、運転する場合には、前方を注視して安全を確保する必要があるからです。
こういった点も考慮に入れて、それでも、路上駐車をしている車に悪質性がある場合は、路上駐車側の責任も重くなる場合があると考えるのが妥当でしょう。
路上駐車側の責任が問われる可能性があるケースは、
- 雨天
- 霧
- 夜間に車幅灯やハザードなし
- 狭い道路
など。
ちなみに、駐停車違反をしている車にブツけた場合には、路上駐車側の責任も問えますが、それでも、衝突した側が圧倒的に不利な立場となります。
路上駐車には細心の注意を
一見、路上駐車をしている側が悪いようにも感じますが、現状として、ブツけた側の責任の方が重くなります。
冷静に考えてみると、路上駐車側の方が悪い扱いにするとわざとブツける輩も出てきそうですからね…。
路上駐車を見かけてもイライラせず冷静に安全を確保しながら走行しましょう。
路上駐車が原因で事故を起こしても百害あって一利なしです。
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